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経理の求人募集数ってどれくらい?キャリアと一緒に考える

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成功への道のり

経理職は事務職として人気の職業の1つです。
会社のお金を扱う仕事なので、決して楽な仕事ではありません。
複式簿記の基本的な知識、税額の計算など、数字に強くないと勤まる仕事ではありません。
そんな経理職ですが、求人の実態はどうなっているのでしょうか?
今回は、経理職として働きたいと考えている人に向けて、求人の実態やキャリアプランなどをご紹介していきたいと思います。

経理の求人・募集の傾向について

近年の経理職の募集傾向として、よりプロフェッショナルな人材を採用する傾向にあることが挙げられます。
近年はIT化が進み、単純作業の部分はどんどん自動化が進むなどして効率化ができています。
そんな中で人間に求められる能力は「入力されたデータを分析し、経営改善に役立てていく」ことです。
これらの点から、今後の経理職に求められる能力は

 

  • 入力されたデータに間違いがないかをしっかりと精査するような、丁寧に仕事をする能力
  • 入力されたデータから経営課題をしっかりと分析できる能力

 

これらが必要とされると言えるでしょう。

年齢・男女別経理職の割合

「事務職は女性の方が多い」と考えている方も少なくないのではないでしょうか。
そんな事務職の一つである経理の実態はどうなっているのでしょうか?
とある求人サイトによると、経理職経験者の割合は男性55%、女性45%と、男女に差は大きくありませんでした。
これには次のような理由が考えられます。

 

  • 近年の経理職の高度専門化により、幅広い枠からの採用が増えていった(元税理士法人(会計事務所)勤務者、国家資格取得者)
  • 年間のスケジュールがある程度決まっているため、妊娠や出産前後のスケジュールが決めやすい
  • ある程度仕事が定量化されているため、長期休暇後の復帰がしやすい

 

このような理由から、経理職では男女ともに活躍できるフィールドが整っていると言えます。
近年では経理職も専門化が進んでおり、経理を通して専門スキルを発揮できる機会も多くなってきています。
そのため、キャリア志向の方が活躍できるフィールドも整いつつあり、幅広い層が活躍できる点も男女共に人気のある理由でしょう。

経理の求人数の推移

経理職は、今後の業績の成長が見込める業界や仕事で求人数が多くなる傾向にあります。
というのも、会社は設立当初は間接部門にはあまり力を入れていません。
最初は売上や知名度を上げることが最重要項目であり、あまり間接部門に力を入れる余裕がないのです。
そして、会社の成長と共に経営基盤が安定してくると、やっと間接部門に力を入れることができるようになるのです。
ですから、これからの経済動向を考えると

 

  • IT業界
  • Web業界
  • 医療業界

 

などの業界で経理職の求人が増加していくと考えられます。
老舗メーカーや商社など、昔から間接部門を設置している企業では人件費削減のために間接部門の人員を募集していないこともあります。
ですが、ベンチャー企業に関しては、これからの求人は増えていくことも見込まれるでしょう。

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経理の求人・募集要項のリアル

さて、そんな経理職ですが、いざ転職しようとしても、簡単に就職できる仕事ではありません。
ここからは、そんな経理職の仕事や転職に関するリアルな事情をお伝えしていきます。

経理に求められる仕事内容について

経理には様々な能力が求められます。
人物面でいうと

 

  • まじめにコツコツと仕事に取り組める人
  • 丁寧に仕事を進めていける人
  • 数字を見て分析するのが好きな人
  • ルーチンワークが嫌いではない人

 

これらが挙げられます。
スキル面で言うと

 

  • 日商簿記2級以上程度の簿記能力
  • エクセル関数を使いこなす能力
  • 財務データから経営改善提案を行い、実行した実績
  • (海外にも拠点を置く企業の場合)ビジネスレベルの英会話能力

 

このような能力が求められる傾向にあります。

転職市場と経理職のリアルな事情

近年はIT化が進み、従来の経理職が行ってきた単純作業部分はAIが行うようになってきました。
そのため、経理職には「入力されたデータから経営課題を読み解き、経営層に改善案を提案する」など、より高度な仕事が求められるようになってきています。
また、経理職は年間スケジュールがある程度決まっており、職場復帰も比較的容易な点から、税理士法人などで働いていた人たちが転職市場に流れ込んでくる可能性もあります。
その中には日商簿記2級は勿論、税理士試験の科目合格者や、税理士、公認会計士の資格を持つ人も居ます。
もし新たなキャリアとして経理職への転職を考えた場合、このような人たちがライバルになることは忘れてはいけません。
そんな中で転職で経理職を勝ち取るためには、相応のやる気とそれに見合う資格の取得は目指した方が賢明でしょう。

無資格・未経験の場合

全くの未経験で経理職に転職したいと考えている場合、資格が無いと就職は厳しくなると考えた方がいいでしょう。

 

例えば

 

営業→経理
デザイナー、エンジニア等の別職種の専門職→経理

 

など、キャリアチェンジの転職を考えている方に当てはまります。
先程記載した通り、経理職を希望している人の中には、税理士法人などで働いていた人や国家資格保持者もいます。
経理に転職する場合、こういった人たちがライバルになると考えると、いかに無資格未経験が厳しいかご理解頂けると思います。

 

全くに未経験で経理職への就職を希望する場合には

 

  • 日商簿記2級など、何らかの資格を取得する
  • キャリアチェンジを考えるようになったキッカケを明確に伝える
  • その会社で働きたい理由を明確にする

 

などを行うと、転職が成功しやすくなるでしょう。

経理から歩める別のキャリアについて

このように、経理職ではより高度な専門スキルを経験できるようになってきています。
これまでは「経理への就職」という面で考えていきましたが、これからは「経理からの転職」という面で考えて見てみましょう。

経理職で積める経験について

先述したように、経理職では高度な専門スキルが経験できるようになってきました。
特に財務データから経営課題を発見し、改善案提出を行うような企業であれば、その経験は財務コンサルに近しいものがあると言っても良いでしょう。
経理職としてより上の役職に就ければ、さらに専門的な能力が身に付くことでしょう。
そこまでのスキルを獲得した人であれば、転職市場での幅も広がっていくことが考えられます。

経理職から積めるキャリア

近年の経理職ではより専門知識が求められている傾向にあることから、経理職でも積めるキャリアが幅広くなってきたことが挙げられます。

 

  • 複式簿記を用いた基本的な帳簿入力
  • 法人税、源泉所得税、住民税などの基本的な税の知識
  • 国民健康保険、厚生年金、労働保険などの社会保険の知識

 

といった基礎的な知識から

 

  • 財務データから経営状況を分析する能力
  • 分析データを資料にまとめ、経営層の前でプレゼンする能力

 

といった専門的な能力をつけることも可能です。
また、経理職として高度な財務分析力を身に付けていると、同じ能力を必要とする他職種に就職が可能です。

 

例えば

 

  • 財務職
  • 税理士事務所・会計事務所・税理士法人
  • 監査法人
  • 財務コンサル会社

 

などです。
更に働きながら資格を取得し、税理士の科目合格や公認会計士試験などを突破すれば、就職の際に大きなアピールとなり、キャリアアップも有利に進められるでしょう。

自分の歩みたいキャリアを再確認しよう!

経理職への就職を希望し、就職が叶ったとしても、それはキャリアゴールではありません。
寧ろ新しいキャリアの為のスタートに立ったと言えるでしょう。
経理職への就職を希望する前に、一度自分のキャリアを見直し、5年後や10年後のキャリアプランを立ててみると、より充実した職業人生を過ごせるかも知れませんね。

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まとめ

今回は経理職のリアルな事情についてご紹介していきました。
これからの経理職では、より高度なスキルが必要になってきます。
その時の為に、常日頃から財務スキルを身につけて、時代の波に乗れるように努力を続けていくことを心がけたいですね。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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