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税理士試験(2021年)の合格者数はどれくらい?受験者数の減少はなぜ

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税理士試験の受験者数と合格率イメージ

税理士試験は国家資格の中でも難しい試験だと言われていますが、実際には合格者数はどれくらいいるのでしょうか。税理士試験の受験者数は年々減少傾向にあるとも言われていますが、なぜそのような現象が起きてしまっているのでしょうか。

 

この記事では、税理士試験の受験者数や合格者・合格率についてご紹介します。あわせて税理士試験の受験者数や合格者数から見えてくる税理士試験離れや合格者の実態についてもご紹介します。

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1. 【2021年】税理士試験の受験者数はどのくらい?

毎年どれくらいの人が税理士試験を受験しているのでしょうか。
ここでは、税理士試験の基礎知識として受験科目と2021年度の受験者数についてご紹介します。

税理士試験とは?

税理士試験の科目は大きく2つに分類されています。
会計学に属する「簿記論」と「財務諸表論」は必須科目です。
税法に属する科目は7科目あり、3科目を選んで受験することになります。
7科目のうち「所得税法」か「法人税法」のどちらかを必ず選択する必要があります。

(税法に属する科目)

・消費税法又は酒税法
・法人税法
・相続税法
・所得税法
・固定資産税 
・国税徴収法
・住民税又は事業税

税理士試験は例年3日間かけて実施されており、科目合格制であることから1度に5科目を受験する必要はなく、1年に1科目だけ受験することも可能です。
合格基準点は全ての科目において共通で、全体の6割です。

出典:国税庁『税理士試験の概要』

【2021年】税理士試験の受験者数

国税庁が公表した2021年度の税理士試験結果によると、申込者数は35,774人でそのうち実際に受けた受験者数は27,299人でした。
2021年度における科目別の受験者数は以下の通りです。

 簿記論 11,166人 
 財務諸表論 9,198人 
 消費税法 6,086人 
 酒税法 470人 
 法人税法 3,532人 
 相続税法 2,548人 
 所得税法 1,350人 
 固定資産税 941人 
 国税徴収法 1,702人 
 住民税 378人 
 事業税 302人 

税理士試験の受験者の年齢層は高く、最も大きい割合を占めているのが41歳以上の10,289人です。

 41歳以上 10,289人 
 36〜40歳 4,334人 
 31〜35歳 4,506人 
 26〜30歳 3,890人 
 25歳以下 4,280人 

出典:国税庁『令和3年度(第71回)税理士試験結果』

2. 【2021年】税理士試験の合格者数・合格率

税理士試験の受験者数に対してどのくらいの割合の受験者数が合格しているのでしょうか。ここでは、科目別と年齢別とに分けて、合格者数と合格率についてご紹介します。

科目別合格者数・合格率

2021年度における科目別の合格者数と合格率は以下のような結果になりました。

 簿記論 1,841人  16.5% 
 財務諸表論 2,196人  23.9% 
 消費税法 726人  11.9% 
 酒税法 59人  12.6% 
 法人税法 453人  12.8% 
 相続税法 325人  12.8% 
 所得税法 170人  12.6% 
 固定資産税 130人  13.8% 
 国税徴収法 234人  13.7% 
 住民税 48人  12.7% 
 事業税 38人  12.6% 

年齢別合格者数・合格率

2021年度における年齢別の合格者数・合格率は以下のようになっています。

 41歳以上 1,218人  11.8% 
 36〜40歳 795人  18.3% 
 31〜35歳 959人  21.3% 
 26〜30歳 895人  23.0% 
 25歳以下 1,272人  29.7% 

3. 税理士試験の受験者数や合格者数から分かること

税理士試験の受験者数は年々減少傾向にありますが、なぜ受験者数は減少しているのでしょうか。
ここでは、税理士試験の受験者数が減少している3つの理由や合格率から見えてくることなどについてご紹介します。

税理士試験の受験者数が減少している原因

税理士試験の全体の受験者数は年々減少傾向にあり、2010年度は51,468人だったのに対して2021年度の申込者数は35,774人にまで落ち込んでいます。
このように税理士試験の受験者数が減少している理由として、以下のことが考えられます。

 

将来の仕事不足に対する不安

AIの発達により税理士の仕事がなくなるのではないかとの話が広まっています。
実際にはAIでは処理できない税理士の業務がたくさんあるため、税理士の仕事がなくなることはありません。
しかしながら将来の仕事不足に対する不安から税理士になることを諦める人が少なくありません。

 

税理士に対するイメージ

若者の間で、税理士の仕事に就くのは難しいにもかかわらず、給料や待遇面がそれほど良くないとのイメージが定着していることも税理士試験受験者数が減少している理由の1つです。
何年も税理士試験の勉強に時間を費やして税理士になるよりも、他の職業に就いた方が良いと考える若者が増えています。

 

試験の難易度が高い

税理士試験の合格率は12〜20%程度と難易度が高いです。
税理士試験を受験するための条件があったり、一朝一夕の勉強では合格するのが難しいことなどから税理士試験の受験を諦める人も少なくありません。

税理士試験の合格者数から分かること

税理士試験の難易度は高いですが、年齢別の合格率を見ると25歳以下の若者の合格率が最も高いことがわかります。
25歳以下の若者の内訳を見ると、大学に在学中の学生の割合が大きく、ダブルスクールで税理士試験に備える学生が多いです。
学歴別の2021年における合格率の割合は次のようになっています。

 大学卒 17.7% 
 大学在学中 31.1% 
 短大・旧専卒 14.3% 
 専門学校卒 16.1% 
 高校・旧中卒 22.5% 
 その他 43.5% 

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4. まとめ:税理士試験の受験者数や合格率を把握しよう!

税理士試験の合格者数の少なさからも難関の国家資格であることが分かります。
税理士試験の受験者数は年々減少しており、特に税理士試験の若者離れが懸念されています。
たしかに若者の受験者数は少ないですが、合格者数の割合は高いです。

 

税理士の仕事はAIに取って代わるのではないかと言われていますが、全ての税理士の業務がなくなることはありません。
20代で税理士試験を受験しようか悩んでいる方は、キャリアアップのためにも税理士試験を受験することをおすすめします。
年代が上がるにつれ合格率は下がりますが、受験者の割合を大きく占めているのは30代以上です。
税理士には定年がなく、何歳になっても働けるのが魅力の職業です。
30代以上で税理士試験の合格に不安がある方は1科目ごとの受験も可能なため、着実に合格を勝ち取りましょう!

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