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行政書士の就職や転職は難しい?就職・転職先の選び方について解説

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行政書士の就職や転職の難しさや就職・転職先の選び方について解説します。


行政書士の就職や転職が難しいと言われる理由や就職・転職のやり方、そもそもの働き方についても紹介します。

行政書士の就職・転職が難しいと言われる理由

行政書士は、国家資格であり需要は数多くありますが、就職・転職が難しいと言われるのはなぜでしょうか。

 

理由は、行政書士という資格の性質によるものと言えます。
行政書士の就職・転職が難しい理由について、3つご紹介していきます。

 

  • 求人が少ない
  • 一般企業では働けない
  • 独立・開業を前提とした資格

 

1つ1つ解説していきます。

求人が少ない

行政書士が就職・転職が難しいと言われるのは、そもそも求人の分母が少ないからです。
求人数が少ないことで、就職・転職者の平均的なレベルが上がれば、就職・転職することが難しくなります。


行政書士だけではなく、合わせて他のスキルを身に着けていかなければなりません。

一般企業では働けない

行政書士は、行政書士として一般企業では働けません。


一般企業による行政書士の募集はないです。

行政書士を取得しているという実績が、評価されることはあります。


行政書士として就職・転職するのであれば、行政書士法人や行政書士事務所に就職・転職するしかありません。

独立・開業を前提とした資格

行政書士は、独立・開業を前提として主体的に事業を行っていける資格です。


行政書士事務所を設立して、公的な書類の作成・代理・相談を請け負うこともできます。
独占業務なので、独立・開業を実行していくには適している資格です。


一方で、一般企業への就職・転職は想定されていないと言えます。

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行政書士の働き方属性の種類

行政書士には、いくつかの働き方があります。


「行政書士登録申請書」には、働き方属性を記入しなければなりません。
それぞれの属性を把握して、自分が該当する箇所にチェックを入れる必要があります。

 

行政書士の働き方属性の種類を、4つご紹介していきます。

 

  • 個人開業
  • 行政書士法人の社員
  • 行政書士の使用人
  • 行政書士法人の使用人

 

それぞれ解説していきます。

個人開業

個人で、行政書士事務所を設立する働き方です。


行政書士事務所では、所長としてさまざまな決定を行えます。
働き方は自由ですが、自分ですべて行わなければなりません。


行政書士事務所や行政書士法人で働き方を学んだあとに、個人開業していくのが賢明です。

行政書士法人の社員

行政書士法人の役員として勤務する働き方です。


今までの行政書士法人は、行政書士2人以上が共同で設立してきました。
2019年12月の法改正により1人でも行政書士法人が作れることになったので、設立の幅が広がったのが特徴です。


個人ではできないことでも、知恵を出し合いお互いをサポートできます。
行政書士同士であっても、得意分野は異なるので、お互いの得意分野を活かしていくことが大切です。

行政書士の使用人

行政書士事務所などに就職・転職する働き方です。


少人数の事務所であれば、経験豊富な行政書士より直接仕事を教えてもらえる可能性もあります。
開業を目標に業務を覚えていく場合には、行政書士事務所の使用人として働くのが最適です。

行政書士法人の使用人

行政書士法人に就職・転職する働き方です。


行政書士法人には、複数の行政書士がいるので、多様な分野の業務を学ぶことができます。
自分の得意分野を探せて、キャリアを積むことも可能です。

行政書士の先輩が数多くいる可能性が高いので、安心感をもって業務が行えます。

行政書士の就職・転職先の選び方

行政書士として就職・転職する場合には、勤める会社の選択が大切です。
どのようなキャリアを積んでいく必要があるのか考えておきましょう。


闇雲に選択してしまうと、経営方針が自分が学んでいきたい方向性とは異なる可能性があります。
ミスマッチを防ぐためにも、選び方が大切になってくるのです。

 

行政書士の就職・転職先の選び方について、3つに分けてご紹介していきます。

 

  • 独立・開業を見据える
  • コンサルタント技術が磨ける
  • 行政書士として働かなくても良い

 

1つ1つ解説していきます。

独立・開業を見据える

一般的に、行政書士は独立・開業を目指します。


知識がないまま独立・開業するのは、不安要素が多いです。
就職・転職して業務内容を覚えていくのが、賢明と言えます。


一般企業ではなく、行政書士事務所や行政書士法人で実務経験を積むことが大切です。

コンサルタント技術が磨ける

昨今の行政書士では、公的な書類の作成・代理・相談だけではなく、コンサルタント業務も必要です。


AIによる自動化に伴い、行政書士の業務は需要が減退していくことが懸念されています。
コンサルタントができる行政書士であれば、その心配はいりません。


コンサルタントについても自分で学ぶのは大変であり、日々の業務を通じて学んでいくことが大切です。

行政書士として働かなくても良い

行政書士を取得したのであれば、行政書士を活かしていくのが妥当です。
一方で、絶対に行政書士として働かなければいけないわけではありません。


行政書士を受験している場合には、勉強で得た知恵に富んでいるはずです。
受験経験を活かして、実務で新たな分野にチャレンジすることも経験として大切になってきます。

行政書士が就職・転職を有利に進める方法

行政書士として就職・転職を有利に進めていくためには、行政書士の資格に頼らない事も大切になります。
転職エージェントを利用すると、効率的な就職・転職が可能です。

 

行政書士が就職・転職を有利に進める方法について、3つご紹介していきます。

 

  • 転職エージェントの利用を検討
  • コミュニケーション能力を身につける
  • ダブルライセンスだと就職の幅が広がる

 

それぞれ解説していきます。

転職エージェントの利用を検討

就職・転職を行う際に難しいのが、自分に合っている企業を見付けることです。


転職エージェントを利用すれば、自分の気付いていない潜在能力まで見極めて、最適な企業を紹介してくれます。
ミスマッチを減らして、就職・転職した後にもキャリアビジョンに沿った業務を行っていくことが理想です。


転職エージェントにより、客観的に就職・転職先を見付けてもらうことで、自分に最適な企業に出会える可能性が高まります。

コミュニケーション能力を身につける

行政書士として仕事が出来たとしても、同僚、上司、顧客などさまざまな人とコミュニケーションを取らなければなりません。
コミュニケーションを適切に取ることで、正確かつミスのない業務を行っていけるようになるのです。


日頃から、コミュニケーションを意識して生活していくことが大切になります。

ダブルライセンスだと就職・転職の幅が広がる

行政書士自体崇高な資格ですが、合わせて他の資格も取得すると相乗的に業務の幅が広がります。
就職・転職に関しても、対応可能な業務の幅が広がればアピールもしやすいです。


他の専門知識も獲得して、ダブルライセンスで就職・転職に挑めば、希少な専門家として優遇されます。

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まとめ

今回は、行政書士の就職や転職の難しさや、就職・転職先の選び方について解説してきましたがいかがだったでしょうか。

 

行政書士は、独立・開業を前提とした資格なので、就職・転職に関する求人が少ないです。
一方で、行政書士事務所や行政書士法人で働ければ、行政書士として必要な実務経験を積むことができます。


将来的に、行政書士と合わせてコンサルティング業務を学んでいくことが重要です。
ダブルライセンスも検討していくことで、就職・転職市場で価値をあげていけます。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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