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会計事務所の役職例

会計事務所の役職について紹介します。
事務所の規模によっても役職の種類や役職者の有無が変わってきますが、まずは傾向を掴んでおくとよいでしょう。

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所長

どの会計事務所においても、所長は必ず存在します。
会計事務所の所長は必ず税理士の資格を有しており、税務業務は所長が担当することが多いです。

個人運営の会計事務所であれば、税理士資格を持つ人は所長1人というケースがほとんどです。
そのため税理士の確認や署名が必要な業務を、税理士である所長がすべて請け負う必要があります。

税理士が複数人いる会計事務所(税理士法人)の場合には、所長以外の税理士と関わる機会も多いでしょう。
しかし事務所の代表である所長が、会計事務所においてもっとも重要な立ち位置であることには変わりありません。

部長・課長・マネージャー

規模が大きくなるとさまざまな役職が登場します。
なかでも部長や課長・マネージャーは、比較的早い段階で生まれやすい役職です。

部長や課長・マネージャーは、部署またはプロジェクトの監督者という立ち位置にあります。実務においては特に影響力が大きい役職です。
規模が大きく人によって業務内容や所属が違う会計事務所では、所長ではなく部長や課長・マネージャーと接する機会が多くなります。

ある程度の規模を誇る会計事務所において、実務における責任を持つ役職と考えてよいでしょう。

有資格者が役職持ちとは限らない

会計事務所には税理士などの資格を持つ有資格者と、資格を持たない無資格職員が存在します。
資格があり業務の幅が広い有資格者の方が責任は重くなりやすいですが、有資格者が必ずしも役職者とは限りません

役職者となる人には、業務知識以外にも必要なものがいくつもあります。
求められるさまざまなスキルを身につけることで、役職を得ることができます。

会計事務所において有資格者が重要な存在であることは事実です。
しかし役職の有無に関係するとは限らないと知っておく必要があります。

会計事務所で役職者になるメリット

会計事務所で役職者になるメリットを紹介します。
スキルアップなどのモチベーションにつながるため、ぜひ知っておきましょう。

年収アップにつながる

役職者になることで、年収アップにつながる可能性が高いです。
責任が重くなり業務も増えるため、年収アップは当然といえるでしょう。

会計事務所で年収を大きくアップさせる方法として2つ挙げられます。
ひとつは税理士など会計事務所で有用な資格を取得すること、もうひとつは役職者になることです。

年収は業務のモチベーション維持や充実において、非常に重要な意味を持ちます。
そのため年収アップは役職者になることの大きなメリットといえます。

業務の幅が広がる

役職者になることで、以前よりも業務の幅が広がります。
これまでと違った経験ができるようになるため、結果として自身の成長を実現できます。

特定の業務をやり続け質を高めることも、成長させるための手段です。

しかし業務の幅を広げることで、成長がよりスピードアップできるでしょう。
役職者には役職者ならではの業務があるケースが多いです。新たな業務ということで新鮮さを感じることもできます。

自信ややりがいにつながる

役職というのは、自身の地位を明確に示すものです。
職場で認められた地位というのは、自信ややりがいにつながります。

業務において満足度を高めるためには、わかりやすい評価などが効果的です。
役職を得ることで、他者からの接し方も変わるでしょう。

会計事務所で役職者になる方法

会計事務所で役職者になる方法を紹介します。
効率的に昇格するための方法を知っておくとよいでしょう。

税理士資格などを取得する

会計事務所で役職者になるには、税理士などの資格を取得するのが効果的です。
知識やスキルを確実に証明できる上、業務の幅を広げることもできます。

前述したように、有資格者が必ずしも役職持ちとは限りません。

しかし資格がなく知識などを証明できない状態では、役職者にふさわしい能力を持っていると判断してもらうことが難しくなります。
自身をアピールするためには、資格のようにわかりやすい証明があると便利です。

資格を取得すれば必ず役職を得られると認識してしまうのは危険といえますが、効率的な昇格のためには、まず資格取得を検討するのがよいでしょう。

難関業務にも積極的に挑戦する

役職者は業務における能力が高いという特徴があります。
そのため難関業務へ積極的に挑戦して、経験を積み能力を上げることも役職への近道です。

誰でもできるような業務を完璧にできるとしても、高い評価を得るというのは難しいでしょう。人を選ぶような難関業務もこなせるようになる必要があります

難関業務への積極的な姿勢を持つようにしましょう。

設立時から携わるのもひとつの手段

すでに多くの人が勤務する会計事務所では、競争率が高く役職者になるための道が険しくなります。

しかし会計事務所の設立時から携わっていれば、早い段階で役職者になれる可能性が高くなります

もし知人に会計事務所を設立しようと考える人がいれば、協力できないか・設立に携わることができないか相談してみましょう。
能力や適性によって判断が変わるため一概にはいえませんが、設立時からの関係者は重要な立ち位置になる可能性が高いです。
そのため役職を得るまでのスピードも、以降に入所する人よりは早いことが期待できます。

会計事務所の設立時から携わるというのは、人脈やタイミング・高い能力などが必要なため簡単ではありません。
しかし比較的早い段階で役職者になれる可能性が高いため、このような方法があると知っておくだけでもよいでしょう。

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まとめ

会計事務所にも役職者のスタッフは存在します。
一般事業会社とは違う役職もありますが、役職者のほうが責任が重く高い立場にあることは同じです。

会計事務所で役職者になることは、さまざまなメリットがあります。

年収アップというわかりやすい指標や、業務の幅が広がり新鮮さや成長が期待できます。
また自信を得られるというのも、役職を得ることによる大きなメリットといえます。

役職者になるためには、知識や経験が必要不可欠です。
高い専門性や独占業務に携われる税理士資格の取得、難関業務への積極的な挑戦は役職につながりやすいです。
そのほか、会計事務所の設立時から携わることで、より役職を得やすくなるかもしれません。

会計事務所における役職について知っておくことで、キャリアの選択肢を広げることができるでしょう。

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