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ビジネス実務法務検定合格者数を公開!勉強方法も解説します

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ビジネス実務法務検定とは

「ビジネス実務法務検定って難しい?合格者数は?」
「ビジネス実務法務検定に合格するにはどうすればいい?」

 

本記事をお読みのあなたは、このような疑問を持っていないでしょうか?
この記事では、上記のような疑問について情報を提供しますので、ぜひ読んでみてください。

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ビジネス実務法務検定1級は最難関!合格者数も少ない

ビジネス実務法務検定1級は高難易度の資格試験です。
2級、3級は難易度は低めで合格率も高くなっていますが、1級になると合格率は一気に10%台まで下がります。
それに伴い合格者数も少なくなり、年間100人に満たないこともある程です。

1級は超難関!

ビジネス実務法務検定1級は超難関と言っても過言ではないほどの難易度となっています。
出題されるのは共通問題2問、選択問題2問で、試験時間はそれぞれ2時間。
回答方式は全て論述式です。

 

ビジネス実務法務検定1級の合格率が低い理由の一つとして、回答形式が論述式ということが挙げられるでしょう。
2級まではマークシート式ですが、1級から論述式に変わることによって、より深い理解が求められるようになります。
判例なしの六法全書は持ち込み可能となっているものの、論述式の試験によって難易度が高くなっているのは間違いありません。

2級合格者でも合格率は約10%程度

ビジネス実務法務検定1級を受験するには、ビジネス実務法務検定2級に合格する必要があります。
つまりビジネス実務法務検定1級を受験している全員が2級に合格しているわけですが、それでも1級の合格率は10%台です。
2級までの法知識があったとしても、しっかりと対策しないと1級に合格するのは難しくなっています。

ビジネス実務法務検定合格者数

ビジネス実務法務検定の2019年〜2021年の合格者数と合格率をまとめました。

ビジネス実務法務検定 <3級>
年度 実受験者数 合格者数 合格率
2019 21,061 15,817 75.1
2020 9,372 7,097 75.7
2021 14,279 12,601 88.2

ビジネス実務法務検定 <2級>
年度 実受験者数 合格者数 合格率
2019 12,552 5,140 40.9
2020 6,890 2,990 43.4
2021 8,282 5,403 65.2

ビジネス実務法務検定 <1級>
年度 実受験者数 合格者数 合格率
2019 453 78 17.2
2020 372 46 12.4
2021 458 97 21.2

参考:東京商工会議所検定サイト

 

2019年、2020年はほぼ同等の合格率でしたが、2021年は全体的に合格率が高くなりました。
合格率は一定ではなく、ある程度上下するため、2021年度から難易度が低くなったというわけではありません。

 

また2020年は新型コロナウイルスの影響で受験者数が大幅に減少しましたが、2021年は増加しています。

1級は毎回約100人程度合格する

1級の合格者数は毎年100人程度です。
2020年は社会情勢により受験者数が少なかった影響で合格者数も46名でしたが、2021年には97名が合格しました。

 

ビジネス実務法務検定1級は合格率が10%台になることが多い高難易度の資格試験。
さらに2級合格が受験資格になっていることもあり、受験者数自体が多くありません。

 

2021年度は合格率が20%を超えましたが、難関試験であることに変わりはなく、しっかりとした対策をしなければ、合格は難しいでしょう。

2級は受験者の約2割~4割が合格!約3000人の合格者

ビジネス実務法務検定2級の合格率は平均40%程度で推移しています。
合格率の低い年は10%台、高い年は60%台となっており、年度によってまちまちです。
特に2021年度は合格率が高くなりました。

 

合格者数の平均は約3,000人で、1級と比べてかなり多くなっています。
1級と比較して難易度は下がるものの、簡単な試験というわけではありません。
合格までに必要な勉強時間は約60時間と言われており、合格するにはしっかりと勉強時間を確保することが必要になるでしょう。

3級は受験者の約7~8割が合格

ビジネス実務法務検定3級の合格率は70~80%程度です。
内容は基礎的な法知識を問われることが多く、入門的な難易度となっています。
法律に関して学ぶのが初めてでも合格しやすく、合格者数も1万人以上と非常に多いです。

 

1級の受験資格は2級の合格ですが、3級の合格は2級の受験資格ではありません。
そのため3級を受験せず、2級を受験することも可能となっています。
ある程度の法知識がある人は、いきなり2級から受験するのもいいでしょう。

ビジネス実務法務検定の合格者になるために準備すること

ビジネス実務法務検定に合格するために準備しておきたいのは以下の2つです。

 

  • 勉強時間を確保する
  • 過去問で試験対策をする

 

働きながらビジネス実務法務検定の合格を目指す場合、最も難しいのが勉強時間の確保です。
3級であればそこまで多くの勉強時間は必要ありませんが、2級や1級に合格するにはまとまった勉強時間を確保しなければいけません。
テキストでの学習だけではなく、実際の試験ではどんな問題が出題されるのか、過去問題集で確認しておいたほうがいいでしょう。

100時間くらいは勉強できる時間を確保する

ビジネス実務法務検定に合格するには勉強時間を確保することが重要です。
特に難易度が高い1級に合格するまでには、およそ100時間の学習が必要になります。

 

勉強時間確保のコツとしては、まず隙間時間をいかに活用するかということです。
まとまった勉強時間を作るのは難しくても、1日のうちに10分、15分くらいの隙間時間はわりと多くあるはず。
この隙間時間を利用して勉強するのがおすすめです。
テキストを常に持ち歩きできない場合には、スマホで学習するようにしましょう。
短い隙間時間で新しい知識を頭に入れるのは難しいこともあるので、簡単な復習の時間に使い、知識を定着させるのがおすすめの学習方法です。

 

また効率的な時間の使い方として、オンラインスクールを利用する方法があります。
オンラインスクールはスクールに通うための移動時間を節約できたり、自分の都合の良い時間に講座を受講することもできることもメリットです。
独学よりも出費は多くなるものの、働きながらビジネス実務法務検定の学習を進めるのに最適な方法と言えるでしょう。

社会人の必須スキルなので過去問で対策する

過去問で試験対策しておくことも重要です。
テキストで学習して理解したことであっても、実際に試験の問題として出題されると、上手く解答できないこともあります。
過去問題集であれば、どのような形で問題が出題されているのか知ることができるので、必ず利用するようにしましょう。
テキストの内容を理解して覚えるとともに、問題を解くということにも慣れておくといいですよ。

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まとめ

ビジネス実務法務検定の合格者は、1級で約100人、2級で約3,000人です。
1級の難易度は非常に高く、合格率では10%台になる年が多くなります。

 

ビジネス実務法務検定は法務部に限らず、さまざまな職種に役立つ資格です。
ステップアップにも役立ちますし、転職時にも評価されます。
特に1級は難関資格となりますが、学習時間を確保し、合格を目指していきましょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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