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税理士の職務経歴書の書き方

更新日:2026.08.18

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税理士の職務経歴書の書き方

税理士の転職において、職務経歴書は自身のスキルや経験を伝える重要な書類です。

しかし「担当顧客の数や業種をどこまで詳しく書けばよいか」「実績をどうアピールすればよいか」と頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、採用担当者の目を引く職務要約や経歴の整理法、評価につながる実績の記載例までわかりやすく解説します。転職活動を成功させるための実践的なポイントを押さえていきましょう。

そのまま編集して作成できる職務経歴書のサンプルもご用意しましたので、ぜひ無料ダウンロードして使ってみてください。

税理士の職務経歴書の書き方:職務要約

職務要約は、これまでの経歴の全体像を3~4行(100~150文字程度)で簡潔に伝える「導入部分」です。

採用担当者が最初に目にするため、自分自身の強みや専門性を一目で理解してもらう必要があり、職務経歴書において重要な役割を果たします。

記載する内容は、「実務経験年数」「得意とする業務分野(法人税務、資産税、組織再編など)」「担当してきた顧客の規模や業種」が中心です。

書く際のポイントは、応募先企業や事務所が求める人物像に合わせた内容を強調すること。また、専門用語を詰め込みすぎず、簡潔で論理的な文章に仕上げることで、税理士としての基本的な実務能力やコミュニケーション能力の高さをアピールできます。

レックスアドバイザーズのコンサルタントからの一言アドバイス

コンサルタント鈴木の顔写真

職務要約はキャリアの結論です。「私はどんな税理士なのか」を簡潔かつ的確に伝えましょう。

税理士の職務経歴書の書き方:職務経歴

職務経歴は、これまでの実務経験や実績を具体的に提示する書類のメインパートです。

単に職歴を羅列するのではなく、採用側が「自社(当事務所)でこれまでの経験を活かして活躍してもらえるか」を判断できるだけの情報量が求められます。

記載する際は、在職期間・勤務先名・事業内容・雇用形態などの基本情報のほか、担当顧客の属性や業務範囲を明記するのがポイントです。

職歴は逆編年体(新しい順)で整理し、箇条書きを活用して視認性を高めましょう。編年体(時系列に沿った古い順)でも問題ありませんが、直近の活躍から記載できる逆編年体がおすすめです。直近の経歴が重視されやすいため、ここを手厚く書くのもコツ。

また守秘義務に配慮しつつ、数字や固有名詞を交えて具体性を持たせることで、実務能力の高さを客観的に証明できます。

レックスアドバイザーズのコンサルタントからの一言アドバイス

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職務経歴書を作成するには、まずこれまでの経験を棚卸することが大切。「税理士として何年?」「これまでどこの事務所で何を経験したか?」「在籍期間は?」「資格取得時期は?」などをすべて書き出し、整理していきましょう。

また自分の経歴を全部記載するのではなく(職歴を省くわけではありません)、応募先に評価される経験を前面に出すという考え方が大切です。

さらに職務経歴は「職務内容」だけではなく、「業務の深さ」を記載するよう意識しましょう。「何をやったか」「どこまでやったか」が評価されるポイントになります。

税理士の職務経歴の中身①:ポジションと役割

ポジションと役割の項目では、タイトルに「〇〇年〇〇月~現在:〇〇税理士法人〇〇部門ネージャー」というように、期間とポジションを記載。詳細として、組織内での立ち位置と任されている責任の範囲を明確に書きましょう。

税理士事務所や企業において「どのような立場」で「どの領域を担当していたか」を示すことで、採用側に自身のスキルレベルを把握してもらえます。

書き方のコツは、「役職(主任、マネージャーなど)」に加え、「チーム人数や部下の指導実績」を記載することです。主担当として完結させていたのか、サポート体制での関与だったのかという関わり方も明記しましょう。

「中堅法人30社の申告業務を単独担当」「プロジェクトリーダーとして5名の部下を統括」のように、具体的な役割を言語化することで、実務の即戦力性やマネジメント意欲をアピールできます。

税理士の職務経歴の中身②:取り組んだことと実績

取り組んだことと実績の項目は、業務に対する工夫や具体的な成果を示し、他の応募者との差別化を図る重要なパートです。単なる作業内容の報告にとどまらず、課題に対してどのようにアプローチしたか、エピソードを交えて書きましょう。

書き方のポイントは、「行動+数値化された成果」のセットで記載することです。

「業務効率化を図った」といった曖昧な表現ではなく、「クラウド会計ソフト導入により、月次決算の作業時間を20%削減」や「新規提案により年間〇件の節税アドバイザリー契約を獲得」のように、誰が見ても成果を客観的に判断できる数値を用いて具体的に示しましょう。

再現性のあるスキルや改善行動を提示することで、採用後の活躍イメージを印象づけることができます。

 

なお、業務を書くときに多くの方がやってしまう失敗が、次のような順で書いてしまうこと。

記帳
月次決算対応
四半期決算対応
年次決算対応
経営相談
会計システム入れ替え

 

このような順番で書いてしまうと、「一番上に書いてある業務がメイン」だと勘違いされてしまい、非常にもったいないです。

むしろ「記帳」や「月次決算対応」は書かなくてもよいくらいであり、決算手順に揃える必要もありませんし、簡単なものから並べる必要もありません。メイン業務・最も頑張った業務から順に書くのが正解です。

レックスアドバイザーズのコンサルタントからの一言アドバイス

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職務経歴は、何をしたのか・何をしてきたのかという事実を具体化することが大切です。たとえば、「法人税務⇒どのくらいの期間(例:10年)⇒どこまで(例:組織再編や事業承継税制)⇒どんな成果を上げたのか(例:承継を実現させた)」という順で整理して書くと良いでしょう。

税理士の職務経歴書の書き方:その他

経歴や実績以外にも、自己PRや保有資格といった項目を記載するのもいいでしょう。

記載する主な内容は、税理士試験の合格科目や取得年、科目合格者であれば現在の学習状況です。また、使用可能な会計ソフト(弥生、TKC、freeeなど)やExcelのスキルレベル、英語力などのポテンシャルも記載します。自己PRでは、顧客対応で意識していた姿勢や、今後のキャリア意欲をアピールすると効果的です。

単なる資格の列挙で終わらせず、実務でどう活かせるかという視点を盛り込むことで、採用側に熱意と将来性をしっかりと印象づけられます。

ただし長々とPRを記載するのはNGです。簡潔にわかりやすくまとめましょう。

レックスアドバイザーズのコンサルタントからの一言アドバイス

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資格を保有しているからといって市場価値が高いとは限りません。採用企業が知りたいのは、「その資格を保有して何ができるのか」ということです。

自己PRについては、強み⇒その根拠⇒応募先での活かし方という構造で考えると良いでしょう。

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税理士の職務経歴書のポイント

担当顧客の「規模・業種・件数」を数字で可視化する

採用側が最も知りたいのは、「自社の顧客層に対応できるか」という即戦力性です。

単に「税務顧問を担当」と書くのではなく、「年商1億~10億円規模の法人30社(製造業・IT業中心)」のように、客観的な数値で示しましょう。

数字で可視化することにより、対応領域の広さとスキルレベルがしっかりと伝わり、採用後の稼働イメージを明確に抱かせることができます。

「税務+α」の専門スキルや強みをアピールする

申告書の作成ができるのは税理士として当然の前提と見なされます。そのため選考で他と差をつけるには、資産税(相続・事業承継)、組織再編、M&A、国際税務、あるいはクラウド会計(freee・マネーフォワード)を活用した業務効率化など、独自の「得意分野」を明記することが必要です。

差別化された強みをアピールすることで、事務所や企業の成長に必要な人材として高く評価されます。

コミュニケーション能力と提案力を示す

税理士の業務は「正確な計算」だけでなく、「顧客との信頼構築」が鍵を握ります。そのため税務以外のコミュニケーション能力と提案力をアピールすることも大切です。

単なる作業実績だけでなく、「節税提案による顧客のキャッシュフロー改善実績」や「難解な税制改正をわかりやすく解説し、顧問契約の継続率95%を維持した取り組み」などを盛り込みましょう。

顧客に寄り添う相談役としての対応力や提案力は、どの職場でも強力な武器になります。

レックスアドバイザーズのコンサルタントからの一言アドバイス

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職務経歴書を書く際は、自分の強みを考えましょう。強みは自分では発見しづらいため、エージェントと面談して探ってもらうのもおすすめの手段です。

また実績を数字で拾うこともポイント。経験年数だけでは実力が判断しづらいですが、実績を数字で入れることにより、実力が可視化されます。

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税理士の職務経歴書に関するよくある質問

担当件数は何件くらい書くのがベストですか?

法人・個人ごとに実際の担当数を正確に書きましょう。目安は法人15~30件程度で、即戦力性を示す指標になります。

「税理士科目合格者」や「免除」はどう記載すべきですか?

合格科目は名称と合格年を明記します。免除の場合は「大学院修了による免除」など事実を正しく記載しましょう。

使用ソフト(弥生、勘定奉行、freeeなど)は書くべきですか?

必ず書くべきです。使用経験や熟練度を明記すると、応募先での業務適応力やITスキルを直接アピールできます。

守秘義務がある中で、どこまで具体的に書いていいですか?

社名などクライアントが特定できる情報は伏せ、「製造業(年商5億円規模)」のように業界や規模感を数値で表現すれば、秘密を守りつつ伝わります。

アピールできる「強み」が思いつかない時はどうしたらいいですか?

顧客対応で工夫した点や作業のスピード感、ミスを防ぐ仕組み化など、日常業務の「行動習慣」を整理しましょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
■公認会計士・税理士・経理の転職サイトREX
https://www.career-adv.jp/
■株式会社レックスアドバイザーズ
https://www.rex-adv.co.jp/

この記事の監修者

鈴木 康泰
鈴木 康泰
鈴木 康泰
紹介文

人材業界経験20年以上。

大手派遣会社で16年勤務後、現職のレックスアドバイザーズにて会計業界(税理士法人・監査法人・コンサルティングファーム)出身者を中心としたキャリア相談・転職支援に従事。

個々の大切な価値観に寄り添った支援をしている。

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