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公認会計士試験の勉強時間はどれくらい必要?合格までの道のりを解説

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公認会計士になるには、どれくらい勉強時間が必要なのでしょうか。

短答式試験と論文式試験という、ふたつの難関試験に合格しなければ公認会計士資格は取得できません。

目指すならばしっかりとした対策を行い、勉強方法を計画する必要があります。

 

公認会計士は会計監査ができる唯一の国家資格です。

企業が健全な事業展開を行う上で重要な役割を担います。

日本における三大国家資格のひとつす。

 


公認会計士試験は独学では難しく、講座を受講する、専門学校に通うのが一般的です。

どちらを選択するせよ、合格まで、かなりの勉強時間が求められます。

勉強時間の確保はもちろん、徹底した計画が重要です。

公認会計士の勉強時間について解説します。

 

公認会計士に必要な勉強時間

公認会計士試験を受けるまでに必要な勉強時間について解説します。

勉強の計画を立てるため、目安として知っておくことが大切です。

必要な勉強時間

公認会計士試験の合格に必要な勉強時間は、ひとつの基準として3,500時間が挙げられます。

最低でも2,500時間は必要であり、4,000時間以上勉強するケースも珍しくありません。

 


合格までに2年かかると仮定すると、毎日勉強する場合、1日5時間の勉強時間が必要です。

実際は学校や会社などさまざまな都合により、毎日コンスタントに同じ勉強時間を取ることは難しいでしょう。

そのため平日の空き時間、土日など休日の大部分を勉強に費やすことになります。

 


公認会計士試験にはかなりの勉強時間が必要です。

そのため受験までの間は、ほとんどの時間を勉強に充てる必要があります。

合格までの平均年数

公認会計士試験は年単位での勉強が必要な試験です。

合格までの平均年数は、およそ2年~4年といわれています。

 


丸1年すべてを公認会計士試験の勉強に充てられるなど、勉強時間が確保できるため1年で合格するケースもあります。

しかし実際にはさまざまな都合により、勉強に専念はできない方がほとんどです。

また勉強しても一発で合格するとは限らず、落ちたらその分勉強期間は長くなります。

 

勉強を始めてから合格するまでは、2年~4年程度かかると考えておきましょう。

勉強スタイルによっても差が大きい

必要な勉強時間や年数については、勉強スタイルによっても差が大きいです。

自分がどのように勉強を進めていくか考え、そのうえで計画を立てる必要があります。

 


前述したように勉強に専念できる場合には、1年で合格できるケースがあります。

とはいえ勉強できる時間が多い分、集中力の低下や中だるみが発生してしまう恐れも高いです。

トータルでの勉強時間は多いケースは珍しくありません。

 


大学生や社会人など本業がある場合、日常生活の中で勉強に充てられる時間は限られてしまいます。

ある程度の勉強期間が必要ですが、日々の勉強を密度高くおこなえる傾向です。

人によってはトータルでの勉強時間は少なめということもあるでしょう。

 


自身の勉強スタイルによって、日々の勉強時間やスケジュールを決めると効果的です。

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公認会計士の勉強時間を確保するには

多くの勉強が必要な試験である以上、勉強時間をしっかり確保できるかが合格を左右します。

公認会計士の勉強時間を確保するために押さえたいポイントを紹介します。

試験日までの計画を立てる

効率良く勉強を進めるためには、目的を決めなければなりません。

いつの試験を受けるかを決め、試験日をゴールに勉強計画を立てるのが効率的です。

 


全体的な計画についてはある程度意味を持たせつつ、柔軟性の高い大まかな決め方で問題ありません。

最初の何ヶ月はインプット中心、試験までの何ヶ月は過去問に力を入れるなどの決め方をします。

 


試験日までの計画が立てられれば、それぞれの時期でどれほど勉強が必要がイメージしやすくなります。

それから計画を実現できるよう、具体的な勉強時間を決めていきましょう。

1ヶ月、1週間、1日と計画を立てる

勉強時間をしっかり確保するためには、いくつかの視点で計画が必要です。

おすすめなのが1ヶ月、1週間、1日それぞれの計画を立てることです。


前の章で、毎日勉強するなら1日5時間の勉強が必要とお話しました。

しかし現実としてコンスタントに5時間の勉強を進めるのは困難です。

他の予定との兼ね合いや、体調不良など急なトラブルも起こり得ます。

 


1日の勉強時間やスケジュールも大切ですが、1週間や1ヶ月単位でも計画を立てましょう。

週に○時間、月に○時間勉強するなどの計画です。

 

大枠での計画を立てておけば、細かな部分でズレが起きても容易に修正ができます。

生活の中で無駄を作らない

公認会計士試験の勉強をするのであれば、無駄な時間はなくす必要があります。

日々の生活を振り返り、無駄な時間や削れる時間がないか確認しましょう。


休む時間や趣味の時間などは、健康やモチベーション維持のために必要です。

しかし何の意味も成果もない、明確な目的なく過ごすだけの時間は無駄な可能性が高いです。

 


勉強の時間以外がすべて無駄なわけではありません。

しかし自分にとって本当に必要といえない時間は、勉強時間確保のために減らしていくのが理想です。

公認会計士の勉強時間を計画する際の注意点

勉強時間について計画する際は、ポイントを押さえる必要があります。

ぜひ確認していただきたい、注意点を紹介します。

無理はしすぎない

公認会計士試験の勉強は、難易度的にも期間的にも非常に負担の大きい試験です。

努力やある程度の我慢が必要ではありますが、無理をしすぎてはいけません。

 


先ほど「無駄な時間を作らない」とお話しましたが、勉強時間確保のために睡眠時間を減らすのはおすすめできません。

空いた時間はできるかもしれませんが、体力や気力が回復せず非効率になってしまう恐れがあるためです。

 

勉強時間を取るためには、我慢しなければいけない部分も多くあります。

しかし自分を守り効率良く勉強するためにも、無理をしすぎないようにしましょう。

詰め込み過ぎは危険

すでに述べた内容と関連する部分もありますが、勉強の詰め込み過ぎは危険です。

短い勉強時間を理想とする場合でも、詰め込まれた計画は逆効果となる恐れがあります。


短期間に予定を詰め込みすぎてしまうと、余裕がなくなり少しのズレが大きく影響してしまいます。

そのため計画の練り直し、もしくは計画を守るための強行手段などが必要な場面が多くなってしまうのです。

 


また予定の詰まった計画は、計画を守ること自体が目的となってしまう恐れもあります。

無駄をなくし勉強の成果を着実につけるためにも、詰め込みすぎないようにしましょう。

長期的な計画が必要

公認会計士試験はどんなに短くても1年、通常は数年の勉強が必要な試験です。

そのため長期的な計画と、それにのっとった勉強時間の確保が求められます。


目先の計画のみを立ててしまうと、後々ズレや不都合が生じてしまう恐れがあります。

月や年といった長期的な計画を立てたうえで、日々の勉強時間確保といった細かい計画が必要です。

 


状況に応じて調整するべきケースもあるため、計画は臨機応変に立て直しても問題ありません。

しかし最終的な目的についてはズレのないようにしましょう。

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まとめ

公認会計士試験は最低でも2,500時間、場合によっては4,000時間以上の勉強時間が必要な試験です。

勉強期間は2年~4年程度と、年単位で取り組むことになります。

勉強に専念できるか他に本業が存在するかによっても、勉強の進め方や必要な勉強時間は異なります。

 


勉強時間を確保するためには、まず試験日までの大まかな計画を立てましょう。

そして1ヶ月、1週間、1日といったまとまりごとの勉強時間を決めていきます。

勉強時間をしっかり確保するために、無駄な時間を作らないことも大切です。

 


相当量の努力や我慢は必要ですが、健康や効率のためにも無理をしてはいけません。

詰め込みすぎた計画も、勉強の成果を出すうえで逆効果となる恐れがあります。

勉強時間を確保するための短期的な計画だけでなく、長期的な計画も必要です。

 


勉強時間を適切に確保し、公認会計士試験の突破を目指しましょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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