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未経験者が経理・財務職に転職する際のポイントを解説!

経理の転職お役立ち情報

転職のポイントを解説するビジネスマン

経理・財務職への転職に興味があるものの、未経験のため転職をためらっている方も多いと思います。
本記事では、そもそも経理・財務ってどのような仕事なのか、また、未経験者が転職をするにあたって知っておくべきポイントについて解説をしていきます。

経理ってどのような仕事があるの?

経理職は、決算書を作成するために日々の取引を会計帳簿に記録することを主たる業務としています。
具体的には、

 

  1. 請求書処理等の事務作業
  2. 経理ソフトを利用した伝票入力
  3. 決算書の作成

 

といった業務に携わることになります。

1.請求書処理等の事務作業

未経験の方が最初に携わる機会が多いのが、請求書処理等の事務作業です。

 

会社は日々、売上の計上、代金の回収、モノの仕入れ、各種業者への支払といった活動を行っています。
これらの活動において、得意先へ注文書や請求書の発行、仕入先からの注文書や請求書の受領といった書類のやりとりが多く発生します。

 

近年では、コロナ禍における在宅ワークの普及やペーパーレス化推進の観点から、書類のやりとりが減っていますが、まだまだ多くの場面で紙の書類が登場します。
これらの書類のやりとりやファイリング等は、数が膨大になることが多いため、事務作業をこなせる人材には大きな需要があります。

2.経理ソフトを利用した伝票入力

次に、経理ソフト等を利用して実際に会計伝票を入力するような業務があります。

 

このような業務は、ある程度、経理に馴染みのある人が担当することも多いですが、近年のソフトは複式簿記等の会計の仕組みを理解していなくても直感的に利用できるものが増えています。
そのため、未経験者がいきなり経理ソフトを利用した伝票入力を行うといったケースも多く、このような作業ができる人材には大きな需要があります。

3.決算書類の作成

最後に、貸借対照表や損益計算書等の決算書類を作成する業務があります。

 

経理や会計に関する知見を求められるため、未経験者がいきなり主担当としてかかわるケースはあまりないですが、補助者として関与するケースは十分にありえます。

 

決算書の作成に関わるためには、最低限の会計知識を抑えておく必要がありますので、日商簿記等の資格の勉強を進めておくとスムーズに業務をこなせるようになるでしょう。

財務ってどのような仕事があるの?

財務職は、出納管理等、会社のお金を管理することを主たる業務としています。
具体的には、

 

  1. 日々の出納管理
  2. 資金計画の作成
  3. 資金調達の実行

 

といった業務に携わることになります。

1.日々の出納管理

未経験の方が最初に携わることが多いのが、日々の出納管理です。
得意先からのお金の入金や仕入先へのお金の支払といったお金の出入りを管理します。振込作業をするためにネットバンキングを利用したり、場合によっては直接銀行に行って振込等を行うことになります。
海外に得意先、仕入先がいる場合や、海外に支店や子会社がある場合には、海外送金を行うようなこともあります。

2.資金計画の作成

次に、将来のお金の流れを管理するために資金計画を作成する業務があります。

 

「黒字倒産」という言葉があるように、利益が上がっているのに手許の資金がなくなってしまい、借金を返済できなくなった結果、倒産してしまうという事例があります。
このような事態を防ぐためには、将来の入金、出金のタイミングを資金計画として作成し、常に適切な量のキャッシュを手許に保有しておく必要があります。

 

未経験の場合には、主担当として携わることはないですが、補助者として関与するケースは十分にあります。

3.資金調達の実行

最後に、銀行や株主からの資金調達の実行を行うという業務があります。

 

ビジネスを立ち上げたばかりの会社や、これから拡大をしていくような成長フェーズにある会社では、銀行や株主から資金を集めて、設備や商品開発等に投資する必要があります。
過去に実績があり、銀行等との信頼関係ができている場合には、比較的容易に資金調達を行うことができますが、実績がない場合には、会社の将来性を説得力をもって説明することが求められます。
株主からの調達を行う場合であっても、会社の将来性を投資家に説明しないと、自社の株主になってもらうことはできません。

 

資金調達活動は未経験の場合には難易度が高いため、補助者として関与することになると思いますが、財務の知見だけでなく、ビジネスに関する知見も求められます。

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未経験者が経理・財務職に転職する前に知っておきべきポイント

ここからは、未経験の方が経理や財務職に転職する場合に苦労するポイントや事前に勉強しておくべき資格等について解説をしていきます。

1.未経験者が苦労するポイント

経理・財務職のいずれにも共通して言えることですが、経理や財務に関する専門用語が多いため、未経験の方はそこで戸惑ってしまう可能性があります。

 

経理職であれば、貸借対照表、損益計算書、借方、貸方、売掛金、買掛金等。

 

財務職であれば、社債、劣後債、キャッシュフロー計算書、為替予約、スワップといった専門用語が当たり前のように使われます。
業務を経験しながら徐々に覚えていけば全く問題がないのですが、事前にこのような用語を勉強しておくと、スムーズに業務をこなせるようになるでしょう。

 

そこで、経理・財務系のおススメの資格について、次の章でご紹介していきます。

2.経理・財務系資格について

経理・財務系の資格で一番のおススメが「日商簿記」です。

 

日商簿記は、3級~1級まであるのですが、未経験の方は3級をとることを目標に勉強することからスタートしましょう。
3級を勉強することで、会社のお金の流れや決算書の仕組み、複式簿記の仕組みを理解することができます。
2級は、少し実務的な内容になるので、経理・財務の仕事に関わってみて、より深い理解をしたい場合に勉強していきましょう。
1級は、さらに専門的な内容になりますので、将来的に公認会計士や税理士を目指したい方であれば、勉強する価値があると思いますが、非常に難易度は高いです。

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まとめ

未経験の状態で経理・財務職へ転職することを不安に感じる方も多いと思います。
それぞれの業務の具体的なイメージを持つことや、事前に日商簿記等の資格の勉強をしておくことで、不安は少しずつ解消されるでしょう。

 

経理・財務職は、企業を縁の下の力持ちとして支える非常にやりがいのある仕事ですので、興味を持った方はぜひチャレンジしてみてください。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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