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M&Aアドバイザーの年収について解説!年収アップの方法も

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男性 M&A

M&Aアドバイザーの年収はどれくらいなのでしょうか。

M&Aアドバイザーとはその名のとおりM&Aに関するアドバイスやサポートをおこなう職業です。

幅広い専門知識が必要とされるM&Aは、当事者のみで進めることは困難です。

そのためM&Aアドバイザーのような専門家が求められます。

就職や転職を検討する際に気になるポイントのひとつが年収です。

M&Aに興味があり、検討のために年収について詳しく知りたい人もいるでしょう。

M&Aの年収について解説します。

平均年収や年収を決める要件・年収アップの方法などを取り上げました。

M&Aアドバイザーの年収

まずはM&Aアドバイザーの年収について、具体的な金額から紹介します。

日本の平均年収との比較もおこないました。

全体的な平均年収と年収の幅

まずはM&Aアドバイザーの全体的な平均年収と、年収の幅から紹介します。

年代によって大きく異なるため、まずは年代別で取り上げました。

 

  • 20代 800万円台後半~900万円
  • 30代 900万円~1,000万円
  • 40代 1,000万円~1,300万円台前半
  • 50代 1,300万円台前半~1,400万円台前半

 

年代を考慮しない場合の平均年収は1,200万円ほどと考えられます。

共同経営者に値するパートナークラスとなれば、年収2,000万円ということもあるようです。

年齢や勤続年数が影響する場合/実力・成果主義の場合

M&Aアドバイザーの年収を決める要素は大きくふたつに分かれ、会社によって異なります。

ひとつは年齢や勤続年数が影響する場合です。

日本には古くから年齢や勤続年数を年収の基準にする企業が多く存在します。

このような企業では、とにかく長く働き続けることで年収がどんどん上がっていきます。

もうひとつは実力・成果主義の場合です。

個人の高い実力が求められるM&A業界においては、プロジェクトの成果がインセンティブという形で個人に還元されることも多いです。

実力に伴って手当がつけられることや、実現した成果を基準に給与が決められる場合もあります。

このような場合は年齢や勤続年数が小さくても高年収ということが有り得ます。

M&Aアドバイザーとして高年収が実現できるかどうかは、企業の形態や基準も大きく関係するのです。

日本の平均年収と比較

M&Aアドバイザーの年収と日本の平均年収を比較してみましょう。

日本の平均年収は400万円台前半といわれています。

年代別の平均年収は以下のとおりです。

 

  • 20代 200万円台後半~300万円台後半
  • 30代 400万円台前半
  • 40代 400万円代後半~500万円台前半
  • 50代 500万円~600万円

 

先程紹介したM&Aアドバイザーの年代別平均年収は、日本の平均年収を大きく上回ることがわかります。

前述したように企業が年収を決める条件や基準にもよりますが、M&Aアドバイザーは日本の平均年収以上を得やすい仕事といえるでしょう。

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M&Aアドバイザーの年収を決める要件

M&Aアドバイザーの年収を決める要件を紹介します。

高年収を実現するためにはぜひチェックしたいポイントです。

クライアント

大きな要件のひとつがクライアントです。

クライアントからの報酬が売上となり、売上が従業員への年収に反映されます。

すなわち報酬の大きいクライアントを多く抱える企業ほど、高年収も期待しやすいのです。

規模の大きいクライアントや専門的な分野にあるクライアントほど、依頼によって得られる報酬は大きい傾向にあります。

このようなクライアントは上場しているような有名M&A関連会社に依頼することが多いと考えられます。

またグローバル展開をおこなうクライアントも、難易度の高さ故に報酬も高い傾向です。

そのためグローバル企業をクライアントとして抱える外資系企業も高年収といえるでしょう。

案件の難易度や経験

案件の難易度や経験も、年収を決める要件のひとつです。

難易度の高い案件をこなせるだけの実力がある人は、その能力が年収という形で反映されることがあります。

これまでの経験も年収を決める要件といえます。

ただし前述したように、会社によっては年齢や勤続年数を重視する場合もあります

このような企業では、実力が年収に反映されないと感じる場面もあるかもしれません。

 

会社の評価基準や年収を決める要件などを把握できると確実です。

ポジションによっても異なる

M&Aアドバイザーの年収は、ポジションによっても大きく異なります。

ポジションと年収の例は以下のとおりです。

 

  • アソシエイト・スタッフレベル 600万円~800万円
  • シニアアソシエイト 1,000万円~1,200万円
  • マネージャー・シニアマネージャー 1,500万円前後~2,000万円
  • パートナー 2,000万円以上

 

ポジションが高くなるほど年収も高くなる傾向です。

M&Aアドバイザーが年収を上げる方法

M&Aアドバイザーが年収を上げる方法を解説します。

効率的に年収アップを進めるために押さえておきましょう。

求められるスキルや資格を得る

M&Aアドバイザーとして高年収を実現するには、それに相当する評価を得る必要があります。

なかでも効率的な方法が、求められるスキルや資格の取得です。

M&AアドバイザーにはM&Aやクライアントに関する深い理解、そしてコミュニケーション能力などのスキルが求められます。

これらを身につけ、M&Aアドバイザーとして優秀な存在であると認められることが大切です。


またM&Aアドバイザーとして有利な資格を取得することもおすすめです。M&A関連の資格例をいくつか紹介します。

 

  • 事業承継・M&Aエキスパート
  • 事業承継シニアエキスパート
  • JMAA認定M&Aアドバイザー
  • M&Aシニアエキスパート
  • M&Aスペシャリスト資格

 

資格は知識やスキルを客観的に証明するのに最適です。

効率的なキャリアアップのためにも、早めに資格を取得しておくと良いでしょう。

意欲的に業務を進め多くの経験を積む

評価を得るためには意欲や経験も重要です。

そのため受け身な姿勢ではなく、自分から進んで経験を積んでいく必要があります。

新しい経験を積めそうなチャンスがあれば積極的に挑戦するようにしましょう。

意欲的な人ほど信頼される傾向にあり、新しい業務を得られる可能性も高くなります。

とはいえあまりにも難易度の高い業務や自身のキャパシティを超えた量を請け負うのは危険です。

無理のないバランスを保ちながらも、挑戦する意欲を持つようにします。

より高年収を見込めるところへ転職も

もし今の企業で高年収が見込めない場合には、転職するのもひとつの手段です。

年齢や勤続年数を重視する会社では、若いうちの高年収は難しい可能性があります。

高い能力を活かし年収に反映させるためには、実力・成果主義の企業に転職するのが効率的です。

転職活動を成功させるためには情報収集が欠かせません。

なるべく時間をかけて多くの情報を集め、そのうえで検討するようにしましょう。

また年収だけを基準にするのではなく、自身が望む働き方ができるかも確認が必要です。

 

今の企業で働き続ける以外にも年収アップの方法があることを押さえておきましょう。

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まとめ

M&Aアドバイザーは比較的高年収が期待できる職業です。

人気や難易度が高いため決して簡単な道とはいえませんが、高年収を実現したいと考える人に適しています。

年収を決める要件はさまざまです。

クライアントや案件の難易度だけでなく、企業が採用している基準も大きく関係します。

理想の年収を得るために、年収を決める要件についてチェックできると良いでしょう。

年収アップを実現するための方法はいくつか存在します。

いくら能力が高くても、受け身な姿勢では年収アップは難しいでしょう。

資格取得の勉強や意欲的な姿勢など、自分から進んで励むことが大切です。

転職という手段を選ぶこともできます。

 

M&Aアドバイザーの年収については、ポイントを押さえて把握することが大切です。

Profile レックスアドバイザーズ

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