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会計事務所における生産性とは?生産性アップのポイントも

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事業を進めるうえで大切な要素のひとつが生産性です。
高い生産性を持つことで、社会により貢献することができます。

会計事務所においても生産性という考え方は重要です。
生産性の意味を正しく把握し、生産性を上げるために努力する必要があります。

この記事では会計事務所における生産性について解説します。
事務所全体の生産性を上げる方法だけでなく、個人が生産性を上げる方法も取り上げました。

会計事務所における生産性

会計事務所における生産性について、基本的な部分を解説します。
生産性を上げるべき理由も押さえておきましょう。

そもそも生産性とは

会計事務所の生産性について考える前に、まずは生産性がどのようなものか押さえる必要があります。

一般的に生産性とは、何かを生み出すために投入されたものと、それによって実現した生産物との量における比率を指す言葉です。
生産性が高いほど、小さな投入量で大きな算出を実現できたことを意味します。

効率的な業務や事業展開を進める企業や事務所は、生産性が高い傾向が強いです。

会計事務所で生産性が指すもの

生産性は生産のために投入するものや、実際に生み出される生産物によって指すものが変わります。
会計事務所における生産性は、どのように考えられるのでしょうか。

会計事務所は会計や税務のサービスを提供する事務所です。
形のあるモノではなく、人によるサービス提供が中心となります。
すなわち投入するものは人の時間や労働力、生み出されるものはクライアントへのサービスやそれによる報酬です。

会計事務所では労働時間や人件費といった投入量を抑えながら、多くのサービスを提供し報酬を得ることで生産性が高いといえます。

生産性を上げるべき理由

生産性は高い方が良いと考えられていますが、なぜ上げる必要があるのでしょうか。
その理由として、生産性を高めることで少ない量で大きな成果を実現できることが挙げられます。

労働力や時間など生産に使えるものの量が同じ場合、生産性が高い方がより多くの生産量を実現できるということです。
すなわち生産性が高ければ、より大きな成果を生み出しやすくなります。
事業を進めることによる利益が大きくなるため、事務所の成長や従業員への還元などができます。

生産性を上げることは、事業や事務所の発展において非常に効果的です。
より大きな成果を実現するためには、生産性を上げる努力が必要です。

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会計事務所が生産性を上げるには

会計事務所が生産性を上げる方法を解説します。
生産性アップにはポイントを押さえ効率を求めることが大切です。

一人あたりの売上高をアップする

生産性を上げるためには、今と同じ労働量で成果を高める必要があります。
すなわち従業員数など労働力を増やすことなく、一人あたりの売上高を上げるのはひとつの方法です。

会計事務所全体の売上を高めるという考えも正しいですが、範囲が広い上に考慮するべき要素も多いため計画が難しいです。
しかし一人あたりに焦点を当てることができれば、より具体的な情報把握や改善策の提案ができるようになります。

一人あたりの売上高を確認するためには、明確な管理や基準などの用意が必要です。
把握しやすい状態を作り上げるのは大変ですが、売上高アップの施策がしやすくなります。

時間あたりの売上高アップも重要

一人あたりの売上高が高まったとしても、労働時間が長くなれば資材の投入量が小さいとはいえません。
そのため時間あたりの売上高アップも重要です。

時間あたりの売上高を確認するためには、各業務や案件にかかった時間を把握する必要があります。
そしてかかった時間と得られる報酬を比較して、時間あたりの売上高を算出します。

なお時間あたりの売上高は、事務所内の努力だけでアップしなければならないわけではありません。
時間がかかるのに報酬が小さい業務があれば、クライアントへ報酬引き上げの相談をするのも有用な方法です。

人材がなによりも大切

生産性を高めるためには、労働力である人材が何よりも大切です。
目先の売上高を上げる施策だけでなく、長期的な人材育成をおこない将来に投資するという方法もあります。

会計事務所などのサービス業では、従業員といった人材の能力に影響される部分が大きいです。
そのため一見遠回りに見える人材育成の施策が、長い目で見たとき高い生産性につながる可能性があります。

人材育成は時間がかかる上、ある程度の費用もかかります。
しかし生産性に直結する要因である以上、人材を大切にして育成に力を入れることは効果的です。

会計事務所で個人が生産性アップするには

会計事務所全体ではなく、個人ひとりひとりが生産性アップを目指すことにも意味があります。
個人が生産性をアップする方法を紹介します。

業務効率をアップさせる

生産性をアップさせるためには、まず業務効率の改善が必要です。
業務効率がアップすることで売上につながらない無駄な時間が削減され、労働時間に対する売上が高くなります。

業務効率をアップさせるには、まず無駄の精査や改善案などが求められます。
短時間でおこなうことが難しいため、生産につながらない時間が多く逆効果に感じるかもしれません。
しかし今後起こり得るかもしれない無駄を排除でき、同じ労働時間でも高い生産性が実現できるようになるのです。

生産性をアップさせるには、まず個人が業務効率を高めるために無駄をカットする必要があります。

時間をかけるべきところ・そうでないところを明確にする

会計事務所業務にはさまざまなものがありますが、業務によって重要性や必要性が異なります。
重要性などが低い業務に時間をかけるのはもったいないです。
そのため時間をかけるべきところ・そうでないところを明確にし、業務の優先順位を付ける必要があります。

すべての業務を丁寧におこなうとする姿勢は決して無意味なものではありません。
しかし時間をかける必要がないところを丁寧にやりすぎると、生産性が低下してしまうことは事実です。

業務によって手抜きをしても良いというわけではありません。
しかし時間をかけるべきか否かを明確にし、優先順位を付けることで、より効率的で生産性の高い業務につながりやすくなります。

自身の生産性を常に把握する

生産性が高いか低いかを判断するためには、そもそも自身の状態を知らなければなりません。
自身の生産性を常に把握できるような状態を作るのが効果的です。

簡単な手段として、業務やタスクとそれにかかった時間などをリストなどでまとめます。
すると自分が時間をかけすぎた部分や、上手く進められて効率化が実現できた部分が明確になります。
正確な売上高や報酬までを把握していなくても、自身が成し遂げた業務やかかった時間を知ることは生産性の把握に効果的です。

もし生産性が低いと感じてしまう場合、高めるためにどう改善すれば良いか考える必要があります。
改善案を考えるためには、まず改善が必要な状態を把握することが大切です。
生産性を把握できる状態であれば、スピーディーな改善が期待できます。

まとめ

会計事務所で大きな成果を出すためには、生産性を高めることが大切です。
同じ労働力や時間であっても、生産性が高ければより大きな成果につながります。
手元に残る利益が大きくなるため、従業員へ還元できる部分も大きくなります。

生産性を上げるためには、一人あたりおよび時間あたりの売上高アップが必要です。
投入する量に対する成果を大きくすることが、生産性のアップにつながります。
人材育成が大切なため、遠回りに感じるかもしれませんが人材への投資も効果的です。

個人が生産性を高めるには、業務効率の改善や優先順位の明確化をする必要があります。
また自身の生産性を把握できる状態を用意することも、生産性アップが期待できます。

生産性アップの大切さや方法を知ることで、会計事務所でより大きな成果を実現しやすくなるでしょう。

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