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会計事務所に転職 志望動機の考え方・例文

税理士の転職お役立ち情報

会計事務所へ向かう転職活動中の男性

全国に100万社を超える中小企業の会計と税務を支え、大企業には高度なサービスを提供する会計事務所は、様々な業種と関わりたい方や専門性を磨きたい方にとって、有望な職場のひとつとなっています。
主に中小企業をクライアントとする会計事務所では、ほぼ全ての経理と財務を支援していますので、クライアントからとても頼りにされると共に、様々な経営に関する相談の窓口となることも多くなります。

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会計事務所で何をしたいのかを考えよう

全国に100万社を超える中小企業の会計と税務を支え、大企業には高度なサービスを提供する会計事務所は、様々な業種と関わりたい方や専門性を磨きたい方にとって、有望な職場のひとつとなっています。

主に中小企業をクライアントとする会計事務所では、ほぼ全ての経理と財務を支援していますので、クライアントからとても頼りにされると共に、様々な経営に関する相談の窓口となることも多くなります。
一方、上場企業や中堅規模以上の企業をクライアントに持つ会計事務所になると、クライアントの個別プロジェクトへの参加や、M&A等の高度な案件への関与、あるいはクライアント企業に一定期間を常駐して、特別プロジェクトを遂行するようなこともあります。

会計事務所ではサービス精神が必要

基本的に、会計事務所はクライアントのバックオフィスを支援するサービス業です。
クライアントから見れば、求めるサービスの対価を会計事務所に支払っていますので、常に期待に応える品質を維持しなければなりません。

クライアントからの依頼を遂行する能力の他にも、様々な経営課題に対して、何か手伝うことはないかを積極的にクライアントに問いかけ、問題意識を提起することも大事です。
求められたことをやるだけではなく、さらに一歩踏み込むような良い意味での「サービス精神」が必要です。

会計事務所への適性が自分にあるか見つめよう

会計事務所の業務の大部分は事務作業になります。
しかも高度な正確性が求められます
理路整然と業務をこなし、試算表の中に隠された違和感は無いかどうか、クライアントが最も関心を持つことは何かを想定しながら作業を進めなければなりません。
例えば試算表のチェックであれば、会計科目間の動きだけではなく、業界平均やビジネスの流れからも、異常値を検出できる目利き力も必要になります。

また、クライアントへ的確に説明することができる「会話力」も重要な適性です。

志望動機には将来構想を

一般企業の経理部門ではなく、なぜ会計事務所で働きたいのか。会計事務所で働くことでどのようなキャリアを積んでいきたいのかを明確に説明することができるようになりましょう。

例えば入社して2年の間は、各担当クライアントとのコミュニケーションをしっかりと取り、まずは信用を獲得する、
3年目以降は営業活動もこなして会計事務所の発展に貢献するなど、自分のキャリアと事務所の成長を結びつけて話すことも大事です。

とくに経験者として転職する場合は、会計事務所を経営する側の視点に立ち、自分を採用したらどのようなメリットがあるかを訴求することは、志望動機にふくめるべき大切な要素です。

大手の会計事務所等では、シニアマネジャー→ディレクターと社内昇格を経て、共同経営者であるパートナーを目指すことが可能です。
向上心があること、事務所の成長に貢献したいと伝えるために、しっかり昇格していきたいと話すのも良いでしょう。

なお、税理士や公認会計士の資格を保有している方には、将来的に独立をめざしている方もいるでしょう。
しかしキャリアプランとして「独立したい」と話すことは、辞めることを前提に考えているということでもあるので、独立を積極的に応援する事務所でない限りは、面接の場で話すことについては注意するようにしましょう。

キャリアプランから見た志望動機

転職時、面接官から志望動機を問われますが、その質問では「将来どうなりたいのか」という意図を確認することもよくあります。

将来なりたい自分を目指して、基本的な会計業務の経験を積みながら税理士になる方、より高度な案件に携わってコンサルティングサービスに注力したいと考える方など、さまざまなキャリアプランが考えられます。

会計の専門家としてのキャリア

一般企業の経理・財務を経験してきた方が会計事務所に勤める場合、さまざまなクライアントを担当することで自分自身の視野を広げるとともに、たくさんの企業の役に立ちたいと考える方が多いのではないでしょうか。

このような場合の志望動機としては、

「実務経験を積んでたくさんのクライアントを担当したい」
「座学では経験できないことを積極的に吸収したい」
「収益認識基準や国際会計基準(IFRS)等の新しい会計ルールにも触れ、会計業務のプロフェッショナルを目指したい」

などが考えられます。

ゆくゆくは会計事務所内での職位を引き上げたい方もいます。

「チームマネジャーになりたい」
「事務所の全体のことを考え、経営にも携わりたい」

と、向上心をはっきりと伝えることも重要です。

コンサルティング業務を視野に入れたキャリア

コンサルティング業務を得意とする会計事務所へ転職する場合の志望動機も考えてみましょう。
公認会計士の方の場合、

  • これまでに関与してきた大企業に対する法定監査の経験
  • 上場企業の金融証券取引法監査等の実務経験

上記をベースとして、今後はどのようなキャリアを積みたいかを具体的に述べる

このようなことが必要です。

「上場を考えているベンチャー企業を中心に、内部統制の体制性整備をアドバイスをしてみたい」
「上場企業のガバナンスの運用評価やアドバイスもしていきたい」

などの例があります。
ここで気をつけたいのは、自分のスキルアップをめざすだけの志望動機にならないことです。
コンサルタントとしてのキャリア形成が事務所にとっても有益である点を強調しましょう。

また、コンサルティングを中心とする会計事務所の組織は、実力主義に基づいていることが多いです。
実力主義の環境でもセルフスタートで活躍できること、組織内部においてシニア・マネジャーやディレクター・レベルにを目指していることを伝えること高評価につながります。

M&Aや資産税等の特別業務に携わりたい方のキャリア

会計事務所の業務は多岐にわたっており、会計業務、税務業務、これらを組み合わせたコンサルティングサービスの他にも、M&Aや資産税アドバイス、相続税対策等を専門的に扱っていることもあります

専門性を高めてコンサルティング業務に携わりたいと考える方の志望動機におけるキャリアプランは、より具体性を持ったものであることが大切です。

例えば、これまでにM&Aの一部として企業買収案件に携わった方であれば、企業分割や合併等を経験することで、買収側あるいは被買収側双方のM&Aアドバイスが可能になり、コンサルティングサービスの幅を広げることができる等です。

資格の有無で変わるキャリアプラン

会計事務所では基本的に有資格者を中心とした組織構成(税理士法人の社員等)をしています。
マネジメント層は全員が有資格者ということもあります。
公認会計士や税理士資格を持たない方は、まずはこれらの資格合格を目指していることを述べるのも志望動機となります

例えば、税理士試験を目指す方であれば、いつまでに3科目分を合格して、最終的には5科目合格をいつ頃としているような計画性の説明をしましょう。
資格取得後は資産税に関わりたいので、ぜひ経験したいと伝えると、面接官も入所後の配置を想像しやすくなります。

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まとめ

志望動機では、自分の現状とめざす方向性が、事務所のサービスにどうリンクするかを言えるかどうかがポイントです。
資格の有無や経験などはそれぞれ違いますので、面接官に伝わるよう、具体的にはっきりと述べるように準備をしておきましょう。

Profile レックスアドバイザーズ

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