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有名な会計事務所の特徴!規模以外にも理由がある?

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有名会計事務所イメージ

会計事務所について調べていると、よく目にする事務所があるかもしれません。
また特に積極的な情報収集をしていない人にも、なんとなく名前や存在が知られるような会計事務所も存在します。

このような会計事務所は、有名な会計事務所であるといえるでしょう。
そして有名な会計事務所には共通点が見られることが多いです。

この記事では有名な会計事務所について、いくつかの面から解説します。
有名な会計事務所に見られる特徴や、転職先として選ぶべきかなどを取り上げました。

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有名な会計事務所とはどのようなものを指すか

まずは会計事務所について、何をもって有名と呼ぶか考えます。
有名といえる会計事務所には共通点のようなものが見られます。

規模が大きく目にする機会が多い

有名という印象の強い会計事務所は、規模が大きいところが多いです。
該当の会計事務所に所属するスタッフの数が多く売上高も大きいうえ、広告宣伝の活動も活発なため有名になりやすいといえます。

規模が大きい会計事務所には2種類あります。
まずは1つの会計事務所にたくさんの人数がいるパターンです。
このような会計事務所はオフィスが非常に大きくインパクトがあります。

それぞれのオフィス自体はそれほど大きくないものの、拠点や支店が多いためトータルで働く人数が多いパターンもあります。
このような会計事務所も規模が大きく有名と感じられやすいです。

規模が大きいという共通点があるものの、形態には違いが見られるケースがあります。

特化型会計事務所は特定業界で知名度が高い

規模自体はそれほど大きくないものの、特定の業界に特化した会計事務所はその分野で有名になりやすいです。
広く認知度を持たれているというよりは、狭く深く有名な会計事務所といえるでしょう。

業界によっては会計や税務で特殊ルールがある場合があります。
このような業界に特化した会計事務所は、その業界において評価されれば有名になっていきます。

特定の税法に特化した会計事務所も有名になりやすいです。
スポット的な意味合いの強い相続税をはじめ、なかなか対応する機会の少ない税務に特化している会計事務所もあります。

成長スピードで注目を浴びることも

有名な会計事務所とは、すでに結果を出している・一定の地位を獲得している事務所とは限りません。
これから大きくなるであろうと期待を受けている会計事務所も有名になるケースがあります。

会計事務所は性質上、急激な成長がそれほど多くありません。
そのため成長スピードが速い会計事務所は、意外性や期待度から注目を浴びやすいです。

このような会計事務所は、どちらかというと一時的に有名であると考える方が適切でしょう。
確固たる地位を獲得するためには、成長したあとも有名性を維持し続けることが重要です。

有名な会計事務所にみられる特徴

有名になれる会計事務所にはいくつかの特徴がみられます。
どのような特徴があるかを解説します。

各種制度や規定がしっかり整備されている

有名な会計事務所は、働きやすさを確保するために各種制度や規定がしっかり整備されているケースがほとんどです。
そのため労働環境において悪いイメージが浮かぶことはそれほど多くなく、万が一問題が発覚したらすぐに広がります。

働いてみるなかで、業務量の多さや人間関係のトラブルなどに遭遇してしまうことはあります。
しかし制度や規定はしっかり整備されているため、もしものときに迅速な対応がしやすいです。

有名といわれるような会計事務所は、労働環境のような基本的なところを大切にしています。

職歴として有利になる可能性がある

有名な会計事務所は人気が高いことが多く、入所が容易でないケースがよくみられます。
すなわち有名な会計事務所での勤務経験があるということは、それだけで自身のステータスになり得ることです。
それなりのレベルも求められるため力が身につき、その後転職活動をする際に職歴として有利になる可能性が高いです。

規模が小さくそれほど有名でない会計事務所でも、力を身につけることはできます。
とはいえ前職場の知名度が高いほど、転職では有利に働きやすい点も事実です。

有名な会計事務所で働いた経験は、将来的に有利になる可能性があります。

規模が大きい故のデメリットも

規模が大きい会計事務所は有名になりやすいなど、一見メリットが多く感じるかもしれません。
しかし規模が大きい故のデメリットもあります。

主なデメリットの例は以下のとおりです。

  • 人数が多いため伝達に時間がかかる
  • 同じ事務所でも関わりがない人がいる
  • 拠点が複数ある場合、拠点によって対応できる業務に差ができてしまう


規模が大きいとスタッフ同士のコミュニケーションが難しくなってしまいます。
所長や立場が上の役職持ちなどとは、関わる機会がほとんどないことも考えられます。

規模の大きさを優先しすぎないようにし、デメリットもしっかり把握することが大切です。

転職先は有名な会計事務所を選ぶべき?

転職活動を進めるうえで有名な会計事務所を目にする機会は多いでしょう。
知名度の高さは魅力にも感じられるため、転職する際の基準にしやすいポイントです。

実際のところ、転職先は有名な会計事務所を選ぶべきなのでしょうか。
転職活動の考え方について解説します。

知名度を重視しすぎては危険

有名な会計事務所での勤務経験は多くのメリットをもたらします。
たとえば将来的に独立開業をする場合、有名な会計事務所での勤務歴は信頼につながりやすいです。
そのため有名さを基準に転職先を選ぶのは、効果的な方法のひとつといえます。

しかし知名度を重視しすぎて他の点がおろそかになってしまうのは危険です。
自身のやりたいことや経験したい業務によっては、知名度以上に重視するべきポイントがあります。
知名度を重視した結果が必ずしも理想的な転職になるとは限らないのです。

有名な会計事務所での勤務は将来的に役立つ可能性もありますが、それだけを重視しすぎないよう注意が必要です。

志望動機が非常に大切

転職先の候補を選ぶ際、なにかひとつの基準に固執してしまうと志望動機の説得力が欠けてしまいます。
「有名だから良い」という理由だけでなく、「なぜ有名なところが良いと思ったのか」という理由の明確化が必要です。

志望動機の明確化は、転職後のギャップを防ぐうえでも効果があります。
はっきりとした志望動機のもとで慎重に転職先を選べば、自身の理想や目的に適した会計事務所を選べる可能性が高くなります。

有名という点にこだわりすぎず、志望動機を大切にしましょう

転職の成功率を上げるには

有名な会計事務所は人気が高く、転職が容易ではありません。
そのため転職の成功率を上げるためにはポイントを押さえる必要があります。

まず志望動機をしっかりと作り込み、熱意を伝えられる状態にします。
自身の経験や資格など、会計事務所で役立つアピールポイントも大切です。
時間的に余裕があれば資格の取得など、スキルアップを進めるのも効果が期待できます。

転職活動を成功させるためには受動的な行動や流れに沿った行動のみではやや心もとないです。
特に有名な会計事務所など競争率の高いところであれば、自ら進んで対策が求められます。

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まとめ

有名な会計事務所とは、なんの理由もなく有名になったわけではありません。
規模が大きいため目にする機会が多い、特定の業界で非常に力を持っているなどの理由があります。

一概には言い切れませんが、制度や規則などが整っているため安心して業務がしやすい環境です。
とはいえ規模が大きく人数が多い故のデメリットもあることを把握しておく必要があります。

有名な会計事務所へ転職することには、将来信頼を獲得しやすくなるという大きなメリットがあります。
とはいえ有名という基準を過信して転職活動を進めるのは危険です。
自身の志望動機を明確にし、転職活動を成功に導くためにできる対策を進めていきましょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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