簿記1級は簿記の最難関であり、持っていれば税理士試験受験資格を得られます。経理・財務の高度な知識を有しているとみなされ、税理士や公認会計士を募集するようなハイレベルな会計業務でも簿記1級の所持者なら応募可能なことが多いです。その代わり、商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算と4つの試験内容があり、合格率も10%前後と低く、難易度の高い試験となっています。
事業会社では経理・財務を筆頭に、経営企画やM&A、IPOに携わる求人も出ています。また、コンサルティングファームや会計事務所、税理士法人、ベンチャー企業でも重宝される資格です。
ただし、あくまで簿記の知識の証明であるため、業務によってはキャリアや経験を積んでおくことも大切な準備です。