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会計事務所にも経営理念はある?転職時にチェックしましょう

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会計事務所イメージ

転職活動時に押さえるべきポイントはいくつもありますが、そのうちの1つが経営理念のチェックです。
経営理念にはその職場が大切にするポイントや、事業の方向性などがまとまっています。

会計事務所は一般事業会社と大きく異なる形態ということで、経営方針のイメージがしにくいかもしれません。
しかし経営方針は職場に対する理解を深め、転職後のギャップを防ぐために必要なので詳しく知っておく必要があります。

この記事では会計事務所の経営理念について解説します。
会計事務所への就職・転職を検討している方はぜひお読みください。

会計事務所に経営理念はある?

そもそも会計事務所に経営理念は存在するのでしょうか。
経営理念の有無や確認方法について解説します。

そもそも経営理念とは

会計事務所の経営理念についてお話しする前に、経営理念とはどのようなものかを解説します。

経営理念とは事業を進めるうえでの活動方針や、軸となる考え方・信念などを表すものです。
事業を通して成し遂げたいと考える目的などを示すこともあります。

経営理念に則って事業を進めることで、軸を保ち続けることができます。
また経営理念は企業などの組織が大切にするもの、運営の方向性などを把握するうえでも有用です。

運営する上での軸を定め明確にするために、経営理念は必要不可欠です。

会計事務所にも経営理念はある

会計事務所は一般事業会社とはさまざまな相違点が見られますが、経営理念があることには変わりありません。
事業を展開し事務所として運営するためには、軸となる経営理念が必要です。

転職活動を進める際には、企業の信念や目的などを把握するために経営理念が役立ちます
会計事務所にも経営理念が存在するため、こちらで軸を確認することが可能です。

会計事務所の軸は、経営理念から把握ができます。

ホームページがないなど確認しにくいケースも

会計事務所にも経営理念が存在するものの、外部からは確認しにくい状態であるケースもあります。
特に個人運営もしくは知り合いなどのみを対象とした会計事務所は、ホームページがないケースが多いため経営理念の確認が困難です。

人材を募集する会計事務所は、転職サイトの募集要項などに経営理念を明記していることがあります。
しかし募集要項には労働条件のみを記載しており、経営理念が確認できないケースも少なくありません。

入所後のギャップを防ぐためには、転職を決める前に経営理念を確認しておくと安心です。
メールや面接時などに直接質問してみると良いでしょう。

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会計事務所の経営理念に見られる特徴

会計事務所の経営理念にはちょっとした傾向があります。
よく見られる特徴について紹介します。

クライアント志向が強い

会計事務所は会計や税務といった面から、クライアントをサポートするのが主な業務です。
そのため自然とクライアント志向が強い経営理念になりやすいです。

規模が小さい会計事務所ほど、この傾向が強く見られます。
在籍スタッフがいない・少ない会計事務所は、クライアントとの関わり方がもっとも重要です。
そのためクライアントを思う気持ちや、クライアントに対する姿勢が経営理念に反映されます。

会計事務所は比較的クライアント志向が強い傾向です。

規模が大きくなるにつれ従業員志向も強まる傾向

規模の大きい会計事務所や将来的に事業拡大を検討している会計事務所は、従業員に対する姿勢や思いが経営理念に表れることが多いです。
クライアント志向が消えるわけではなく、従業員志向も強まるということです。

規模が大きく人数の多い会計事務所では、従業員が快適に勤務できる状態である必要があります。
従業員のことも考え大切にしなければ、事業の成功や発展は見込めません。
そのため経営理念にて明確に表現することが増えるのです。

従業員志向が強い経営理念を掲げる会計事務所は、規模が大きいもしくは事業拡大を計画していると考えて良いでしょう。

経営理念から見えることも

経営理念から見えることは、クライアント志向や従業員志向といった点だけではありません。
仕事において代表者や経営陣が何を大切にしているかがわかります。

また経営理念の中には、会計事務所の設立を決めた理由が関わってくるものもあります。
このような経営理念からは、事業を超えた人生における信念が伝わってくることも少なくありません。
何を大切にしているか、事業を通した最終的な目的は何かが把握できます。

経営理念は会計事務所そのものだけでなく、経営陣を理解する上でも有用です。

会計事務所の転職時に経営理念をチェックするメリット

会計事務所の転職時には、ぜひ経営理念をチェックするべきです。
経営理念をチェックすることで得られるメリットを紹介します。

志望動機の参考になる

経営理念は志望動機を作るうえで非常に有用です。
志望動機は転職活動を成功させるために重要な要素であり、ここで熱意を伝えられるかがポイントとなります。

経営理念には経営陣が大切にしていることや、事業を通して実現したい目的などが記載されています。
これらに共感したという思いを伝えることができれば、熱意や相性をアピールすることが可能です。
どのような志望動機が好まれるかを推測するにも役立ちます。

とはいえ転職活動の成功率を高めるために、経営理念を参考に嘘の志望動機を書くのはおすすめできません。
あくまで参考として、偽りにならない志望動機にする必要があります。

事務所について調べたという熱意をアピールできる

経営理念を知っているということは、その会計事務所についてしっかり調べたということです。
すなわち事前の情報収集に力を入れたということであり、結果的に熱意のアピールにつながります

転職活動を進める際には労働条件だけでなく、候補となる事務所そのものの情報も確認するべきです。
経営理念は転職時に調べなくても問題ないかもしれません。
しかし事務所を表す重要な要素であり、情報収集をしたとアピールするためには最低限押さえるべき部分です。

採用担当者は仕事に必要な能力や経歴だけでなく、事務所に対する熱意もチェックしています。
そのため熱意をアピールするために、経営理念については必ず確認をしておきましょう。

自身に合いそうな事務所か確認できる

経営理念を見ることで、自身に合いそうな会計事務所であるかを確認できます。
いくら労働条件が良いとしても、考え方や方向性が合わないと快適に働くことは難しいです。

経営理念からは、どのような雰囲気の会計事務所であるか大まかに把握できます。
大事にする考え方などに共感できなければ、根本的な部分が合わない可能性が高いです。
そのためまずは経営理念を確認しておく必要があります。

もちろんすべてが確認できるわけではなく、経営理念に共感できるから必ずしも自身に合っているとは限りません。
しかし自身にまったく合わない会計事務所を選んでしまう可能性は大幅に下げることができます。
労働条件などだけでなく、早い段階で経営理念も確認しておきましょう。

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まとめ

一般事業会社だけに限らず、会計事務所にも経営理念は存在します。
転職活動において経営理念が大切なことは、会計事務所であっても同じです。
ホームページなどで確認できなければ、直接質問しても良いでしょう。

会計事務所の経営理念には、ちょっとした傾向が見られます。
クライアント志向や従業員志向など、複数の会計事務所を調べるうちに共通点があることに気付くかもしれません。
とはいえまったく同じものは存在せず、会計事務所ごとの特徴や考え方がしっかり反映されます。

会計事務所への転職活動において、経営理念を確認することには多くのメリットがあります。
どのようなメリットがあるかを把握することで、経営理念についてより前向きに調べられるようになるでしょう。
会計事務所の経営理念について、重要性やポイントを押さえておくことが大切です。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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