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【初心者必見!】経営企画の年収をわかりやすく解説

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経営企画の年収と役割

①経営企画とは

経営企画の仕事は、会社運営において非常に重要な役割を担っています。
会社には大きく3つの部署があります。


1つ目は、既存事業を運営する事業部門です。
これは、既存の商品やサービスを継続的に提供するために必要な部門です。


2つ目は、経理部門や人事部門でバックオフィスと言われる管理部門です。
経理では会社の業績を正確に把握するために日々の取引を仕訳で記録し、財務諸表を作成します。


また、人事部では従業員の給料計算や源泉税の納付、社会保険や入退社の手続きなどがあり、業務は多岐に渡ります。

このように、会社運営を支える上で、土台となるのが管理部門です。


3つ目は、経営企画といった会社のブレーンともいうべき旗振り役の部門です。
経営企画は、未来に向けて様々な会社運営の改善や新たな事業の立案や、予算管理などさまざまな業務を担当します。

②経営企画の仕事概要

経営企画の仕事は、他の部署と比較してルーチン業の割合は低いです。
これは経営企画が名前の通り新たな商品やサービスを企画立案し、実行する仕事だからです。

よって、経営企画というポジションの役割は会社によって異なり、会社の中でも時期によって取り組む仕事が異なります。

一般的に経営企画としていわれている業務は、前述の新たな商品企画や予算管理、また株主等のステークホルダーに対するIR業務なども含まれることがあります。

③経営企画に必要なスキル

経営企画の業務は資格がないとできない仕事ではありません。
むしろ資格にこだわらず柔軟な対応ができると人が向いていると言えるでしょう。

経営企画の業務は、ルーチン業務が少なく常に新しいことに挑戦していることが多いため、常に同じことを正確にする人よりは、常に変化を楽しんで柔軟に対応できる人が業務的にも気質的にもあっているといえます。

経営企画の年収と仕事内容

①経営企画の予算立案・管理

経営企画の業務の中で、予算立案・管理という業務があります。

例えば上場企業の場合、翌年度の業績を株主などに対して開示しています。
企業は、業績を開示することで予算の達成を約束し、株主はその期待を込めて投資を行います。

よって、予算が大きく未達の場合などは、株主からの期待が失われ、結果企業の株価に影響を与えることになります。

経営企画は、予算を各部署から吸い上げるとともに経営者が掲げる目標との間を調整します。
予算は、先ほどのように株主に対しての約束になるので、現実的な目標数値でなけでばなりません。
このことからも非常に重要な業務であることがわかります。

②経営企画の新規事業立案

経営戦略の業務は、前述の予算に大きく関わる業務です。
経営戦略は、企業を成長させていく中で大きな戦略の柱を立案し、具体的な計画に落とし込む業務です。

具体的には、海外事業の展開やM&Aなどによる企業買収、新商品の販売、不採算事業の廃止など多岐に渡ります。
こういった戦略は企業の業績に大きな影響を与えます。
よって、経営企画は予算立案時に、経営戦略も同時に行い、戦略と予算のバランスを持って企業が成長できるように調整を行います。


経営戦略には、さまざまな視点からメリット・デメリットを分析しなければなりません。
さまざまな視点とは法務面・税務面・経理面・人事面といった多角的な目線であり、この視点で戦略を精査する必要があります。
このように、経営戦略は企業にとって非常に大切な業務であるといえます。

③経営企画のIR業務

企業は株主に対して情報を開示しなければなりません。
有価証券報告書など、制度で義務づけられている情報開示をディスクロージャーといい、とくに上場企業では非常に重要な業務です。

企業のIR活動にはディスクロージャーももちろん含まれていますが、新商品の発表や企業活動の広報など、自主的に行う広報活動のことをIRといいます。
経営企画ではこのディスクロージャーの部分を担当し、全体のIRについては広報や総務が担当することが多いです。

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経営企画の年収

①経営企画の平均年収

経営企画の平均年収は500万~550万円程度となっています。
日本の平均年収が400万円台なので、経営企画の年収は平均よりやや上というイメージになります。

こちらは平均値なのでデータをまとめるスタッフなどの年収も含まれています。
実際には、会社の経営にとって重要なポジションのため、社内のさまざまな部署の中でもトップクラスの年収を得られるポジションになっています。

②経営企画の重要性

経営企画の業務は、前述の通り非常に重要な業務を担っています。
よって、常に新しい取り組みや社会情勢の変化、経済の動向などの情報をウォッチしておく必要があります。
企業は、常に改革をしなければ衰退していきます。

また、近年のITやAIといった技術革新により経済の流れは加速しています。
このような状況の中で、経営企画という仕事はより一層その価値が高まっていくことでしょう。

③経営企画の将来性

近年のAI技術は目まぐるしい進歩を遂げているものの、人間が行うクリエイティブな発想はまだまだ困難です。
特に、経営企画が担う会社のブレーンとしての機能は、各部門と経営者との仲介役でもあります。

将来的には、AIも同様にクリエイティブな発想が可能となることでしょう。
ただし、近未来での段階では、経営企画の業務の重要性と内容から仕事がなくなるようなことはないと思われます。

経営企画は、会社の中でも花形的なポジションであり、大きな役割を担っています。
経営者は、経営企画を通して、全社員に対して経営方針や達成すべき目標の共有を行います。
このことからも、経営企画の将来性として、益々注目されることでしょう。

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まとめ

経営企画の重要性は今後ますます注目されていくことでしょう。

ただし、注目されることと同時に求められるスキルも増えていきます。

今後経営企画の仕事を目指す方は、会社の経営データを見るための経理的な知識、社内事業に対する深い理解、広く現在の市場についての情報収集などが欠かせませんので、積み上げるようにしていきましょう。

Profile レックスアドバイザーズ

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