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税理士試験に向けて勉強!勉強時間の目安やスケジュール、勉強のコツを解説

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税理士をめざす人

税理士試験は難易度が高く、合格のためにはかなりの勉強量が求められます。

また、年単位という長期の勉強になるため、スケジュールの設定や日常的な勉強時間の確保、定期的な振り返りなども必要です。

 

本記事では税理士試験に向けた勉強について、押さえておきたいポイントを解説します。

税理士試験の勉強を進める前に

税理士試験の勉強を進める前に、まずは税理士試験について理解を深めましょう。

税理士試験の難易度

税理士試験は科目合格制の試験であり、11科目のうち必修2科目・選択必修1科目・選択2科目に合格することで、税理士資格を取得できます。

そして、いずれの科目も合格率は決して高くありません。

必修2科目の合格率が20%前後、その他の科目は10〜20%程度です。

平均科目合格率は15%強という低さであり、税理士試験の難易度の高さが伺えます。

税理士試験を目指す人の例

税理士試験を目指す人は、試験勉強に専念する人と働きながら勉強する人に分けられます。

難易度が高い試験ではありますが、科目合格制かつ一度合格した科目は生涯有効のため、働きながら少しずつ勉強する人も多くいます。

 

働きながら勉強を目指す人の場合、会計事務所や税理士法人で働いているケースが多いです。

仕事で役立つ知識や資格を得たい・将来税理士として独立したいといった目標が多くみられます。

また、会計事務所への転職に有利だからという理由で、税理士試験の科目合格を目指すケースも珍しくありません。

税理士試験でいくつかの科目に合格していれば、会計業界への転職でプラスに働きます。

特に必修科目である簿記論・財務諸表論と、選択必修の法人税法・所得税法は、高く評価される傾向です。

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税理士資格取得までの勉強時間とは

続いて、税理士資格取得までに必要となる勉強時間について解説します。

5科目合格までの勉強時間目安

税理士資格取得、すなわち5科目合格までに要する勉強時間の平均は4000時間です。

最短でも2000時間、人によっては6000時間かかるケースもあります。

年数や試験を受ける回数などさまざまな要素によって左右されるため、あくまでひとつの目安です。

 

なお、5科目すべてに合格するまでにかかる年数は最短でも2年、平均4〜5年といわれています。

ひとつひとつの科目のボリュームが大きいため、1年ですべて合格するのは現実的ではありません。

 

税理士試験は年単位という長期間の勉強が前提となります。

科目ごとの勉強時間目安

続いて科目ごとの勉強時間の目安を紹介します。

科目

勉強時間

簿記論

400~500時間

財務諸表論

400~500時間

法人税法

600~700時間

所得税法

600~700時間

相続税法

400~500時間

消費税法

300時間

酒税法

150~200時間

国税徴収法

150時間

住民税

200時間

事業税

200時間

固定資産税

250時間

 

なお、上記の勉強時間はいずれも合格までに最低限必要な勉強時間といえるでしょう。

より合格率を高める・上位の成績をおさめるためには、目安の2〜3倍程度の勉強時間が必要となります。

1科目あたりの勉強時間がトータルで1000時間を超えるケースも珍しくありません。

これほどの勉強時間がかかる理由

税理士試験の合格にこれほどの勉強時間がかかる理由は、主に3つ挙げられます。

難易度が高い

税理士試験は難易度が高く、十分な理解・確実な回答のためには必然的に多くの勉強量が必要となります。

ボリュームがある

税理士試験は難易度が高いだけでなく、ボリュームもある試験です。

範囲が広い上に覚えることも多いため、自然と勉強時間が長くなります。

相対評価性の試験である

税理士試験は実質的に相対評価性であり、上位10〜20%に入る必要があります。

ライバルよりも良い成績をとるためには、その分多くの勉強時間が必要です。

税理士試験に向けた勉強スケジュールの立て方

税理士試験は年単位という長期戦になるため、勉強スケジュールの計画が必要不可欠です。

ここでは、スケジュールの立て方について解説します。

試験に向けた年間スケジュールを決める

まずは試験に向けた年間スケジュールを決めましょう。

税理士試験は毎年8月に実施されます。

試験日から逆算してスケジュールを立てていくのが効率的です。

試験の3〜4ヶ月前には、予想問題や過去問などの問題演習、苦手箇所の徹底的な対策に集中できるのが理想です。

そう考えると、毎年4月頃までには全範囲を完了させておく必要があるでしょう。

 

1年に何科目勉強するか、どの科目を受けるかによってもスケジュールが変わります。

1年に1科目であれば、学習範囲を一通り終わらせ、その後復習のためにもう一巡する時間を確保できる可能性が高いです。

 

しかし、1年に複数科目を受験する場合、復習のためにもう一巡する時間を取るのは難しいかも知れません。

勉強開始のタイミングが遅めの場合も同様です。

この場合は学習範囲全体の勉強は一巡にし、知識の定着・理解のために問題演習の時間を多く確保するといった方法もあります。

 

受験する科目の種類や数、勉強を始める時期を考慮した上で、年間スケジュールを立てましょう。

1ヶ月・1週間に確保できる勉強時間を考える

1ヶ月・1週間に確保できる勉強時間を考えることも大切です。

確保できる勉強時間の量に合わせて、受験科目の種類や数、勉強の進め方を決めます。

 

1ヶ月に100時間、週に20~30時間ほどの勉強時間を確保できるのであれば、複数科目の勉強もできるでしょう。

一方で、1週間に確保できる勉強時間が20時間未満と短めの場合、複数科目の勉強は難易度が高くなります。

 

受験科目を決定しスケジュールを立てるためにも、勉強のために確保できる時間の洗い出しが必要です。

1日での時間配分を考える

最後に1日の時間配分を考えましょう。

勉強時間の長さそのものは同じでも、生活スタイルによって適切な時間配分は異なります。

たとえば仕事が終わるのが遅く夜に勉強時間をとるのが難しい場合、朝早く起きて勉強するのが良いでしょう。

 

逆に、終業時間が早い場合、仕事後の方がまとまった勉強時間を確保しやすくなります。

平日にあまり勉強時間が取れないため、休日に集中して勉強するケースもあります。

 

このように自身の生活スタイルや1日の流れを考慮した上で、1日の時間配分を決めるのがおすすめです。

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税理士の勉強を進める上でのコツ

最後に、税理士の勉強を進める上でのコツを5つ紹介します。

定期的にスケジュールの見直し・調整をする

税理士の勉強を効率的に進めるためには、定期的にスケジュールの見直しや調整をしましょう。

仕事や体調などさまざまな要因によって、想定通りに勉強できないケースが起こり得ます。

計画通りに勉強が進まなかったのにスケジュールに固執しては、どんどんズレが大きくなり、スケジュールの意味がなくなる恐れが大きいです。

1週間・1ヶ月・1年といったキリの良いタイミングでスケジュールを見直し、必要に応じて調整する必要があります。

必要な勉強時間を多めに見積もる

必要な勉強時間は多めに見積もることをおすすめします。

税理士試験は合格基準点が60点と設定されていますが、実際は上位10~20%の人が合格となっており、実質的には相対評価性の試験です。

 

そのため合格のためには正答率60%を目指すのではなく、ライバルよりも上位の成績を取る必要があります。

ほかの受験者よりも良い成績を取るためには、その分多くの勉強時間が必要です。

 

また、仕事やプライベートの事情により、最初に想定したよりも勉強時間がとれないケースも少なくありません。

 

最初の段階で勉強時間を多めに見積もることで、計画の乱れにも対応しやすく、余裕を持った勉強ができるようになります。

スキマ時間を活用する

少しでも多くの勉強時間を確保する方法として、スキマ時間の活用が挙げられます。

たとえば電車通勤の場合、電車の中でテキストを読む・暗記を進めることが可能です。

仕事中でも移動時間や待機時間が長ければ、勉強時間に充てることができるでしょう。

ほかにも始業前・昼休み・家事と家事の間など、スキマ時間を活用することで、確保できる勉強時間が長くなります。

 

スキマ時間を無駄にせず上手く活用することが、勉強時間の確保・効率的な勉強のために大切です。

長期戦になることを前提にする

税理士試験の勉強は長期戦になることを前提にしましょう。

税理士試験は5科目合格までに最短でも2年、一般的には3〜5年程度かかります。

試験は年1回のため、不合格となった場合は翌年以降も勉強する必要があります。

 

このように税理士試験は、数年といった長い時間がかかるのが前提の試験です。

勉強を続ける覚悟をするためにも、長期戦を前提に計画や生活スタイルの確立をしましょう。

厳しすぎるスケジュールにしない

税理士試験では勉強時間の十分な確保が必要ではありますが、厳しすぎるスケジュールにしないことも大切です。

スケジュールが厳しすぎると少しのズレが大きな影響を与え、その後の計画を守れなくなる・修正が難しいといった恐れが大きくなります。

 

定期的に予備日を設ける・長めに時間を確保するなど、余裕を持ったスケジュールの設定が必要です。

まとめ

税理士試験に合格するためには、年単位でのハードな勉強が必要です。

そのため、日々どれだけの勉強時間を確保できるか、現実的なスケジュールを立てられるかがカギとなります。

今回紹介したコツはいずれも大切ではありますが、少し意識するだけで押さえることができます。

 

税理士試験に向けた勉強の参考になれば幸いです。

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Profile レックスアドバイザーズ

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