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税理士の役割・仕事内容・公認会計士との違いについて

税理士の転職お役立ち情報

税理士の役割のイメージ

税理士といえばかなり勉強しなければ、試験に受からないというイメージを持っている方が多いでしょう。

どんな仕事をしているのか、よくわからないと思っている方もいるかもしれません。

そこで今回は、税理士の役割、仕事内容、公認会計士との違いについてご紹介致します。

税理士に興味はあるけど、どんな仕事なのかちゃんとわかっていないという方。

どんな時に税理士に相談すべきで、どんな時に公認会計士に相談するべきかを知りたい時にも、ぜひ参考にしてください。

税理士の役割とは

税理士の仕事内容は非常に専門的で多いです。
その分、社会的に必要性が非常に高い仕事でもあります。
主な税理士の役割2つをご紹介していきましょう。

  • 税に関する生活のパートナー
  • 申告納税制度の手助け

 

それぞれ解説していきます。

税に関する生活のパートナー

税理士の役割1つ目は、生活のパートナーです。

よく医師・弁護士・税理士は、一人信頼できる人を見つけておけといわれています。

そういわれているように税理士は、生活していく上で必要なパートナーです。

 

特に自分で確定申告を行っている自営業の方やフリーランス、副業でお仕事をされている方は、税金について相談する機会が多いでしょう。

税理士の役割は申告制度の手助けだけでなく、生活のパートナーとしての役割もどんどん大きくなっています。

申告納税制度の手助け

税理士の役割2つ目は、申告納税制度の手助けです。

申告納税制度の手助けは、税理士の役割の中で最も重要な役割だとされています。

確定申告は、翌年の3月15日までが締め切りです。

そして2月16日から3月15日までは、税務署にて確定申告相談会が始まります。

この申告納税制度の手助けのために毎年2~3月は、税理士が最も忙しくなる時期です。

税理士と公認会計士の役割の違い

弁護士であれば、どんな時に相談するべきかわかっている方が多いでしょう。

しかし、税理士と公認会計士のどちらに相談すればいいのかわからない方が非常に多いです。

それぞれの役割についてご紹介しましょう。

どちらに相談すればいいのか困っている方にとっても参考になるはずですよ。

税理士の役割

税理士は、お金と税金の専門家です。

確定申告の際に必要な書類の作成や節税のアドバイスなどが主な仕事です。

 

顧客対象は、個人事業主と法人両方共になっています。

自営業者の方や複数の仕事をされている方が、毎年行っている確定申告を代行できるのが税理士です。

またお金の専門家なので、銀行からの融資の相談にも対応できます。

公認会計士の役割

公認会計士は、会計の専門家です。

主な仕事は、大手企業の決算書に不正があるかチェックすることです。

チェックするのは、契約書や請求書の取引がきちんと行われていたのかや、不正に自社にとって有利になる会計処理を行っていないかなどになります。

これは監査といい、会社に資料請求をしたり、取引先に確認することで不正がないかを確認することができます。

 

また公認会計士が監査を行っていることで、投資家が投資をする企業を決めやすくなるのです。

会社にとって投資家は会社を運営していく上で、なくてはならない存在です。

だからこそ、公認会計士の監査が入ることで、投資家は安心してどの企業に投資をするかジャッジすることができます。

投資家が安心して投資をできることで、会社には資金が集まるのです。

 

このように公認会計士が会社の不正を確かめることで、会社にも投資家にとっても利益になる作業なのです。

 

まとめると税理士と公認会計士の大きな違いは、対象となる顧客が異なります。

税理士は個人事業主と中小企業で、公認会計士は大手企業が顧客です。

そして税理士は申告書の作成代行や節税のアドバイスを行い、公認会計士は大手企業の不正チェックを行っています。

似たような仕事だと思われることが多いですが、実際には全く異なる仕事内容です。

税理士の役割は広くて仕事が多い?

税理士の仕事内容は、多岐にわたります。
今回は、主な仕事である独占業務3つについてご紹介していきます。

 

  • 税務代理
  • 税務書類の作成
  • 税務相談

 

1つ1つ解説していきます。

税務代理

税理士の主な仕事内容1つ目は、税務代理です。

納税者の代わりに確定申告や青色申告の承認申請など、納税に関する対応を行う業務になります。

さらに税務調査の立ち合いや税務署の更正・決定に不服がある際の申し立ても行います。

 

納税者にとっては、税務関係に関する手続きを代わってもらえることで、ミスのない申告ができるので安心です。

税務書類の作成

税理士の主な仕事内容2つ目は、税務書類の作成です。

確定申告や青色申告の申請には、多くの書類を提出しなければなりません。

その書類を代わりに作成してもらえるので、納税者の負担は格段に減るでしょう。

 

ミスなく書類を作成してもらえること以外にも、税務書類を作成してもらえるメリットがあります。

それは書類の作成や申告することを億劫に感じて申告をしなかったり、忘れたりするのを防げることです。

税務相談

税理士の主な仕事内容3つ目は、税務相談です。

 

税務に関する相談の中で、正式な回答をしていいのは税理士だけです。

初めて確定申告をする方や節税の相談をしたい方は、何をどうしたらいいのか右も左もわからない状態の方も多いでしょう。

その中で正しい回答をしてくれる税理士の存在は、大きな安心になります。

 

これら3つの主な仕事だけでなく、コンサルティング・アドバイザリー業務や行政・司法の支援なども行っています。

税理士といえば、独占業務だけしか仕事がないと思われていることが多いですが、実際には非常に幅広い範囲の仕事をしているのです。

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税理士の役割からやりがいは感じやすい?

税理士は、やりがいを感じやすい仕事だといえます。

それは、仕事に対しての反応が直接返ってきやすいからです。

1つの例として、税務相談をされた場合で説明します。

 

税金のことに関しては税理士と全く関係のない仕事についている方にとっては、何から手をつければいいのかわからないでしょう。

そんな中で順を追って説明したり、どうすれば節税できるのかをわかりやすくアドバイスするのが税理士の役割です。

人から感謝されることも多いので、やりがいを感じやすいと思います。

 


税理士の仕事は、地味に見えてしまうことも多いです。

仕事内容を知っていてもパソコンの前に座って書類作りをして、納税者にアドバイスをするという2つしかないように思われてしまうこともあります。

しかし実際は仕事範囲が広く、納税者の方から直接感謝の言葉をもらえて、自分の仕事ぶりが誰かのためになったのだと実感しやすい職業です。

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まとめ

今回は税理士の役割や仕事内容、公認会計士との違いについてご紹介致しました。

少しでも、税理士の仕事内容について理解して頂けていたら幸いです。

これまで税理士はあまりやりがいを感じられない仕事だと思っていた方も、少しだけ印象が変わったのではないでしょうか。

 

個人事業主も法人も顧客である税理士は、12月から翌年の5月までは何かと忙しい時期が続きます。

大変なことも多いですが、大いにやりがいを感じられる仕事だといえます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Profile レックスアドバイザーズ

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