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【初心者必見!】経理業務の将来性をわかりやすく解説

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経理業務の現状と将来性

①会計システムへの仕訳入力

経理業務は過去と比較して飛躍的にその効率性が進歩しています。
会計システムの普及・導入により、仕訳伝票の起票も簡便化されました。

また、会計システムで仕訳情報を保管することができるため、以前であれば総勘定元帳などを紙で印刷し、大量の紙で保存していましたが、これもデータで保存することが可能になりました。

このように、様々な経理業務の中の1例でも劇的かつ急速に変化しています。
近年ではIT化やAIといった、人が作業をする業務の効率化ではなく、そもそも人が作業をしない仕組みに変化しつつあります。

では、今後経理業務はIT、AIにより全く人の判断がない業務となっていくのでしょうか。
具体的な過去の業務変化から経理業務の将来性を見ていきましょう。

②現預金の出納業務

経理業務の基本とも言える業務の1つが、現預金の出納業務です。
現金の管理自体は昔から大きく変化はしていません。

それは日本におけるキャッシュレス化の遅れによることが大きな要因となっています。
現金自体は現物で管理しなければなりませんが、キャッシュレス決済が進むことで現金で受け渡しをするといった手続きが不要となります。

ただし、日本では香典や祝い金など現金を現物として渡す事自体に意味がある文化があり、完全にキャッシュレスになることは困難です。
また、企業側の仕組みとしても従業員の立替精算などによる先払い(仮払)などは現金で処理される場合が多いです。

そこで当面の間は、現預金管理の管理方法については継続すると思われます。

③債権・債務・請求書発行の業務

経理業務の中でも、最も業務量が膨大な件数となるのが債権・債務と請求書発行業務です。

  • 債権管理業務は、取引先から入金があった際に、債権が正しく回収されているかを取引先毎に管理します。
  • 債務管理業務は、取引先への支払いに対し、正しい請求書を受領しているか、正しく支払処理がされているかを管理します。
  • 請求書発行は、取引先に対して請求書を発行するため、莫大な請求書の紙を発行します。

このように、債権債務管理と請求書発行業務は、経理業務の中でも大きなウエイトを占めることになります。

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経理業務の過去と将来性

①手書きの仕訳伝票

仕訳の計上について、会計システムが普及する前は手書きの仕訳伝票によって仕訳が計上されていました。
1仕訳計上するにも5分~10分程かかっていた業務が、会計システムの普及によりわずか数十秒で仕訳が計上できるようになりました。

このように会計システムの普及は、経理業務にとって大きな効率化と正確性をもたらしたと言えます。

②債権・債務管理

債権債務管理についても、会計システム同様に専用のシステムである債権債務管理システムが普及しています。
債権債務管理は、取引先および取引単位毎にその金額を把握しなければなりません。
システムが導入するまでは、仕訳伝票同様に手書きの管理簿で管理していました。

今までの中小企業の場合、システムを導入することは、費用面からも困難であり手書きの代用としてエクセルなどの表で管理している場合が多いです。

③試算表の作成手続き

試算表の作成についても、仕訳伝票と同様に精算表という科目別に集計する表を作成します。
元となるのは手書きの仕訳伝票から集計するため、1伝票ずつ手書きの仕訳伝票を電卓で集計していきます。
当時を思うと途方もない作業量であっただろうと推測できます。

また、電卓で手集計であることから、何重にも金額チェックをする必要がでてきます。
今では会計システムで仕訳を自動的に集計してくれるため、その点においても非常に効率化がされています。

経理業務と将来性

①経理業務のIT化

近年では、経理業務もIT化が急速に加速しています。
例えば、会計システムは特定のパソコンに縛られることなく、インターネットさえ繋がれば会計システムを使用することができるクラウド化が進んでいます。

近年のコロナ渦という状況で、在宅勤務が推奨される中、クラウド化によりどこでも経理業務ができることはメリットが高いといえます。

また、請求書発行においても、請求書の電子化が進みつつあり紙の請求書というのも今後減少傾向になっていくことでしょう。

②経理業務とAI

AI導入された会計ソフトは、経理・会計業務の効率化に大きく貢献します。
経理・会計にまつわる作業はほとんどが継続して同じ手順・やり方で行われることを必要とし、AIが最大限に活躍できる分野です。
過去からの学習で、行うべき処理を導き出すことができます。

経理・会計業務の効率化は当然その部門の生産性を向上させますが、会計ソフトのAI導入によっては他部門の業務効率化・生産性向上の効果も期待できます。

会計処理によって算出された様々な経営上の数値について、会計ソフトに導入されているAIによる分析が行われるからです。

AIの導き出したアドバイスにより、会社の経営をより良くすることができます。

③経理業務と人材

経理業務と人材について、ITなるということはありません。
作業は減少しますが、AI等を活用した仕組み作りなどは経理人材が行っていくことになるでしょう。

また、経理業務は単なる集計業務だけではありません。
そこには会計基準に基づいた正しい会計処理がされているかを確認する必要があります。

未来的には、そのような判断もAIがする日がくるかもしれませんが、当面は経理人材による必要性は否めないと思われます。

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まとめ

経理業務は、過去の経緯をみると目まぐるしい変化を遂げました。
今後も、経理業務の効率化等は急速に進化していくことでしょう。

そこで現在経理業務を担当している方、現状が継続するとは思わずにさらなるスキルアップを意識していく必要があります。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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