転職お役立ち情報

経理への転職で有利になる簿記3級の勉強方法&2級との年収差を解説

経理の転職お役立ち情報

簿記を学ぼうとしている人

経理未経験者からすると、資格をとってから転職活動をするのは大変だと感じるでしょう。

簿記の勉強をしたことがないから、合格できるか不安な方もいるかもしれません。

 

今回は、経理への転職で有利になる簿記3級の勉強方法と2級との年収差を解説致します。

これから簿記3級を受験する予定の方や、経理未経験で資格を持っていないけれど経理に転職したい方は、ぜひ参考にしてください。

経理未経験での転職ならまずは簿記3級を目指そう

経理未経験で転職希望の方は、まずはじめに簿記3級を取得すると良いでしょう。

その理由を2つご紹介します。

  • 簿記3級がなければエントリーさえも難しい
  • 経理の初歩的な業務が可能

 

それぞれ解説していきます。

簿記3級がなければエントリーさえも難しい

経理の求人には、応募条件の中に必ずといっていいほど、簿記3級が含まれているのです。

そのため簿記3級を取得していないとエントリーをすることさえも難しくなります。

転職活動を本格的に始動する前に簿記3級取得が必要です。

 

またAIの導入が進むことで同期作業が行えるものは、自動的に会計ソフトが行ってくれるようになりました。

今までの業務を肩代わりしてくれる分、経理で働く人の求められるスキルはどんどん高くなっています。

 

経験も知識も浅いと転職しづらくなっているのです。

経理の初歩的な業務が可能

簿記3級を取得すれば、経験はないものの経理で必要な基本的な知識は手に入ります。

そして会計仕訳や試算表の作成など初歩的な業務が可能だと判断されるため、転職しやすくなるのです。

経理に転職するための簿記3級の独学勉強方法

簿記3級の独学勉強方法についてのポイントを4つご紹介していきます。

  • 勉強時間の目安
  • 音読と問題を解く反復学習
  • どんなに簡単な問題も計算機を使う
  • 隙間時間にアプリやサイトを活用

 

1つ1つご紹介していきます。

勉強時間の目安

簿記3級に合格するために必要な勉強時間の目安は、50〜70時間です。

大事なことは、これだけの時間を確保できるかです。

試験日から逆算して、それだけの時間を確保できるのか最初に確認しましょう。

目安の勉強時間よりも多くの勉強時間が必要な方もいるので、スケジュールは余裕を持って組むべきです。

音読と問題を解く反復学習

勉強しやすいテキストを1つ選んで、音読しては解くという反復学習を繰り返しましょう。

よく音読ばかりをする方がいますが、それではインプットばかりになってしまいます。

インプットとアウトプットは同じ割合で行うことで、大切なことがわかります。

それは、どれくらい理解しているのかどんなところが苦手なのかです。

自分の弱みをアウトプットで見つけましょう。

どんなに簡単な問題も計算機を使う

簿記3級は基礎問題が多いため難しいものが少なく、計算機を使わなくても解けるものまであります。

しかし簿記検定では、計算機を使うことが当たり前です。

さらに計算機を使わずに問題を解くようになると、合格から遠ざかるとされています。

 

だからこそ頭で計算せずに、計算機で計算する癖をつけましょう。

隙間時間にアプリやサイトを活用

出勤中の電車の中やランチを買う行列を待っている時などの隙間時間も勉強に充てましょう。

いちいち参考書を持って外出するのは荷物になるので、隙間時間にはアプリやサイトを使って勉強している方もいます。

 

例として、アプリは『ぼきもん』や『パブロフ簿記lite』などがあります。

サイトは『簿記3級 無料学習サイト』や『犬でもわかる!無料簿記講座』などがあります。

 

無料のアプリやサイトは豊富にあるので、自分に合っているものを見つけてください。

しかし手軽に勉強できるからといって、テキストを使わずにアプリやサイトばかりで勉強するのは注意が必要です。

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経理未経験でも簿記3級を取得していれば転職できる?

経理未経験でも簿記3級を取得していれば、転職することは可能です。

経理未経験の方の求人例と未経験で経理への転職に成功した事例をご紹介します。

 

  • 経理未経験で簿記3級を保有している方の求人例
  • 未経験から会計事務所に転職
  • 営業職から経理に転職

 

1つ1つ解説していきます。

経理未経験で簿記3級を保有している方の求人例

勤務先は、建材メーカー・商社です。

モデル年収は250〜350万円になっています。

応募条件は、高等学校卒以上と簿記3級の2つです。

 

メーカーや商社が未経験者募集の求人を掲載しているなんてと驚く方もいるかもしれません。

しかし掲載されている数は少ないですが、経理未経験者も応募できる求人はあります。

未経験から会計事務所に転職

これは経理未経験から簿記3級を取得し、会計事務所への転職に成功した20代男性の経験談です。

この方の転職が成功したポイントは、資格取得後にこれからのキャリアイメージを持っていた点といえます。

 

未経験ではあったものの、確かなキャリアイメージがありました。

そのため会計事務所側から、活躍できる人材だと思われたことがきっかけで入社に至ったのです。

営業職から経理に転職

これは専門商社の営業から専門商社の経理への転職に成功した20代後半男性の経験談です。

この方の転職が成功したポイントは、前職と同じ業界を選んだ点といえます。

エクセルは使えますが、資格は簿記3級しか取得していませんでした。

 

しかし前職で融資先の決算書分析を行なっており、経理に活かせる業務経験があったことが転職成功に繋がりました。

経理に転職すると簿記3級と簿記2級の保有者ではどのくらい年収に差がある?

経理の中でも簿記3級と2級の保有者では、年収に差があるとされています。

簿記3級と2級の保有者の年収差と簿記2級保有者の経験別と年齢別の平均年収についてご紹介します。

  • 簿記3級と簿記2級保有者の年収差 
  • 簿記2級保有者の経験年数別の平均年収
  • 簿記2級保有者の年齢別の平均年収

 

この3つを解説していきます。

簿記3級と簿記2級保有者の年収差

やはり、簿記3級よりも2級保有者の方が平均年収は高いです。

しかしどちらの級であってもほとんどの方は、年収300〜499万円のゾーンにいます。

そのため平均年収で比較すると、それほど差はないのです。

 

しかし2級の場合は平均年収以上に稼いでいる人は一定数いますが、3級は、平均年収以上に稼いでいる方がほとんどいません。

 

平均以上に稼ぎたいと思ったら、簿記2級は必須要素のようです。

簿記2級保有者の経験別の年収差

経理は経験年数ごとに、年収が変動しやすいです。

年数ごとの相場をご紹介します。

 

未経験者が250〜350万円、1年以上の経験で300〜480万円、3年以上の経験で350〜650万円とされています。

経験年数が重要視される経理では、やはり経験年数によって大幅に年収に差があるのです。

簿記2級保有者の年齢別の年収差

年齢別の平均年収は、20代が500万円以下、30代が350〜600万円、40代が600万円以上とされています。

経験年数と同様に、年齢が上がるごとに年収も上がります。

 

経理は経験と年齢だと経験を積んだ方が年収は上がりやすいので、年収を上げたい方は経験を積むことに力をいれましょう。


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まとめ

今回は、経理への転職で絶対必要な簿記3級の勉強方法と2級との年収差を解説致しました。

これから未経験で経理への転職活動をする方は、まず簿記3級を取得するところから始めましょう。

独学でも合格をめざすことができます。

 

経理への転職を実現することができたら、次は年収アップを狙い、簿記2級へのチャレンジをスタートすることをおすすめします。

経理で年収アップ・キャリアアップをめざしていきましょう。

 

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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