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公認会計士 大学別の受験者・合格者数とは?

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公認会計士試験の合格者の過半数は大学生あるいは大学卒業後数年以内の20代となっています。
試験の合格者が多い大学とそうでない大学にも差があり、それぞれの大学出身者による集計数値に基づけば、概ね慶應義塾大学が最も合格者数を輩出しており、 ついで早稲田大学の順位になっているようです。

これら大学の出身校が公認会計士試験にとってどのような影響があるのかどうかを見ていきましょう。

1.公認会計士 大学別の受験者は

公認会計士・監査審査会では、短答式試験および論文式試験の受験者数と合格者数をそれぞれ公表していますが、どの大学の学生が何人受験したのかは具体的に公表していません。

そのため、大学別の受験者数を公式に知ることは困難です。


概況として「令和元年公認会計士試験の合格発表の概要について」に基づくと、以下の傾向を知ることができます。

  • 試験の合格者の平均年齢は25.2歳
  • 学生および専修学校 ・各種学校受講生が921人で合格者総数の68.9%

年齢別の傾向

この傾向をより細分化した「令和元年公認会計士試験合格者調」では、願書の提出者・合格者等の情報を5歳刻みで公表しており、次の結果となりました。

 

  • 20歳未満 238人(願書提出者総数の1.8%)、24人(合格者総数の1.8%)
  • 20歳以上25歳未満 5,029人(願書提出者総数の40.1%)、769人(合格者総数の57.8%)
  • 25歳以上30歳未満 2,600人(願書提出者総数の21.2%)、308人(合格者総数の23.0%)

 

この年齢分布の結果からは、合格者の半分近くは学生か、大学を卒業して数年以内の方ということです。


このような合格率の偏りは、公認会計士試験では集中して勉強する時間がある方ほど合格に近くなるという傾向を物語っているようです。

学歴別の傾向

「令和元年公認会計士試験合格者調」で学歴別を確認することもできます。

比率は各区分の総数に占める割合です。


大学卒業または在学中に公認会計士試験に合格した方の比率は実に43%に達しています。
公認会計士試験は多様性を求めて、試験制度をより簡素化していますが、 それでも圧倒的な勉強時間に裏付けられて受験ができる学生が、最も合格率を占める結果となりました。


また、大学院在学中に合格者方が願書を提出した総数に占める比率が0.7%であるにもかかわらず、試験合格者は4.7%を占めている特徴が見られます。

これは大学院で一定の単位を取得した方には試験科目の一部免除があることが有利に働いているものと推測されます。

論文式試験の受験者のうち合格した方は実に52.1%に達しています。

 

  • 大学院修了 願書提出者総数の 6.3% 論文式受験者総数の7.8% 合格者総数の 4.1%
  • 大学院在学 願書提出者総数の 0.7% 論文式受験者総数の0.6% 合格者総数の 4.7%
  • 大学卒業  願書提出者総数の45.1% 論文式受験者総数の43.0% 合格者総数の41.2%
  • 大学在学  願書提出者総数の28.8% 論文式受験者総数の25.8% 合格者総数の39.6%

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2.公認会計士 大学別の合格者は

公認会計士・監査審査会では、大学別の合格者数を公表しておらず公式にその合格者数を知ることは困難です。

そこで、慶應義塾大学のOB・OGで集まり約5千人という多数の在籍者を誇る「公認会計士三田会」が公表している合格者数に基づいてみます。

令和元年度の公認会計士試験の合格者別人数を見てみましょう。

 

  • 慶應義塾大学……183名
  • 早稲田大学……105名
  • 明治大学……81名
  • 中央大学……71名
  • 東京大学……40名
  • 京都大学・立命館大学……38名
  • 神戸大学……36名
  • 一橋大学・法政大学……34名

 

となっていました。

平成30年度、平成29年度と近年の合格者数を見ても、慶應義塾大学が合格者数でトップを維持し、次に早稲田大学となっています。第3位と第4位は中央大学と明治大学が僅差で競っています。

公認会計士試験は、最短でも1年間から2年間は受験勉強に専念しなければならないため、受験者にとって合格まで勉強をし続けるための環境は大切です。

大手の専門学校では勉強仲間を作ることでお互いに励ましあうことができると説明しているように、困った時に相談できる仲間や、現役の公認会計士の方、相当の地位がある公認会計士の大先輩と話をすることができる機会を持つことができる仕組みは、受験生にとって大きな励みになるでしょう。

慶應義塾大学 「公認会計士三田会」

慶應義塾大学がなぜ大学別で1位となる合格者数を常に輩出し続けることができるのかは、「公認会計士三田会」によると、OB・OGとのコミュニケーションの高さ、毎年の合格者数(および受験者)が多いことで横の連帯感が強くなり、受験者にとって高いモチベーションを維持することができるとしています。

早稲田大学 「公認会計士稲門会」

早稲田大学では大学院でも公認会計士の卒業生を輩出しており、大学と大学院は合わせた合格者総数は、慶應義塾大学の合格者数に匹敵します。

「公認会計士稲門会」では、金銭的利害を超えて、卒業生としての連帯感と母校への恩返しを掲げ、その特徴として、大学の先生との交流の深さにあるとしています。

試験の合格率は

令和元年度の公認会計士試験の合格率は10.7%(合格者数/願書提出者数)となりました。

公認会計士試験の論文式試験は合格点を52.0%以上の得点比率(偏差値による)としており、かつ試験科目のうち全ての科目の得点比率が 40%以上でなければなりません。
また、合格者は偏差値上位者から、とされているため、最低得点比率を達成すれば合格できるとは限りません。

試験科目の一部免除がある

論文式では、試験科目について55.9%以上の得点比率(偏差値による)を達成することで、科目毎に免除資格を得ることができます。
この場合の免除とは、合格発表の日から起算して2年以内までの論文式試験において、その科目を再度受験しなくてもよいことを意味します。

したがって、論文式試験に万一不合格になったとしても、科目ごとに免除要件を満たせば、次の試験で残りの科目により集中することができますので、次回の試験の合格率を高めることが可能になります。

3.公認会計士 大学以外の合格者は

前述の「令和元年公認会計士試験合格者調」では、願書提出者数および合格者数を5歳刻みで知ることができますので、概ねの傾向を捉えることが可能です。
この年齢分布からは、合格者の半分近くが25歳未満で占められており、30才未満までの総数では、82.3%を占めている偏りとなっています。

別の傾向もあります。それは「20歳以上25歳未満」において願書を提出した総数に占める比率は40.1%ですが、合格者総数に占める比率は57.5%へと大幅に増加していることです。

逆に、「30歳以上35歳未満」では願書を提出した総数に占める比率は13.9%ですが、合格者総数に占める比率は10.6%へと下落していることです。

この要因を具体的に知ることは難しいのですが、一般的に考えられているのは短答式試験に合格後、2年以内に論文式試験に合格することができず、再び短答式試験からやり直す方の数はそう多くはないと見られていることにあり、その背景にはやはり社会人で勉強時間を確保することの難しさにありそうです。

論文式試験の受験者数を見ると「20歳以上25歳未満」は40.7%です。論文式の受験をした方のうち公認会計士試験の合格者は48.8%となっています。

同様に「30歳以上35歳未満」の論文式試験の受験者数は14.6%となっており、その受験者のうち試験に合格した方は25.5%へ大幅に下がっています。
ここでも、働きながらの受験のむずかしさが浮き彫りにされています。

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4.まとめ

公認会計士試験は、合格までに集中して勉強することが大切な一方で、大学生や専門学校などのコミュニティーが受験生に与える影響も無視できません。

公認会計士の試験は国家3大資格と言われている程、難関な部類に属していますので、比較的時間に余裕がある学生であってもかなり集中しなければ合格することが難しいでしょう。

ですが試験に合格をすることで、その後のキャリアプランが一般の方よりも多岐に渡ることが期待できます。
学生生活の一部もしくは大部分を受験勉強に充てることは苦しい選択になると思われますが、その価値は生涯にわたるものとして理解することで苦しい試験を乗り越えることができるのではないでしょうか。

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