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簿記1級を取得すると転職には有利なのか?

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転職を考えるときに資格は重要

転職をしようと考えた時に重要なことは何なのでしょうか。それは年齢にもよりますが、経験と資格が重要になります。

20代での転職では経験年数も短く、経験というところはそこまで重視されません。
そのため、20代では資格やなんのために転職するのかなどが重視されます。
やりたいことと紐づく資格を持っていればアピールポイントになります。

30代での転職ではそれまでの経験が重視されます。
それまでに何を経験していて、その経験をどう生かせるのかがポイントとなります。
さらにそこに経験に紐づく資格を保有していればアピールすることができます。

40代以降になると実務経験は当然として、そのうえでの管理能力が重視されてきます。
そのため、これ以上の年齢になると資格はそこまで重要になってきません。
もちろんないよりはあった方がいいのでそういう意味では保有をしておいた方がいいでしょう。

ここまでみてきた通り、特に若いうちは転職の際には資格を保有している方が有利に働きます。
ただし、先述した通り、経験ややりたいことに紐づかない資格を多数保有していたとしても有利になるかと言えばそうとは限らないのでその点は留意が必要です。

簿記1級と転職には関係するのか?

簿記1級を見る前にそもそも簿記検定とはどういう資格なのでしょうか。そしてどのような場面において有利になるのでしょうか。

簿記検定とは簿記の基礎知識や計算能力などを判定する試験になっています。
その中で簿記とは会社の家計簿をつけるルールのようなものとなります。
会社ごとに家計簿のつけ方が異なると例えば税金なども一定にすることができません。
そのため、会社は簿記というルールの中で家計簿をつけているのです。

簿記検定の資格を取得することで会社の家計簿の作成をすることができるようになるので、経理などへの転職に有利になります。
もちろん、簿記を知っているから全てができるわけでもないですし、知っていることにはなりませんが、簿記検定を取得することで基礎知識を保有しているという点で評価されます。

一言に簿記検定といっても、簿記検定には3種類あります。
一番有名なのが日商簿記検定で、一般的に簿記検定といわれるとこの検定を指します。
その他、経理専門学校生が受験する全経簿記と呼ばれる簿記能力検定、商業学校生が受験する全商簿記と呼ばれる簿記実務検定があります。

では、ここで簿記1級の難易度はどれくらいなのでしょうか。
なお、ここでいう簿記1級は日商簿記の1級を指します。
全経簿記であれば上級が同レベルになるといわれています。
簿記1級は「大学の商学部などで簿記を専攻した者が有する知識」とされており、税理士や公認会計士の登竜門となっています。
合格率は10%前後となっており、なかなか合格率も高くありません。
しかも、税理士や公認会計士の登竜門とされており、それらの試験を目指す人も受験するのでレベルとしては相当高いものとなっています。

簿記1級を保有しているメリットとしては、高度な専門能力を保有していることが証明でき、転職にも有利に働きます。
また、簿記1級を合格することで税理士試験の受験資格を得られます。
デメリットとまでは言えないかもしれませんが、かなり高度な知識であるため、中小企業などでは実践に活かす場面があまりなく、転職においてもオーバースペックと捉えられる可能性があります。
難易度の割には2級との差別化が難しく、士業のように独立ができない点はデメリットでしょう。

簿記1級取得後の転職先とは?

では簿記1級を活かすにはどのような転職先がいいのでしょうか。
先述した通り、簿記1級は高度な専門知識であるため、会計事務所や一般事業会社でも高度な知識が求められる上場会社などが候補になってきます。

簿記1級を取得していると、会計事務所が転職先の候補の1つになってきます。
会計事務所の求人になると税理士や公認会計士などが一般的に多いのですが、簿記1級を保有していれば会計事務所への転職が可能です。
税理士などの方がもちろん評価は高くなりますが、簿記1級でもその後の道筋として税理士を目指しているなどあれば評価してもらえるでしょう。

また、一般事業会社の経理・財務も転職先候補の一つになります。
ただし、デメリットでも記載しましたが、中小企業となるとオーバースペックになるので有利とはいえないかもしれません。
また、上場企業の経理でも20代から30代前半が求人の中心になるので注意が必要です。
簿記1級を取得していると高度な専門知識を保有している点や難関資格の突破の実績、目標に取り組む姿勢などアピールポイントは多数あります。

その他、簿記1級を取得して有利な転職先としては会計系のコンサルティングファームが候補となりますが、
コンサルティングとなるとさらに高度な知識や経験を求められるため、転職のハードルは高くなりますが、知識を活かしたいという気持ちがあればぜひチャレンジしましょう。
また、意外かもしれませんが会計系のシステム会社も転職先としては候補になります。
会計系のシステム導入では、高度な知識に裏付けられる設定が必要ですし、クライアントに対しての説明時でも知識を活かすことができます。

簿記1級を取得した時の転職後の年収は?

では、簿記1級を取得して転職した場合、年収はどれぐらいの水準になるのでしょうか。
それは転職先によって異なります。

会計事務所の求人は400万円程度からスタートしているものが多いです。
経理や税務の実務経験があれば、給与水準が100万円程度上がります。
そこから専門的な経験を積むことで給与水準は上がっていきます。

次に、大企業ですが大企業の平均給与は600万円程度となっています。
スタート時点は会計事務所とほぼ同水準ですが、専門知識で勝負する会計事務所の方が給与水準は上がっていきます。

最後に参考に中小企業ですが、平均給与として400万円前後となります。簿記1級を活かすあるいは取得しての意義ということを考えると、やはり大企業や会計事務所などの方が良いでしょう。

簿記1級を取得することで転職を有利にする

最後に簿記1級を取得したのちのキャリアプランを考えていきましょう。
簿記1級を取得することで転職などでどう武器にしていくのかがポイントとなります。

会計事務所は未経験だとなかなか転職することができませんが、簿記1級を取得することで会計事務所への転職も可能になります。
会計事務所へ転職すると、その後税理士の資格も取得して独立ということも検討が可能になるので、キャリアの幅は大きく広がります。
また、一般事業会社においてはステップアップが視野に入ってきます。
中小企業の経理で経験を積んで簿記1級の資格を取得することで、大企業への鞍替えも可能になります。
レアなケースかもしれませんが、簿記を取得することで営業などのほかの職種から経理へとキャリアチェンジの足がかりとすることもあります。

簿記1級は税理士や会計士のように独占業務があるわけではないので、資格ひとつでキャリアアップができるわけではありませんが、その後のステップアップの最初の一歩となります。
簿記1急をスタートとし、給与アップを狙って資格に挑戦、独立を目指して資格に挑戦などが可能になります。
いずれにしても簿記1級を取得することで様々な選択肢が増えるので取得を目指してみると良いでしょう。

まとめ

ここまで簿記1級が転職に与える影響をみてきましたが、いかがでしたでしょうか。
簿記1級自体は難関資格でなかなか取得できないものですが、取得した後に見える世界は変わります。
選択肢は増え、キャリアの幅が広がり、人生設計も大きく変えることができます。
中小企業においてはオーバースペックで知識を活かしきれない可能性など、一部注意すべき点はありますが、その点だけ注意をすれば変化をもたらせる資格なので可能性を見出せるのであれば目指してみましょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
■公認会計士・税理士・経理の転職サイトREX
https://www.career-adv.jp/
■株式会社レックスアドバイザーズ
https://www.rex-adv.co.jp/

会計士・税理士・管理部門経験者に
選ばれて2年連続3部門No.1

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