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日商簿記2級の取得で年収はアップする?就職・転職への影響やさらに年収アップする方法を解説

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日商簿記2級取得で年収アップ、スキルアップを目指す

「経理職だけど年収が低い…」
「資格を取得して年収をアップさせたい!」

 

本記事をお読みのあなたは、このような悩みを持っているかと思います。

日々の仕事などで時間に余裕なんて持てないですよね…

 

しかし、今回紹介する、簿記2級で年収をアップさせる方法を実践すればあなたの悩みは解決されるはずです!

一般企業の経理・財務部門への転職を検討中の方向け
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日商簿記2級とは?

日商簿記2級は商業簿記と工業簿記の内容が出題されます。
仕入れ・加工・販売という仕訳など、商業簿記とは異なる処理が必要となる工業簿記の範囲が出題されるため、日商簿記3級よりも格段に難易度が高いです。

 

日商簿記2級を取得することにより、財務諸表から経営内容・経営状況を読み取る力も身につきます。
2020年からはネット試験も開始され、受験しやすくなりました。

 

日商簿記2級は経理や会計事務所・税理士事務所をはじめとして、営業・製造・販売部門など、さまざまな部署でも必要とされる資格です。
特に経理の求人では、会計の知識やスキルを証明できるため、就職や転職に有利な資格となっています。

日商簿記2級を取得した人の年収

日商簿記2級を取得した場合の年収は地域によっても異なりますが、実務未経験で250〜500万円、実務経験者で400〜600万円ほどです。

 

日商簿記2級を取得していることで、日商簿記3級や無資格と比較して年収はアップします。
経理や会計事務所・税理士事務所など、日商簿記2級あるいは日商簿記2級相当の会計知識が応募条件になっていることもあるため、応募できる求人の幅も広がるでしょう。

日商簿記2級の資格手当

日商簿記2級を取得していることで、資格手当が支給されることもあります。
資格手当は1,000〜10,000円ほどの金額であるケースが多いようです。

日商簿記1級を取得すると年収はどうなる?

さらに年収アップさせる方法として考えられるのが、日商簿記1級の取得です。
簿記1級を取得した場合、地域差はあるものの年収500万円以上となり、資格手当も3,000円〜20,000円支給されることもあります。

 

経験を積むことで年収はさらに上がっていくので、年収アップを目指すのであれば、日商簿記1級を取得することも考えてみましょう。

簿記2級を活かせる仕事は?

日商簿記2級を活かせる仕事は、主に会計・経理関連の仕事です。
具体的には会計事務所・税理士事務所、一般企業の経理・財務事務などの仕事が挙げられます。

 

簿記2級取得者の最も一般的な就職先なのは、一般企業の経理事務職となります。
経理職は企業のお金の流れを管理することです。
日常的なお金の管理や仕訳・帳簿の入力から、月次決算、半期決算、年間決算の決算書の作成などの仕事があります。

 

経理事務職の仕事は、簿記2級の試験範囲である仕訳の内容など、勉強して得た知識が活かせる仕事と言えるでしょう。
即戦力として見なされるには、実務経験が必要になりますが、簿記2級を持っていることで、経理に関する一定の知識を持っていることをアピールできます。

 

財務は予算の管理や資金の調整が主な仕事になります。
財務は簿記資格が直接的に活かせるというわけではありませんが、会社のお金に関する仕事なので会計に関する知識も必要です。

 

会計事務所・税理士事務所での仕事は、主に企業や個人の税申告を代行することです。
簿記2級所持者は税理士補助・税務アシスタントに就くことになります。
仕事内容は税理士の補助がメインで、税理士になるために必要な実務経験を積むことができることが大きなメリットです。
そのため税理士を目指す場合、会計事務所で働きながら税理士試験の勉強をするケースも多くなっています。

 

他にも医療事務や経営コンサルタント、在宅経理など、日商簿記2級を活かせる仕事は多岐に渡ります。

日商簿記2級は就職・転職で有利

日商簿記2級は就職・転職で有利な資格です。
経理にとって必要な知識が問われる試験内容であるため、就職や転職時には、資格を持っていることで知識やスキルを持っていることを証明できます。
また、企業側でも日商簿記2級を持っている人は、経理としての一定水準の実力があるという判断材料になります。

 

経理職や会計事務所などの求人では、採用の条件にしていることもあり、「簿記2級以上」「簿記2級程度の知識をお持ちの方」といった条件の求人も多いです。

さらに年収アップするにはどうすればいい?

簿記2級を取得することで年収アップに繋がりますが、さらに年収を上げていくためにはどうすればいいのか考えていきます。

 

  • 経理としての実務経験を積む
  • スキルアップして条件の良い職場へ転職する
  • 日商簿記1級を取得する
  • 税理士資格・公認会計士資格を取得する

 

まず考えられるのが、経理としての実務経験を積むことです。
勤続年数が増えれば、それだけでも年収は上がりやすくなります。

 

しかし、勤続年数による年収アップには時間がかかります。
短期間で年収アップにつなげるためには役職に就くか、条件の良い会社に転職する必要も出てくるでしょう。

 

また、さらに上位の資格である日商簿記1級や、税理士資格・公認会計士資格を取得し、年収アップさせる方法も考えられます。

スキルアップして条件の良い職場へ転職する

まずはスキルアップして条件の良い職場へ転職する方法です。

 

転職での年収アップは、特に経理職におすすめ。
経理職はステップアップのために転職を目指す人が多く、求人も多くなっているからです。
また経理は業界や業種が変わっても、経験が活かしやすいという点も転職しやすい理由となっています。
闇雲に職場を転々とするだけでは年収は上がりにくいですが、実務経験を積み、経理としてスキルアップすることで、良い条件の転職に繋がるでしょう。

日商簿記1級を取得する

日商簿記2級に続き、日商簿記1級を取得することでも年収は上がります。
日商簿記1級は非常に難易度の高いものの、それだけに給与面での厚遇が期待できる資格です。
資格手当がある場合には、それだけでも給与アップになります。
日商簿記1級の資格手当は3,000〜20,000円ほどで、資格手当のある企業なら十分な年収アップが狙えます。

 

また、日商簿記1級はスキルをアピールして転職したり、取得後に税理士や公認会計士を目指すこともできる資格です。
経理や会計の仕事でのステップアップになりますし、結果として年収も上がりやすくなるでしょう。

税理士、公認会計士資格を取得する

簿記2級取得後、さらに税理士資格や公認会計士資格を取得することで年収アップを狙うことができます。
税理士や公認会計士は経理・会計に関する資格の中でもトップクラスの難易度です。
数年間に渡って勉強することになりますが、合格すれば大きなステップアップとなります。

 

税理士と公認会計士は、平均年収でも900万円を超える資格です。
公認会計士試験は科目合格の期限が2年、税理士試験は科目合格すれば生涯有効。
長期スパンの目標として、挑戦してみる価値は十分にあるでしょう。

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まとめ

日商簿記2級を取得することで、年収を上げることが可能です。
地域差はあるものの、実務未経験で250〜500万円、実務経験者で400〜600万円ほどの年収が期待できます。

 

日商簿記2級の取得は決して簡単ではありませんが、経理や会計に関する仕事において一定の知識を持っているという証明になります。
経理や会計の仕事に従事している人、これから就職を目指している人は、ステップアップ・スキルアップのために日商簿記2級の取得を目指していきましょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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