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財務関連試験の合格者数とは?合格するためのコツも紹介!

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試験を受ける際に気になるポイントのひとつが合格者数です。

合格者数は難易度を掴む上での指標となるため、試験を受ける前に確認する方は多いでしょう。

 

財務関連の試験を受ける際にも、合格者数はぜひチェックしておきたい部分です。

合格者数が少ない試験も、なぜ少ないかを知っておくことで対策がしやすくなります。

 

この記事では財務関連の試験について、合格者数を軸に解説します。

財務関連の仕事をしている方、試験を検討している方はぜひご覧ください。

 

財務に関する試験と合格者数

まずは財務に関する試験を3つと、各試験の合格者数について紹介します。

財務関連の試験について知る、もしくは理解するきっかけになれば幸いです。

 

経済法令研究会の財務試験

財務関連試験として代表的なものに、経済法令研究会による試験が挙げられます。

経済法令研究会では、法務・財務・税務などさまざまな試験を実施しています。

 

財務試験は財務4級~財務2級まであり、それぞれの合格者数と合格率は以下の通りです。

 

  • 2級 合格者数5,000人~6,000人程度/合格率 平均25%程度
  • 3級 合格者数12,000人~19,000人程度/合格率 平均35%程度
  • 4級 合格者数1,500人~3,000人程度/合格率 平均63%程度

 

また実施回によって合格者数には大きな差があります。

しかし合格率はそれほど差がありません。

3級以上は合格率が低めですが、しっかり対策すれば十分に突破できる試験です。

 

経理・財務スキル検定

経理・財務スキル検定はFASS検定とも呼ばれている試験で、その名のとおり経理・財務分野のスキルを問われます。

経理・財務に特化した検定は現状FASS検定のみです。

 

経理・財務スキル検定はスコア判定でA~Eの5段階レベルで評価されます。

合否という概念はありませんが、各レベルの割合は以下のとおりです。

 

  • レベルE 5%~12%
  • レベルD 13%~30%(平均は20%台後半)
  • レベルC 20%~30%
  • レベルB 15%~20%
  • レベルA 15%~25%

 

平均点は500点台後半が多いため、レベルC以上を獲得できれば合格と考えて良いでしょう。

 

日商簿記検定

日商簿記検定は、簿記に関する知識を問われる検定です。

会計関連の職種において重宝される資格で、転職の際にアピールポイントとなりやすいです。

財務で直接使う機会はそれほど多くありませんが、企業におけるお金の動きをイメージするうえで役立ちます。

 

日商簿記検定は初級と3級~1級がありますが、社会的に評価を受けるのは一般的に3級以上です。

回によって受験者数および合格者数が大きく異なるため、平均的な合格率を紹介します。

 

  • 3級 40%~50%
  • 2級 15%~30%
  • 1級 10%前後

 

合格率だけを見ると難しそうに感じられますが、問題集や講座が豊富なため比較的対策しやすいです。

2級を持っていると多くの企業で有利になるため、余裕があれば取得しておきたい資格です。

 

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合格者数が少ない財務関連試験の特徴

財務関連試験を調べていくうちに、合格者数が少ない試験を見つけることがあるでしょう。

合格者数が少ない試験の特徴を紹介します。

 

難易度が高い

難易度が高い試験は求められるレベルも高いため、合格者数が少なくなりやすいです。

同じ名称の試験でも級によって合格率が違うのは、難易度が大きく影響しています。

 

難易度が高いといえる理由はさまざまですが、専門性の高さは主な理由のひとつです。

試験範囲が広く勉強量が多い試験も、範囲をカバーしきれず点数が伸びない傾向にあります。

 

合格者数が少ない試験は、難易度が高い可能性があると考えておくと良いでしょう。

 

勉強期間が長い

勉強期間が長くなりがちな試験も、合格者数が少ない傾向です。

すなわち必要な勉強量が多く、求められるレベルも高いということです。

 

また勉強期間が長くなると、モチベーションが続かず勉強に身が入りにくい恐れもあります。

思うように勉強できず必要な知識を得られないため、合格に至らないケースが少なくありません。

 

試験について調べるとき、必要な勉強時間の目安も確認することがおすすめです。

もし提示されている勉強時間が長ければ、合格者数が少ない傾向が強いでしょう。

 

配点の大きさが関係することも

全体的な難易度がそれほど高くない場合でも、合格者数が少なくなってしまう試験があります。

この場合、配点の大きさが関係している傾向が強いです。

 

たとえば日商簿記検定2級の場合、大問5問構成でそれぞれ配点は20点です。

合格点が70点以上のため、大問を2つ落としてしまうと不合格となってしまいます。

大問で難しい内容が出た回は20点ほぼ全部を落としてしまう人が多く、合格者数も少なくなりがちです。

 

配点が大きめの場合には、内容によって合格者数が大きく左右されることがあります。

 

財務の試験で合格者数に入るためには

試験の合格者数に入るためには対策が必要です。

財務の試験を受けるうえで押さえたいポイントを紹介します。

まずは試験について理解する

勉強を始める前に、まずは試験そのものについての理解が必要です。

試験日や時間といった概要はもちろん、試験の目的・構成・傾向なども調べます。

 

どのような試験かを知ることで、何が問われるのかイメージがしやすくなります。

すると大切な箇所に重点を置くことができ、効率的な勉強になるのです。

 

勉強量も大切ですが、大切なのは求められる内容を効率良く勉強することです。

そのため勉強だけではなく、試験についての理解が必要です。

計画的に勉強をする

資格や検定試験の勉強は、一部を除き長期的に取り組む必要があります。

そのためスケジュールを作り計画的に勉強をすることが大切です。

 

計画を立てずに勉強をしてしまうと、試験直前になっても範囲が終わらないという恐れがあります。

考えていたよりも問題演習ができなかったというケースも珍しくありません。

財務の試験に合格するためには、勉強の進め方について計画を立てることが大切です。

 

ただし状況によって柔軟な対応が必要な場面もあるため、計画を完璧に守ろうとプレッシャーを感じるのも危険です。

ある程度の計画を立てながらも、勉強の進み具合に応じて調整する必要はあります。

 

問題の繰り返しや模擬試験の受験が効果的

試験に合格するか否かは、問題演習の量が大きく影響します。

問題を繰り返し解くことや、模擬試験の受験が効果的です。

 

問題は一度で終わりにせず、繰り返し解くのが基本です。

一度で解けた問題であっても、期間を置いて再度解き直しするとしっかり身につきます。

誤ってしまった問題や苦手意識のある問題は、意識的に繰り返し解きましょう。

 

本番に近い環境で問題を解くために、模擬試験があればぜひ受験したいところです。

模擬試験は問題の内容はもちろん、他の受験者がいる・試験の進み方が厳格など、本番と同じように進みます。

そのため模擬試験が開催される場合には、なるべく予定を調整して受験しましょう。

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まとめ

財務関連の試験にはさまざまなものがあります。

経済法令研究会の開催する財務試験は、合格者数が比較的多い試験です。

FASS検定は合格者数という概念はありませんが、レベルC以上を取得できると良いでしょう。

有名な試験である日商簿記検定は受験者数が多いものの、合格率はそれほど高くありません。

 

合格者数が少ない財務関連試験は、単純に難易度が高い傾向です。

長い勉強期間が必要な試験も、求められる勉強量などから合格者数が伸びません。

配点が大きい試験は、問題の難易度や内容によって合格者数を大きく左右することがあります。

 

合格者数の一人に入るためには、まず試験についての理解が必要です。

長期的な勉強が必要なため、計画を立てることも求められます。

問題演習の繰り返しや模擬試験の受験も、合格するうえで効果的です。

 

財務関連の試験についてポイントを押さえ、合格者数の一人になりましょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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