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財務の流れとは?仕事内容や1年間の流れなど

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計算機 お金 財務のイメージ

仕事について理解する際には、流れに沿って考えると効果的です。

どのような流れで仕事が進むかを押さえることで、頭の中でスムーズにイメージできるようになります。

 

財務という仕事を理解する場合でも、流れを押さえる必要があります。

財務における1日の流れ、1年の流れなど、さまざまな視点から流れを見ることも大切です。

 

この記事では財務という仕事を、流れという観点から解説します。

財務に興味がある方や財務職への転職を目指している方は、ぜひお読みください。

 

財務が1日でおこなう仕事の流れ

まずは財務担当者が1日でおこなう仕事の流れについて解説します。

なおその日抱えている仕事や状況によって流れは変わるため、今回取り上げるのはあくまで一例です。

タスクや期限の管理は必須

財務で正しく業務を進めるためには、タスクや期限の管理は欠かせません。

1日の初めには今日やるべきこと、そして終わりには明日以降やるべきことを確認します。

 

財務では将来のお金を管理する仕事が中心です。

そのため財務の仕事が滞ってしまうと、お金の運用や調達が上手くいかなくなってしまいます。

お金に関する業務は、厳格な期日管理や確実な達成が必要です。

 

抱えている仕事の量や状況に関係なく、タスクや期限の管理は必ずおこないます。

これらをしっかりこなすことで、仕事の流れが上手く進みやすくなります。

予算や資金の管理が中心

財務の仕事は予算や資金の管理が中心です。

より具体的に表すと、今後どのようにお金を運用もしくはは調達するかなど、将来のお金に関する業務を進めます。

 

資金の必要性や資金調達の方法など、お金の使い方について検討や策定をおこないます。

また内部統制や監査対応など、企業がお金などの面で正しく在るための業務も重要です。

 

財務に求められる業務は毎日同じというよりは、状況によって変わる傾向にあります。

予算や資金の管理を中心に、将来のお金に関して考える職

経理との違いとは

財務と似たイメージの職種として経理が挙げられます。

経理も財務と同様にお金を扱う職種ですが、具体的な仕事内容は大きく異なります。

 

経理は日々の入出金の記録や請求書の管理など、すでに発生した金銭取引に関連する内容が主な仕事です。

ほかにも給与計算や支払い対応などもありますが、いずれも過去の取引や出来事によって発生します。

すなわち経理は、企業における過去のお金を管理する職種です。

 

なお非上場かつ規模の小さな企業では、経理財務として経理と財務が一緒になることもあります。

しかし上場企業では不正防止の観点から、経理と財務を分けることが必須です。

 

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財務が1年間の流れでおこなう業務

続いては財務が1年間の流れでおこなう業務です。

お金を適切に活用するために、財務は1年間の中でさまざまな業務をおこないます。

 

財務戦略の立案

財務戦略とはお金をどのように使うか戦略を立てることです。

企業や事業の成長・安定のためには、お金を上手く使う必要があります。

そこで財務担当者が、お金を上手く活用するための使い方を考えます。

 

財務戦略を作成するうえでは、財務諸表や決算書などを読み解く力が必須です。

過去の取引や売上・利益などを分析しながら、どのようにお金を運用すれば上手くいくかを考えていきます。

 

財務戦略の策定ができたら、経営陣に戦略の内容や策定理由などの説明が必要です。

なおもし経営陣から拒否されてしまった場合、財務戦略を練り直す必要があります。

 

計画に沿った資金調達

資金調達も財務の重要な役割です。

どのように資金調達を進めるか細かく計画を立て、実行までおこないます。

 

資金調達方法は大きく分けて以下の2種類です。

  • 金融機関からの融資
  • 株式発行による調達

 

いずれの方法であっても、自社の信用でまかなえるレベルを超えてしまうと上手くいきません。

また借入額や株式の発行額が大きくなるとリスクも上がってしまいます。

自社に合った金額を適切な方法で調達できるよう、入念な計画が大切です。

 

投資など資金運用

企業によっては、投資などの資金運用を進めることもあります。

資金運用をおこなうのも財務を請け負う方法です。

 

資金運用は、運用期間の長さによって方法が大きく変わります。

適切な資金運用のためには知識や必要不可欠なため、投資についてしっかり調べたうえで進めましょう。

 

また余剰資金の投資だけでなく、資金の不足分を賄うことも資金運用と呼ばれます。

適切な資金運用のためには、資金運用表の作成などをして可視化するのが効果的です。

財務の流れから逸れないためには

仕事の流れに上手く乗れないと、トラブルや悩みが生まれやすくなってしまいます。

財務の流れから逸れず、上手く進むために押さえたいポイントを解説します。

仕事内容をしっかり理解する

仕事内容を理解できていない状態では、上手く流れに乗れません。

まずは仕事内容をしっかり理解する必要があります。

 

仕事内容の理解とは、仕事の進め方や内容だけでは不十分です。

その仕事が必要な理由や関連する仕事、適切にこなせなかった場合のリスクなども押さえます。

 

仕事内容を理解することで、その仕事を効率良く進められるようになります。

財務の仕事で流れに上手く乗るためには、まず仕事内容の理解が必要不可欠です。

不安をそのままにしない

仕事を進めるうえで不安が生まれる場面はいくつもあります。

しかし不安をそのままにしては仕事がスムーズに進みにくくなります。

すなわち不安を放置すれば、流れから逸れて仕事が滞ってしまう原因になり得るのです。

 

仕事の不安や懸念はそのままにせず、なるべく早めに解消する必要があります。

現代はインターネットにさまざまな情報が載っているため、自身で調べて解決できるケースも多いです。

上司や先輩などに相談すれば、体験談や励ましの言葉も一緒にもらえるかもしれません。

 

なお不安が解決したら、メモやリストなどに不安の内容と解消法をまとめておくと効果的です。

他の場面で応用できる可能性があるだけでなく、不安を解消した事実が可視化され自信にもつながります。

積極的な姿勢が大切

仕事の流れに乗るという行為は、受動的でただ身を任せるだけでは難しいです。

財務において流れに乗るためには、実は「流れに乗ろう」という積極的な姿勢が求められます。

 

その場に合わせて受け身で対応していると、本当に押さえるべきポイントを見逃しやすくなってしまいます。

流れに乗るためにどうすれば良いか、積極的に確認し向かっていく姿勢が大切です。

 

ただし仕事に対して前のめりすぎると、それはそれで既にできている流れからはみ出てしまう原因になります。

財務の流れから逸れないためには、流れに乗るための積極的な姿勢と、流れに合わせる受動的な姿勢のバランスが重要です。

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まとめ

財務における1日の流れに、タスクや期日の管理は欠かせません。

日常業務は予算や資金の管理など、お金に関する業務が中心です。

その日やるべき仕事や状況によって1日の流れは異なります。

経理と似たイメージがありますが、経理はすでに発生した金銭取引の管理、財務は将来使うお金の管理という違いがあります。

 

1年間の流れとしては、まず財務戦略の策定が重要です。

資金調達方法の入念な計画や、計画に沿った実行も求められます。

余剰資金の投資や不足分の調達など、資金運用も財務の重要な役割です。

 

財務の流れに上手く乗るためには、仕事内容の理解が必要不可欠です。

仕事をスムーズに進めるため、滞りの原因となる不安は早めに解消しましょう。

受け身すぎる姿勢では流れから逸れてしまう恐れがあるため、流れに乗ろうとする積極的な姿勢が大切です。

 

財務について理解を深め、上手く流れに乗りましょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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