日商簿記2級は、経営活動を記録し経営・財政状況を明確にする技能が問われる試験です。簿記2級を取ると、一般企業の経理事務職や会計事務所での税務関連業務などの経理職求人へ応募がしやすくなります。簿記2級の試験内容は、購買活動や販売活動のような企業外部との取引を記録・計算する内容である商業簿記と、企業内部での部門別や製品別の材料や人件費などを配分する経営管理の知識が問われる内容である工業簿記の2科目から成り立ちます。企業側からすると、簿記2級を持っている人は経理としての一定水準の実力があるという判断材料になります。そのため、経理職の求人に「簿記2級以上」「簿記2級程度の知識をお持ちの方」という条件を設けている企業は多くあります。