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ファイナンシャルプランナー(FP)をわかりやすく解説!年収、仕事内容は?

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ファイナンシャルプランナーについて解説

①ファイナンシャルプランナーとは

ファイナンシャルプランナーは、お客さまである個人から、給与・負債・家族構成・資産状況などの情報を収集し、それをもとに住居・教育・老後など将来のライフプランニングに合った資金の計画やアドバイスを行うことを目的とした資格です。

近年では、ファイナンシャルプランナーという資格の認知度も増加し、資格取得を目指す人も増加傾向にあります。

②ファイナンシャルプランナーになるには

ファイナンシャルプランナーになるには、必ずしも資格を持っていなくていけないというわけではありません。

ファイナンシャルプランナーに必要な経験やスキルがあれば業務を行うことは可能です。

ただし実際には、お金に関わる専門的な知識が求められることから、ファイナンシャルプランナーの資格を取得してから活動することが一般的です。

ファイナンシャルプランナーの資格には2つの種類があります。

ひとつは国家資格である「FP技能士」、もうひとつは民間資格である「AFP、CFP」です。

③ファイナンシャルプランナーと資格

「FP技能士」には難易度があり、3級、2級、1級に分かれています。

FP技能士の資格試験は日本ファイナンシャル・プランナーズ協会と金融財政事情研究会の2団体が実施しています。

一度合格すれば資格に有効期限はなく、更新の必要はありません。


「AFP、CFP」
には2段階のレベルがあり、AFPの方が取得難易度は易しくなっています。

AFPとCFPの資格試験は、日本FP協会が実施しています。

難易度は、AFPが2級FP技能士と、CFPが1級FP技能士とほぼ同レベルです。

FP技能士は資格の有効期限はありませんが、AFP、CFPには資格の有効期限があります。

資格の認定後に定められる継続教育期間中である2年程度の間に、AFPは15単位以上、CFPは30単位以上を取得することで資格を更新できます。

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ファイナンシャルプランナーの年収と仕事内容

①個人向けのライフプランナー

人生を通してのライフプランをお客さまと一緒に考え、課題や問題点を明確化し、解決する手伝いをするのがファイナンシャルプランナーの主な仕事です。

ライフプランとは、仕事、結婚、子供の誕生、教育、マイホーム取得、子供の独立、老後の生活というライフステージごとに必要な金額を計算し、お金の計画を立てることをいいます。

お客さまの家族構成、給与、支出、住宅、資産など、計画のもととなる情報を聞いて、個人の財政状態を把握し、問題点と改善方法を考え、計画表を作ります。

そして、ライフステージごとにどのぐらいの資金が必要になるかを算出して資金繰り表を作成し、将来の問題点と改善方法を考え、お客さまに提案をします。

②企業向けのコンサルティング

ファイナンシャルプランナーの事業領域は、個人だけにとどまりません。

ファイナンシャルプランナーの顧客には、法人も含まれ、具体的には中小企業を中心とした企業です。

ファイナンシャルプランナーは、お金にまつわる様々な知識があるため、中小企業からしても非常にメリットがあります。

特に、ライフプランで作成する資金繰りなどの知識は中小企業でも十分に活用できます。

③他の士業との連携

ファイナンシャルプランナーの資格を取得している人は、税理士事務所や公認会計士事務所への就職にも有利です。

近年の税理士事務所や公認会計士事務所では、会計実務を行うだけではなく、コンサルティングを行う機会も増えています。

パソコンによる事務処理能力や簿記の資格があれば十分就職できますが、ファイナンシャルプランナーの資格があることで仕事の幅が広がります。

税理士や公認会計士の資格とのダブルライセンスを取得できれば、独立開業もかなり有利となります。

ファイナンシャルプランナーの平均年収

①ファイナンシャルプランナーの平均年収

ファイナンシャルプランナーの平均年収は350~450万円程度となっています。

日本の平均年収は430万円程度になるため、若干低い水準となっています。

ただし、あくまで平均的な年収であり、個人で実力がある方は1,000万円以上の収入も十分に見込めます。

また、大企業への就職活動にもファイナンシャルプランナーの資格を保有していると有利になります。

②ファイナンシャルプランナーの就職先

一般的にファイナンシャルプランナーの資格を取得している人は、銀行・保険会社・証券会社などの金融・保険業界に就職している場合が多いです。

これは、個人の資金計画を作成するという観点から、精通した業界に就職することで顧客獲得にもつながりますし、お客さまからしてもファイナンシャルプランナーの方に相談することで安心感を得ることができます。

また、金融業界以外にも不動産業界で活躍されている人もいます。

人生の中で一番大きな買い物といっても過言ではないのが、マイホームの購入です。

マイホームを購入する際は、今後の資金計画についても計画的に考えていく必要があるため、ファイナンシャルプランナーの知識が有利になります。

③ファイナンシャルプランナーの将来性

人生の中において、資産運用や住宅ローン、保険の見直し、相続問題など、私たちは生きていく上でお金に関する問題を避けることはできません。

近年では、年金だけで老後資金は足りるのか不安であるという声も多い中、ファイナンシャルプランナーにライフプランや資産運用の相談をしたいと思うお客さまが増えています。

こういった状況の中で、ファイナンシャルプランナーの需要は増加し、今後も引き続き、有資格者が増えると思われます。

今後、資格保持者が増加した場合、難易度の高い資格を有していれば自身の強みになっていきますので、今からファイナンシャルプランナーを目指して努力するとよいでしょう。

ただし、学生など若い人もファイナンシャルプランナー資格に挑戦するケースが目立っており、有資格者数は増えています。

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まとめ

ファイナンシャルプランナーは、近年需要が高まってきています。

ファイナンシャルプランナーは、個人のお客さまからすれば近所の相談役のようなポジションです。
税理士のように敷居が高いイメージではなく気軽に個人が相談できるといった部分が、今後さらに注目され、活躍の場も増えていくことでしょう。

Profile レックスアドバイザーズ

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