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経理の転職で求められるスキルとは?スキル不足の解決方法も紹介!
「転職したいけど、どうすれば良いのかな?」
「転職するのに必要なスキルって何?」
本記事をお読みのあなたは、このような悩みを持っているかと思います。
経理の転職は気をつけることがあるのか気になりますよね…
しかし、今回紹介する、経理の転職で求められるスキルについての記事を読めばあなたの悩みは解決されるはずです!
一般企業の経理・財務部門への転職を検討中の方向け
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経理の転職で求められる5つのスキル
経理の転職で求められるスキルは以下の5つです。
- 伝票入力
- 月次・年次決算
- 給料や社会保険の計算
- 監査や公認会計士とのやり取り
- 申告書作成
経理として転職をする場合、採用側の会社からは最低でも2〜3年程度の実務経験を求められます。
そのため上記の作業がある程度できると想定させることが多いです。
順に作業内容を解説していきます。
伝票入力
まずは最も初歩的な伝票入力のスキルです。
会社は決算書を作成するために、毎日のお金の流れや物品のやり取りを細かく管理します。そのときに伝票入力をしなければなりません。
伝票を作成すること自体は他の部署がおこなう会社もありますが、会計システムに打ち込んだり、流れは把握しておく必要があります。
伝票入力の知識として、簿記3級レベルは最低限持っておきましょう。
基本的な伝票ならどれでも入力できる程度のスキルや簿記2級レベルは持っておくと転職に役立ちますよ。
月次・年次決算
毎日の伝票入力がたまると月に一度と年に一度、決算を組むことになります。
これらは月次決算、年次決算と呼ばれるものです。
特に年次決算については経理のスキル全般が求められます。そのため年次決算の作業をできることは転職でアピールになります。
こうした月次決算、年度決算の業務経験については、職務経歴書に記載することになるはずです。
実際にどれくらいできるのか、どういう経験をしたのかは面接で聞かれることになるので、しっかりと準備をしましょう。
中には、会社ごとに決算のやり方やシステムが違うので、前の会社とは異なるやり方の場合があります。
そんなときでも慌てず、勉強することをアピールしましょう。
給料や社会保険の計算
経理の仕事には会社の給料や社会保険の計算も含まれます。
どの会社も社員には給料を支払うので、実務として給料や社会保険の計算ができるのは重宝されるスキルです。
簿記の勉強をしていてもわからない内容なので、実務で経験していく必要があります。
そのため未経験の方や他の転職希望者との差を生むことが可能です。
もし未経験の方や実務で給与計算を経験できない職場なら、FP技能士や社会保険労務士などの資格を取得、勉強しておくのがオススメです。
給料や社会保険の知識を得ることができますよ。
監査や公認会計士とのやり取り
監査や公認会計士とのやり取りができると重宝されます。
上場会社や一部の会社では、公認会計士による監査を受けなければなりません。
この対応はコミュニケーションスキルになるので誰でもできます。
しかし、やり取りは高度な財務会計に関する知識と実務経験が必要です。
経験しているかどうかは転職時のアピールに繋がります。
申告書作成
決算の中には法人税などの税金の申告書を作成することも含まれます。
本来は顧問税理士が担当することが多い仕事ですが、代わりにできるとかなりのアピールになります。
最近では申告書ソフトも使いやすく、高性能になってきているので、ある程度コツを覚えておけば作成もできるはずです。
もし社内で作成したことがない場合は、顧問の税理士に教えてもらうのが良い方法でしょう。
資格でアピールしたいなら税理士試験の税法科目です。
持っているだけで転職市場での訴求が上がります。
しかし、税理士試験は難関といわれているので取得するのは容易ではありません。
税法科目を取得している、または税理士試験に挑んでいるということ自体が、勉強意欲が高いというアピールとして有効です。
以上が転職時に求められるスキルです。全てができる必要はありません。
それでも、伝票の入力と決済業務は最低限できるようにしておきましょう。
次は経理の管理職として転職する場合に求められるスキルを紹介します。
管理職で求められる3つのスキル
経理の仕事に管理職として転職する場合は、先ほどのスキル以外にも以下のスキルがあると採用されやすくなります。
それが以下の3つです。
- コミュニケーションスキル
- 英語スキル
- マネジメントスキル
順に紹介をしていきます。
コミュニケーションスキル
管理職で大切なのはコミュニケーションスキルです。
これはどの職業にも当てはまることですが、管理職である以上、人をまとめることになります。
そのためコミュニケーション能力は必須です。
また経理の業務は、上司や他の部署とのやり取り、監査の人などさまざまな人とも接します。
そのため幅広い人とうまくやり取りできる能力も大切なスキルの一つです。
こうした総合的なコミュニケーションスキルは身につけておきましょう。
マネジメントスキル
コミュニケーションの他に大切なのがマネジメントスキルです。
これも経理以外、管理職である以上は必ず求められるスキルになります。
経理の業務に対する知識や経験は重要ですが、管理職として働く場合はマネジメント能力は必須です。
ぜひ人をまとめるスキルは、身につけておきましょう。
本来の管理職は現場で働くのではなく、人をまとめたり、仕事を円滑に進めたりすることが仕事です。
そうした経験は業務でしか学ぶことができません。
あなたが管理職経験やマネジメントができるのであれば、何人くらいの人をまとめ、どんな成果を出したのかをしっかりとアピールしましょう。
英語スキル
グローバル企業への転職を考えたいという方であれば、英語スキルは身につけておくべきスキルです。
他の2つと違って必須のスキルではありませんが、今後のキャリアが広がります。
この先、日本の企業でも国際会計基準への適用が求められることになるかもしれないので、英語のスキルを身につけておけば、そのときにきっと役立つ武器になるはずです。
会社によっては海外とのやり取りが発生することもあるので、余裕があれば身につけておくことをオススメします。
管理職は実務以外にも求められることがあるので、日々の業務で経験していきましょう。
未経験の転職はハードルが高い理由
もし未経験で経理になりたい場合、転職は難しいのが現状です。
その理由は以下の2つになります。
- 専門知識が必要
- 倍率が高い
詳しく説明をしていきます。
専門知識が必要
経理の仕事は専門知識が必要です。そのため未経験だと厳しいといわれています。
しかし、必ずしも転職できないわけではありません。
未経験から経理の職種になりたい場合は簿記や会計、Officeなどの専門知識をしっかりと身につけましょう。
簿記や会計に関しては資格があるので、それを取得してアピールすることがオススメです。転職では即戦力が求められるので、何かしらの知識を証明できるものがあると転職に有利になります。
もう一つのOfficeは、Word・Excel・PowerPointのことです。
特にExcelは必須なので身につけておきましょう。
経理の業務では関数を使用して作業をするからです。
本を読んだり、ネットで調べたりすれば身につくので、しっかりと学びましょう。
人気で倍率が高い
経理のようなバックオフィスで働く職種は人気があって倍率がかなり高いです。
そのため未経験だと就職が難しいことが多くあります。
経理はキャリアの幅が広がるほか、安定した収入や事務作業など魅力的なことが多い職種です。
男女ともに人気があるので、転職は容易ではありません。
もし未経験から就職したい場合は勉強して、しっかりとアピールするしかありません。
スキル不足と感じたときの3つの対処法
経理の転職に必要なスキルについて解説をしてきました。
未経験やスキルが足りないと思ったら以下のことをして、しっかりと準備をしましょう。
- 転職先が求めるスキルを把握する
- アピール材料として資格を取得する
- 転職エージェント利用を利用する
順に紹介していきます。
転職先が求めるスキルを把握する
スキルが足りないと思ったら、まずは行きたい会社がどの程度の知識や経験が必要なのかを調べましょう。そうすることでミスマッチが防げます。
また無駄な勉強をしなくて済むので、やっておくべき作業といえるでしょう。
例えば小さい会社では経理の業務も幅広く必要ですし、人事や総務などもやらないといけないことがあります。
そのため経理の業務は多少できなくても、他でカバーができる可能性があるのです。
何が求められるのか、まずは転職先の求めるスキルをしっかりと把握しましょう。
アピール材料として資格を取得する
アピール材料を増やすために資格の取得をおすすめします。
未経験や経験不足を補うのに一番の武器になるのが資格だからです。
未経験の場合は現場の経験が無いので、実績や業務内容をカバーすることができます。
もちろん資格はなんでもいいわけではなく、経理の仕事に関係のある資格にしましょう。
例えば簿記の資格は役立ちます。簿記は経理で必要な知識を学べるからです。
それ以外にも経理に役立つ資格はたくさんあるので調べて、取得していきましょう。
気をつけてほしいのが、相手の会社が必要としていそうな資格が何であるかを把握することです。
そうしないと時間が無駄になってしまう可能性があります。
経理を志望する人は多くても、資格を保有している人はあまりいません。
そのため資格の取得は転職時には、強力な武器になります。
転職エージェント利用を利用する
自分で調べても相手の会社のことがわからない場合は、転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントはネットに出回らない、調べてもわからない情報を持っている可能性が高いからです。
また転職は一人で行動すると不安が生まれることがありますが、エージェントがいると相談ができるので、安心して転職活動ができます。
資格に関してもアピールできるのか相談できるので、登録しておくのがオススメです。
良い会社と出会うためにも活用していきましょう。
登録に関してはお金はかかりませんので安心してください。
まとめ
経理の転職で求められるスキルについて紹介してきました。
主に以下の作業ができると転職でも評価されます。
- 伝票入力
- 月次・年次決算
- 給料や社会保険の計算
- 監査や公認会計士とのやり取り
- 申告書作成
会社ごとに求めることは違うので、まずは調べましょう。
その上でスキルが足りない場合や未経験の場合は、資格を取得してアピールするのがオススメです。
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