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システム監査に資格は必要?転職の方法などを解説します!

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監査

システム監査に資格は必要なのでしょうか。

高度な情報化社会である現代では、システム監査が非常に重要な役割を果たします。

情報処理システムの信頼性を証明し、経営において適切に活用する。

そのためにはシステム監査が欠かせません。

 

システム監査は高い需要を持ちます。

興味のある業務がある場合、必要資格の有無については早めに確認しておくと安心でしょう。

 

本記事ではシステム監査に関する資格について解説します。

システム監査の業務に興味のある方はぜひご覧ください。

システム監査に資格は必要なのか

システム監査の業務をするにあたって資格は必要なのでしょうか。

資格の必要性について解説します。

 

システム監査とは

はじめにシステム監査の概要です。

システム監査とは情報処理システム全般に関する監査であり、信頼性の有無や経営への貢献など幅広く実施します。

 

現代の企業活動には、コンピューターなど情報通信機器の利用が欠かせません。

情報化社会の発達により、業務の効率化やスピードアップなどが実現できています。

しかし一方で情報漏えいをはじめ、通信技術の活用によって発生するトラブルも増えています。

 

システム監査は情報技術の適切な活用を実現するために大切なことです。

情報化社会と呼べる現代において、非常に注目を集めています。

 

資格が必須なわけではない

システム監査の実施には特定の資格が必須なわけではありません。

資格の有無に関係なく、誰でも実施できる業務です。

 

単純に「監査」という言葉を使う場合、会計監査を指すケースが多くみられます。

会計監査は公認会計士の独占業務であり、公認会計士資格を有する人しか実施できません。

監査という言葉は会計監査のイメージが強いため、監査という行為には資格が必要という思い込みをしがちです。

 

しかしシステム監査は特定の資格における独占業務ではないため、資格がなくても対応できます。

 

資格があると有利なことは事実

システム監査は独占業務にあたらず、必須の資格というものは存在しません。

とはいえシステム監査に関連する資格があると、業務をはじめさまざまな場面で有利なことは事実です。

 

資格は該当分野に関する知識やスキルが、一定以上のレベルにあると認められた場合に取得できます。

すなわち資格を持っていれば、一定以上のレベルにあると客観的に証明できるのです。

知識やスキルは外から把握し辛いものであるため、資格のようにわかりやすいものは非常に役立ちます。

 

資格があれば転職活動において自身をより効果的にアピールできます。

またクライアントからの信頼を得るうえでも資格が便利です。

 

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システム監査に関連する資格

システム監査に役立つ資格にはさまざまなものがあります。

今回は主な資格を3つ紹介します。

システム監査技術者

システム監査技術者とは、情報システムの監査に関する国家資格です。

システム監査そのものの問題だけでなく、経営者目線が必要な問題も出題されます。

 

システム監査技術者は難易度が高めの資格であり、合格率は10%台と考えられます。

受験資格はないため誰でも受験できますが、数ヶ月にわたって地道な勉強が必要です。

試験は

 

  • 【午前I】
  • 【午前II】
  • 【午後I】

 

の3つで100点満点中60点以上、さらに【午後II】の論述でA判定を取ると合格です。

 

システム監査の分野において知名度が高く、持っていることで信頼を得やすくなります。

日本で情報システムの監査を実施する人におすすめできる資格です。

 

公認システム監査人(CSA)

公認システム監査人(CSA)とは、特定非営利活動法人日本システム監査人協会(SAAJ)によって認定される資格です。

企業や公共団体など、さまざまな場面で対応できる情報システム監査の能力が求められます。

 

公認システム監査人の資格を得るには、前述したシステム監査技術者の資格もしくは認定演習の受講が必要です。

それに加え2年以上の実務経験が必須であり、最終テストで70点以上を取得すれば合格となります。

 

システム監査人としての高いスキルが問われます。

公認情報システム監査人(CISA)

公認情報システム監査人(CISA)とはISACA(情報システムコントロール協会)が認定する、情報システム監査の国際資格です。

ISACAは世界各地に200を超える支部を設置している組織です。

そのため公認情報システム監査人の資格は、国を問わずさまざまな場所で活かせます。

 

公認情報システム監査人の試験は通年実施されており、予約の枠が空いていれば好きな日に受験できます。

試験はコンピューターを使って実施しますが、試験後すぐに仮の結果が表示されるため、結果のスピーディーな把握が可能です。

 

800点中450点以上で合格、合格率は非公開ですが難易度はそれほど高くありません。

毎日コツコツと勉強すれば、独学でも十分合格できる可能性のある試験です。

 

システム監査の資格試験に合格するためには

システム監査の資格試験に合格するために押さえたいポイントを解説します。

試験に向けた適切な対策は、合格の可能性を上げるために大切です。

 

資格試験について情報収集をする

ひとくちに試験といっても、資格によって内容から出題形式までまったく異なります。

まずは資格試験についての情報収集が必要です。

 

資格試験を受ける前の段階で、最低限確認するべき内容を挙げます。

 

  • 試験のスケジュール(出願期間、試験日、合格発表の日など)
  • 出題形式(マークシート、記述など)
  • 合格基準
  • 合格率
  • 必要な勉強時間の目安

 

試験の概要について万が一認識が誤っていると、受験の際にトラブルが起き、せっかくの勉強が無駄になってしまう恐れがあります。

資格試験について情報収集をし、正しい内容を押さえましょう。

 

なるべくたくさん問題演習をする

試験勉強においてはインプットだけでなく、アウトプットも欠かせません。

なるべくたくさんの問題演習を実施する必要があります。

 

インプットでしっかり知識をつけてから問題演習をしたいという気持ちはごく自然です。

しかし知識を自分の中に落とし込むためには、問題演習に力を入れることをおすすめします。

 

特に予想問題や過去問題など、本番に近い内容なら出題形式への慣れにもつながります。

問題演習の経験を多く積めるよう、勉強の計画を立てられると効果的です。

 

苦手やミスを放置しない

試験で合格するためには、基準以上の点数を獲得する必要があります。

少しでも多くの点数を得られるよう、解けない問題を減らす、すなわち苦手やミスを放置しないことが大切です。

 

苦手な分野や間違えてしまった経験のある問題は、本番で解けない恐れが考えられます。

より多くの点数を取るためには、本番で解けない問題を減らす必要があります。

したがって苦手やミスに気づいたら、早いうちに潰すことが大切です。

 

勉強するうえで苦手と感じる内容が生まれるのは仕方がありません。

苦手ができてしまったと自分を責めてしまう必要はないですが、嫌だからと放置せず、しっかり対策しましょう。

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まとめ

システム監査とは情報システムに関する幅広い監査を指し、情報化社会において欠かせないものです。

監査の実施には資格は必要なく、だれでも対応できます。

とはいえ資格があると、転職活動やクライアントからの信頼獲得などで有利な可能性が高いです。

 

システム監査に関する資格はいくつかありますが、国家資格であるシステム監査技術者は合格率が低めです。

公認システム監査人(CSA)にはさまざまな場面で活躍できる、幅広いスキルが求められます。

国際資格である公認情報システム監査人(CISA)は、世界各地で活躍できる可能性のある資格です。

 

システム監査の資格試験に合格するには、まず試験についての情報収集が欠かせません。

インプットも大切ではありますが、問題演習をなるべく多くおこなうと安心です。

解けない問題を減らせるよう、苦手やミスは放置せず対策する必要があります。

 

システム監査の資格について、理解を深める助けになれれば幸いです。

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