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経理の転職:逆質問にはどう応える?好印象につながる逆質問の返し方を解説!
経理の転職に臨んだ際に、「何か質問はありますか?」と逆質問をされる場合があります。
どのような逆質問をするのか、その内容によって転職の成功率を大幅に上げることも可能です。
この記事では、逆質問にどのように応えるべきかについて詳しく解説していきます。
経理に転職する際の面接において逆質問で問われているのは何?
経理に転職する際の面接においては逆質問をされるケースがあります。
この逆質問を上手くできれば、採用担当者に高く評価される可能性がぐっと高まります。
そこでここでは、なぜ逆質問が求められるのか、その理由について説明していきます。
転職先の会社への関心度合い
経理への転職希望者に対して逆質問を求める理由は、転職先の会社への関心度合いをはかるためです。
本当にその会社で働きたいと希望している方であれば、会社のことについてできるだけ調べてから面接に臨んでいるはずです。それを推し量るために、採用担当者は逆質問を行います。
たとえば、会社の業務の詳細についての質問を転職希望者が投げかけた場合には、会社の業務について関心を持っているということが推し量れます。
自分のスキルや能力を向上しようとする意欲
これに加えて、逆質問から、自分のスキルや能力を向上しようとする意欲があるかを推し量れます。
たとえば、身につけておくべきスキルや能力などについての逆質問を転職希望者が投げかけた場合には、会社で働くうえで必要になるスキルや能力に関心があることが推し量れるでしょう。
自身のキャリアパスを考えていることもわかり、会社に貢献しようという意欲が理解できるわけです。
このように、経理に転職する際の面接において採用担当者が逆質問を行う理由は、転職先となる会社に対してどれだけ関心があり、そこで働くという具体的なイメージをどれくらい持っているのかを採用担当者が理解したいからなのです。
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転職の面接で好印象につながる逆質問の具体例
次に、転職の面接において好印象につながる逆質問について、具体例を交えながら説明していきます。
逆質問は、自分の考えをアピールする絶好のチャンスであることを認識して、以下のような質問をすることが大切です。
経理の具体的な仕事内容
逆質問をする場合は、転職先で行う具体的な「仕事内容」について踏み込んだ逆質問をするようにしましょう。
たとえば、次のような逆質問が想定されます。
- 経理業務で利用している会計ソフト(会計システム)はなんですか?
- 決算期(繁忙期)はいつになりますか?
- 社内の業務に会計数値はどのように活用されていますか?
- 採用後、決算を担当する可能性はありますか?
- 採用後、予算管理を担当する可能性はありますか?
- 採用後、税務管理を担当する可能性はありますか?
- 採用後、債権回収を担当する可能性はありますか?
このような逆質問をすることで、転職希望者がどのような業務に興味関心を持っているのかが理解できるようになります。
会計ソフト・会計システムについては、逆質問をしておくことで、自分が利用したことがあるものであれば、その経験を業務で活かせることをアピールできますし、逆に利用した経験がなくとも、面接後勉強したりすることで、フォローアップもできます。
他にも、決算期をあらかじめ聞いておけば、いつが忙しい時期かがわかるようになります。
経理と一口に言っても、実際に担当する業務は多様です。
そのため、逆質問で、具体的にどのような業務を担当する可能性があるのかを把握しておくと良いでしょう。
転職前に身に着けておいたほうが良いスキル
転職前に身に着けておいた方が良いスキルを聞くことは、逆質問の定番です。
たとえば、転職前に身に着けておいたほうが良いスキルとしては次のような逆質問が想定されます。
- 御社の業務で役立つ資格としてはどのような資格がありますか?
- 現在日商簿記1級を勉強中ですが、この資格を通じて身につけた知識は、御社の業務のなかで活かせるでしょうか?
- 御社では日商簿記試験の取得に対して補助制度などがありますか?
- 御社の経理部のなかに、公認会計士や税理士の資格を持っている、あるいは、現在勉強中である人はいますか?
このような逆質問をすることで、転職希望者がどの程度、業務に対して意欲を持っているのかが理解できるようになります。
具体的な資格名を逆質問の際に出すことで、採用担当者も具体的に回答しやすく、逆質問を通じて転職前に良いアドバイスを貰えるかも知れません。
入社後のキャリアパス
入社後のキャリアパスを逆質問しておくことで、転職先でのキャリアアップを真剣に考えていることをアピールできます。
入社後のキャリアパスの逆質問の具体的な質問内容としては次のような質問が想定されます。
- 経理で働いている人のなかで中途採用の方はいますか?
- 経理で働いている人のなかで中途採用の方はどのような仕事をしていますか?
- 御社における経理の役割として期待するものはなんですか?
- 将来的に決算業務に携わる機会はありますか?
このような逆質問をすることで、転職希望者が、どのようなキャリアパスを描いているのかが理解できるようになります。
転職希望者のキャリアパスを採用担当者が理解していれば、その後のキャリアパスについて一緒に考えてくれる可能性が高まります。
悪い印象を与える面接での逆質問のNG具体例
逆質問は、転職希望者のアピールとして利用できるものである一方、逆に、変な質問をしてしまうと、採用担当者からの評価を下げてしまうことになりかねません。
そのため、以下のような質問に関しては注意するようにしてください。
待遇や福利厚生だけを聞く
逆質問の際に、待遇や福利厚生だけを聞くことは、採用担当者からの印象を下げてしまう可能性があるので注意してください。
たとえば、次のような質問はNGです。
- 繁忙期でも休めますか?
- 有給休暇はどれくらいありますか?
- 賞与は何ヶ月分ですか?
- 残業代は出ますか?
このような内容は、一般常識に照らしてマナー違反となるので、常識的な人であれば採用担当者の方に質問することはありません。
そのため、この質問をするだけで、その人が非常識であることになってしまいます。
もちろん、待遇や福利厚生について質問することは大切です。
その場合は、昇進の際にはどのようなポイントが評価されるのかなど、間接的に待遇や福利厚生を問うような質問に、質問の焦点を変えてあげると良いでしょう。
調べればわかることを聞く
逆質問の機会を得られた際に、調べたらわかることを聞くことは最も採用担当者の印象を悪くする行為です。
会社のホームページなどで公開されている情報をみていないと考えられてしまうので、採用担当者からの評価は大きく下がってしまいます。
- 御社ではどのような商品・サービスが主力ですか?
- 従業員は何人くらいいますか?
- 主力事業はどのような事業になりますか?
- 売上規模はどれくらいですか?
こうした質問は、あらかじめ調べておけば分かる質問です。
これらに当てはまらなくとも、ホームページなどで調べればわかるようなことは会社によって異なりますから、採用面接前に必ずホームページをチェックしておくことが大切です。
まとめ
経理に転職を考えている場合は、逆質問ができるようにしっかりと準備しておきましょう。
逆質問をすることは、自分をアピールすることに繋がります。
逆に、何も逆質問ができないと自分をアピールし損ねてしまうので注意してください。
逆質問のなかでも、調べればわかることやお金のことについては、できるだけ触れない方が無難です。
評価を下げる可能性があります。経理への転職を考えている方は、上記のポイントを抑えてしっかりと対策を行ってください。
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