神奈川県における経理の求人について解説

神奈川県における経理の求人について解説します。

神奈川県は、有効求人倍率が現状で国内最下位に位置する県です。

理由について考察しながら、戦略的に就職・転職活動を行うための解説をしていきます。

神奈川県は、関東地方に位置している県であり、県庁所在地は横浜市です。

観光名所が数多く存在しており、交通の便が良いのが特徴と言えるでしょう。

神奈川県の概要を3つに分けてご紹介していきます。

• 人口・面積
• 地理条件
• 地域の産業

1つ1つ解説していきます。

「令和2年度国勢調査結果」に基づく推計によると、

• 男4,574,834人
• 女4,653,067人

総数9,227,901人（令和5年1月1日時点）です。

神奈川県の面積は、令和3年10月1日のデータによると、2,416.11平方キロメートルあります。

神奈川県は、山々に囲まれた山地や、港に面している地域もあります。

相模川・酒匂川や、人口湖により水資源を確保しているのが特徴です。

箱根や鎌倉などの観光名所もあり、自然に囲まれた豊かな地理条件と言えます。

「令和3年経済センサスー活動調査」神奈川県によると、売上高の総額が68,981,506 (百万円)です。

内訳としては、製造業の18,312,012 (百万円)と卸売業、小売業の17,204,844(百万円)を合わせると全体の過半数となります。

第三次産業が神奈川県の産業の大半を占めており、企業等数で79.6％、売上高で64.8％が第三次産業です。

神奈川県で経理として働いていく場合には、経済的な状況を把握していく必要があります。

ここでは、神奈川県の経済的な状況について、3つご紹介していきます。

• 景気の状況
• 物価変動
• 賃金水準

それぞれ解説していきます。

景気動向指数で下降している月はあるものの、長期的視点では上昇傾向にあると言えるでしょう。

2023年1月掲載分の消費者物価指数(11月分)によると、以下のようになっています。

• 横浜市　103.4
• 川崎市　102.9
• 相模原市　104.1

前年同月比で見ると、横浜市＋3.6・川崎市＋3.5・相模原市＋4.0なので、上昇傾向にあります。

神奈川県の最低賃金は、1時間当たり1,071円(令和4年10月1日改定)です。

厚生労働省が実施した、令和3年7月における調査によると、月給で336.2千円であり東京に次ぐ高い水準です。

全国平均が307.4円であることからも、申し分ない数字であることが分かります。

神奈川県の求人を探していくにあたり、雇用状況を理解する必要があるでしょう。

雇用状況の水準について知り、現状を把握していかなければなりません。

神奈川県の雇用状況を、3つに分けてご紹介していきます。

• 関東
• 神奈川県
• 地域別

1つ1つ解説していきます。

関東における令和4年12月時点での有効求人倍率は、神奈川県の1.08倍から茨城県の1.66倍まで開きがあり、短期的視点ではそれぞれ大きな変動は見られません。

一方で、前年度比で見ると各々上昇しており、良い傾向にあると言えます。

神奈川県は、沖縄県よりも低い、国内最低の有効求人倍率です。

ですが、季節調整値で令和3年12月の0.88倍から令和4年12月の1.08倍まで徐々に上昇しています。

神奈川県をさらに細かく分けて地域別でみていくと、令和4年12月時点で以下のようになります。

• 横浜市　1.73倍
• 川崎市　1.33倍
• 相模原市　0.98倍
• 藤沢市　0.71倍
• 小田原市　0.87倍

地域別に見てみると、横浜市などに求人が集中していることから、横浜市の求人倍率は良好なことが伺えます。

一方で、都市から離れると求人が減ってくるので、有効求人倍率が低い水準になっていることが多いです。

有効求人倍率の高い水準である都市部で就職・転職活動を行うなどの対策が必要になります。

新たな資格にチャレンジしたり、専門的なキャリアを積むなど、他の求職者との差別化を図ることも重要です。

神奈川県で経理として勤めるにあたり、実際の求人はとても大切になってきます。

どのような求人があるのか見ていくことで、参考にしていくと良いです。

ここでは、神奈川県の経理における実際の求人をご紹介していきます。

■仕事内容
上場企業の経理財務業務全般に携わっていただきます。
ご経験に応じてリーダーシップを発揮していただき、管理部門を中心とした様々な問題を発見し、解決していただくことから、メンバーのマネジメントまでお任せしたいと考えています。

＜具体的な業務内容＞
・本社単体の月次・四半期・年次決算関連業務
・決算短信や有価証券報告書、その他開示書類の作成
・税務申告関連業務
・経費・固定資産管理、関連部門との各種調整及びコミュニケーション等
・海外子会社への決算インストラクション、連結決算関連業務
・国内子会社の経理責任者としての業務（本社業務との兼務になります）
・RPAやOCR（決算業務効率化支援サービス）等のテクノロジーを活用した、各種業務改善

■給与

想定年収　500万円～1000万円

■勤務地

神奈川県横浜市

■必要スキル

※監査経験のみOK（但し、下記記載の人物像に合致していること）
　下記いずれかのご経験をお持ちの方
・経理または監査業務などの実務経験（3年以上）
・会計・税務の専門的な知識（公認会計士、税理士、またはそれらに準ずるレベルの知識）

■活かせる資格／経験

・資格／公認会計士、USCPA、税理士、税理士試験科目合格、日商簿記　など
・監査法人での監査経験、事業会社での経理経験　など

■待遇・福利厚生

・社会保険完備（健康保険、厚生年金、雇用保険、労災）
・交通費（上限30,000円/月）、住宅手当（上限30,000円/月、オフィスより2km圏内に居住する場合）、自転車通勤手当（10,000円/月）のいずれかを選択

■休日・休暇

・完全週休2日制(土・日)、祝日、会社が定める日（年末年始他）、有給休暇、特別休暇（結婚、配偶者の出産、忌引き）、リフレッシュ休暇、夏季特別休暇など

■仕事内容

ベンチャー／上場企業の経理担当の案件です

【主な仕事の内容】
・月次決算業務
・四半期、年次決算務業務
・監査法人対応・税務申告業務
・決算短信、有価証券報告書作成業務
・予算策定業務・資金調達等金融機関との折衝
・連結決算業務・内部統制業務
・開示資料作成
・海外の関連会社との連携

■給与

想定年収　400万円～500万円

■勤務地

神奈川県横浜市

■必要スキル

・日商簿記2級以上
・事業会社での経理業務経験（年次決算業務までをできる方）

■待遇・福利厚生

・健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険、介護保険
・通勤手当（上限3万円）

■休日・休暇

完全週休2日(土日祝) 夏季休暇 年末年始休暇 有休休暇 育児休暇 介護休暇

■仕事内容

事業会社経理2年以上・横浜の街を作るエンターテインメント企業の経理ポジション

◆具体的な業務
・球団及び連結子会社の経理/税務全般
・連結決算及び親会社への決算報告
・管理会計及び取締役会等での決算報告
・社内の決算業務インフラの構築など業務フローの改善
※入社当初はご経験に応じて業務を担当頂きます。
　未経験の業務がある方も先輩社員のOJTがありますので、ご安心ください。

■給与

想定年収　350万円～600万円

■勤務地

神奈川県横浜市中区

■活かせる資格／経験

必須要件
・事業会社での経理実務経験（2年程度以上）

歓迎要件
・監査法人、税理士法人での実務経験

■待遇・福利厚生

健康保険　厚生年金　雇用保険　労災保険　通勤手当

■休日・休暇

年末年始、慶弔休暇、産前産後休暇、育児休暇、介護休暇、有給休暇（初年度は入社月に応じ最大10日、入社次年度以降18～20日）等 2018年実績120日、2019年予定125日 ※試合興行に伴う、休日出勤の可能性有

今回は、神奈川県の経理求人について解説してきました。

神奈川県は、観光名所が多く、豊かな自然に囲まれた恵まれている地域と呼べるでしょう。

一方で、県全体の有効求人倍率は現状で全国最下位です。

都市部に求人が集中していることを踏まえて、戦略的な就職・転職活動が望まれるでしょう。