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経理へ転職したい20代の方へ!転職の成功ポイントについて解説します

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経理へ転職する20代

転職サイトや情報誌を覗いてみると、経理の募集が多くあることに気が付きます。
しかし、経理という名前は知っていても、具体的にどんな仕事をしているのか外部からは分からないものです。

 

この記事では、経理の仕事に興味がある人や、経理への転職について考えている人へ、仕事内容や特徴を詳しく解説します。
経理は専門職なので、経験なしの20代で転職するのはむずかしいと想像する人も多いでしょう。
しかし実際はそうとも言えないのが実情です。
ただ、20代なら誰でも転職できる訳ではないことも事実。

 

他の仕事と同様に、人によって向き・不向きがありますので、この記事で経理の仕事を理解し、20代での転職先として向いているかどうか考えてみましょう。

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【経理の現状】経理の人出が足りていない

転職を考えるとき、業界の求人市場について調べることはとても大切です。
経理への転職となると、雇う側からすれば『即戦力』を期待していますが、20代の転職となると、なかなか実戦で使えるスキルは身についていません。
しかし経理を含めた事務職は常に人手不足。
未経験の20代でも転職を成功させる希望はかなり大きいと言える業界なのです。

人材が足りていない理由

経理の仕事は、転職先としてかなりの売り手市場。
なぜなら、そもそも経理の仕事をしている人口が絶対的に足りていないからです。
2008年に起きたリーマンショックにより世界的に景気が冷え込み、それは日本も例外ではありませんでした。
企業は、倒産を避けるために人員の削減をしなければならず、会社の売上に直接関わらない人から解雇されていく時代がありました。
当然、新卒入社の人員を配属することもありませんでした。
しかし、時が経ちさまざまな経済政策と企業努力の結果、世の中の景気が徐々に回復してきます。
景気が良くなるということは、お金の動きが活発になること。
当然、経理の仕事は忙しくなります。
しかし、かつての人員削減の結果、経理に人が足りません。
しかも新卒入社を経理部門に回さなかったこともあって、特に働き盛りの30代の担当者が圧倒的に不足する状態になったのです。

企業は20代で未経験でも経理を担当する人が欲しい

前述のように経理を担当する人材が不足している企業は、「未経験でも〇〇の資格があれば」という、かなり緩い条件で求人を出すようになりました。
しかし30代や40代からのキャリアチェンジはリスクが大きく、企業も教育を含んだ雇用を想定すると若手を希望することになり、20代の転職は歓迎される傾向にあります。

未経験からでも経理への転職を成功させるポイント

仕事内容をよく知っておく

そもそもの仕事内容をよく知っておかなければ転職は成功しません。
経理の仕事は簡単に言うと会社のお金を管理することです。
社員が売った商品やサービスの代金、材料の仕入費用、外出や出張の旅費など、企業活動で発生するお金の動きを日々管理しています。
以下に経理の仕事内容についてまとめました。

 

  • 材料、資材の仕入れ費用の管理
  • 売上金の管理
  • 現金・預金の管理
  • 会社の財務状況をまとめる(決算)
  • 資産の換算
  • 給与や税金、社会保険料の計算
  • 納税

 

企業の経営者は担当者が作成した決算書をもとにして、現在の会社の財務状況を確認し、どのくらい儲かっているか、どのくらい損しているか、などをチェックしています。
経理の仕事はこれからの会社経営に直接関わる重要なものなのです。

会社の規模や業種から経理の仕事を考える

経理の仕事は会社のお金の流れを管理することは前述した通りです。
基本的な仕事内容に違いはありませんが、細かい仕事内容は会社の規模や業種によってことなります。
日々、どのくらいの規模の取引をしているのか、何を売って何を仕入れているかは企業によって千差万別。
企業の数だけ経理の仕事の特色があるのです。
つまり経理に転職するポイントの一つは、自分のなりたい姿と募集会社の規模感や業務内容に大きな違いが無いかということです。
転職する前に自分の理想とする姿をよくイメージトレーニングしておきましょう。

会社の規模から考える経理の仕事

大企業・上場企業の経理

とにかく動くお金の量が多いことが特徴です。
経理の仕事も一人で担当できるレベルでは無く、分業化されていることが多くあります。
経理・財務・決算などを担当が割り振られ、それぞれ分業して仕事を進めていきます。
また、上場企業や大企業の場合は税を納めるためだけではなく、金融商品取引法にも則って決算を進めなければなりません。
知識や経験もレベルアップを求められます。

中小企業の経理

経理の仕事を基本的には一人で担当しますが、会社によっては複数人で担当します。
基本的には一気通貫して決算業務に関わるため、経理全体の流れを把握して完結させることができます。
責任は重大だといえます。
会社に関わるお金の全てを管理するばかりではなく、税金や保険の管理を会計事務所にお願いするなど、外部にサポートをお願いしている企業も多いため、やり取りが頻繁です。
さまざまな対応が求められる点では、大企業や上場企業よりも経験を積み重ねられるともいえます。

上場の子会社や関連会社の経理

基本的に親会社と同じか、親会社から求められるレベルの仕事内容になります。
会社の経営状態を親会社へ厳密に報告する義務があり、親会社の経理担当者と綿密なやりとりが多くなるので、親会社と同レベルの知識が必要で、経理業務としてもクオリティが求められます。
しかし、決算の取りまとめは親会社となるので、すこし物足りなくなってしまう人もいるかもしれません。

外資系企業の経理

本体が海外にあるため、日本国内での経理業務だけではなく、海外の親会社へ報告するための資料を作成しなければいけません。(レポーティング)
したがって、コミュニケーションに支障が起きない程度の語学力が求められます。

業種別から考える経理の仕事

金融業の経理

金融業とは銀行や保険会社などが当てはまります。
扱うものがお金であるため、他の業種以上にチェック項目は多く、厳密さが求められます。
知っておかなければならない法律も多く、勉強に勉強を重ね、専門的なスキルを持つことができます。

不動産業の経理

不動産業は扱う商品の大きさが特徴です。
大きなビルや構造物、広い土地の取引に関わることがあればプロジェクトのスタートから完了まで長い時間がかかり、場合によっては年度をまたぎます。
当然経理上の計算処理も年度をまたぐので、必要に応じた手続き業務が発生します。
他にはない特殊なスキルを得ることができます。

小売業の経理

小売業は商品を仕入れてお店で売るといった、商売の基本といったイメージがあります。
仕入れ管理や棚卸しなど、基本的な経理業務を日常レベルでこなしていくことになります。
買掛金の処理が多くなり、また、在庫管理でも特殊な会計処理があります。

製造業の経理

製造業と言えば機械や部品、食品、衣類など、さまざまな製品を製造するメーカーのことをさします。
自社で材料を仕入れて、加工し、製品として販売するため、原価計算の知識が必要です。
製造業の求人では「原価計算の知識や経験のある方」という募集条件が出されることがよくあります。
経理によってまとめられた資料が生産性に大きく関係してくるので、責任も大きくやりがいのある仕事になるでしょう。

年々上がる経理の年収も転職の魅力

人手が足りない経理の求人は増えており、人材確保のために給与も上がっています。
現在の平均年収は500万円前後。
特に経理の仕事は、長く数字を見てきた経験が求められるので、仕事を続けるほど年収が上がっていく傾向があります。
20代で経理に転職できれば、キャリア形成としてとても魅力的な仕事と言えるでしょう。

採用されるポイントを知って、20代の経理転職の成功率アップ

世の中にはさまざまな規模や業種の会社があり、一口に経理と言っても仕事の内容は規模や業種によって異なります。
当然それぞれの会社によって求める人物像は異なります。
そのような中でも、企業が求める経理担当として採用したくなるポイントを大きく3つにまとめましたので、自分の特性と照らし合わせてみましょう。

将来性がある

20代で経験が浅く、即戦力としての採用は期待できなくても、将来的な成長を期待して採用するパターンです。
上場企業や規模の大きな企業だと、すでに部署が確立されていて、次世代への投資に積極的です。
若くスキルを吸収する力に長けていると見なされれば、長期的な目で優秀な担当者を育成していく目論見も含めて採用されることがあります。

即戦力に近い存在となる

企業が中途採用で転職者を求める一番のポイントは即戦力です。
人手が足りない経理ですが、会社にとって必要不可欠な仕事であることも確か。
そこで、経験がある人間を採用したいと考えて求人を出しているのですが、労働人口が減少し続けている日本では、中小企業や、より小さな会社だと思うような人材が集まりません。
そこでより間口をひろげて、たとえ未経験であっても簿記の資格を持っている人や、経済系の学部出身の人にまで募集を広げているのです。
実務経験はなくとも、関連資格を取得しておくなど、より即戦力に近い存在になっておくと良いでしょう。

企業風土とのマッチング

ある意味、これが一番大切なポイントかも知れません。
会社の風土や価値観と、考え方や個人のキャラクターがマッチするかということです。
優秀で立派な経歴を持つ経理経験者でも、会社と合わなければ長続きせずすぐに退職してしまいます。
キャラクターによっては社内の雰囲気が悪くなることも考えられます。
スキルがあることはもちろん望ましいですが、その人となりが会社とあっているかということは、採用の大きなポイントとなるのです。

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まとめ

経理職は現在売り手市場で、企業は自社で長く働いてほしいと考えています。
その点から、未経験でも20代という若さは転職活動するため大きな武器になります。
自分の中で経理という仕事の魅力と特徴を把握し、そこでどのようなキャリアを積み重ねるのかよく考えてみましょう。
自分の理想とする将来像が浮かべば、応募する企業の業種や規模が見えてきます。

 

また、経理に役立つ資格はとても大切です。
たとえ未経験でも資格があることで、採用への道は大きく開かれるからです。

 

自分の経験とキャラクター、そして若さを売りにして、ぜひ経理への転職を成功させましょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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