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フリーランス会計士になるために身につけるべきスキルとは

会計士の転職お役立ち情報

忙しいビジネスマンのデスク

フリーランスの公認会計士は意外と増えています。

主に30代40代を中心に、さまざまな公認会計士がフリーランスとして活躍中です。

 

これからフリーランスを目指す会計士が身につけておきたい一般的なスキルや活躍できるポジションについてご紹介します。

フリーランス会計士に必要なビジネススキル

フリーランスの会計士として活躍するには、スキルが必要となります。

具体的に見ていきましょう。

対人スキル

対人スキルの中でも、大きく分けて2種類あります。

1つはいわゆるコミュニケーション力と呼ばれるもので、円滑な会話や場面にあった効果的な質問ができる基本的な能力です。

人の話を聞き理解したうえで共感できること、自分の意見を整理して端的に話せることは一つの能力です。

立場や役職など自分とは違う属性の人と会話をすることでコミュニケーション力は磨かれていきます。

 

対人スキルのもう1つは、営業力や交渉力といったビジネス要素の強い対話スキルです。

ビジネスの場面では、意見や考えが異なる相手を説得したり、折衝したりしながらゴールに導いていくスキルが必要になります。

そのためには正しい情報収集やプレゼン、コーチングといったスキルも不可欠です。

 

クライアントと接する機会が多い方は業務を通じて身についていく力でもありますが、フリーランスとして個人で活躍する場合、こうした対人スキルは特に重要になります。

課題解決/目標達成スキル

ゴールを設定しそれに向かってやり抜く力やタスク管理ができるスキルも重要です。

特にフリーランスの場合、時間管理とタスク管理は完全な個人裁量になるので苦手な人は意識するとよいでしょう。

 

また、せっかくフリーランスで仕事をもらったのに課題解決ができなかった、目標達成ができなかったというのでは仕事への信頼を失う大きなきっかけになってしまいます。

事前の情報整理と課題の設定を明確に、またゴールの設定も慎重に行うことは重要です。

 

これらのビジネススキルは、会社に属していてもフリーランスとしても重要になる一般的な社会人スキルです。

仕事ができる人、信頼できる人、人を動かせる人は一般的にこうしたスキルが高いといえます。

 

フリーランスとして仕事をしていくということは個人経営をしているのと同じことです。

こうしたビジネススキルと社会人としての素養は、20代のうちから学べるよう意識しておくことをおすすめします。

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フリーランス会計士が活躍するポジション

公認会計士がフリーランスとして活躍する場合、どんな案件があるのでしょうか。

 

昨今は下記のような案件が多くを占めています。

監査業務

監査法人の非常勤業務が主です。

請け負う仕事によって、監査業務の一部を担う場合や主査としてクライアントを丸ごと委託される場合などさまざまです。

時給換算すると監査法人の社員として仕事をするよりも高額なケースが多く、フリーランス会計士のベーシックな収入源と言えそうです。

監査経験のみの会計士でも担当できるという点ではメリットがありますが、単価が安いケースもあるので注意が必要です。

 

また、繁忙期に仕事が集中するため、閑散期はフリーランスでも仕事の取り合いということが発生する場合もあります。

収入アップを期待する場合やフリーランスとして活躍範囲を広げたいという場合には、監査以外の経験も必要になるでしょう。

CFO

一般企業の中でも特にアーリーステージの会社やIPOを目指すベンチャー企業では、CFOポジションに業務委託の会計士を募集するケースがあります。

業務内容としては、内部統制をはじめIPOやM&A、決算の早期化など具体的なプロジェクトがある場合が多いです。

 

時には会社の箔をつけるために、CFOポジションに公認会計士を採用したいというケースもあります。

 

多くの企業で監査経験がある会計士は、経営のデータサイエンティストとしての側面もあるので、特に成長を目指す企業では経営参謀としての役割を期待されるケースがほとんどです。

求人は一定数ありますが、求人の質にはバラつきがあるので注意が必要です。

CFOというポジションで業務を委託したものの、一般的な経理、財務業務の担当になり本来の力を発揮できないというミスマッチも起こりかねません。

 

特に会計士に入ってもらうのが初めてとなる企業では、どういった業務を担当してもらうのか、という部分で認識のズレが生じることもあるので求人選びは慎重に行うといいでしょう。

IPO/M&A

IPOやM&Aを推進するリーダーポジションでフリーランスの公認会計士を採用する事例も多くあります。

会計士は会計基準や国際財務報告基準(IFRS)という各業種業界に共通する原理原則を学んでいるため、汎用性や応用力に強みがあります。

 

IPOやM&Aに直接かかわる経験がある場合、さらにアドバンテージとして評価されます。

フリーランス会計士として仕事をしていく上でも強みとして打ち出しやすく、ニーズも高い業務です。

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まとめ:経験やスキルをお金にかえるためには

フリーランス公認会計士の場合、監査法人で非常勤で働くなどをすれば、契約期間次第では安定的に仕事を継続できます。

しかし、より収入アップ・スキルアップを目指す方は業務委託でスポット案件に挑戦することをおすすめします。

すべてが貴重な経験となり、仕事の範囲が広がり、高単価で効率的に収入を得ることができるでしょう。

 

これらのスポット案件は一定数あるものの、一般的な求人サイトでは探すことが難しいのが現状です。

M&A、IPO、CFO募集などは非公開にしたい情報が含まれることが多いため、募集企業側も大々的な募集はしません。

いざ仕事を探すとなると「どうすればいい?」と苦労する可能性があります。

 

人脈をつくっておくことや、専門のエージェントに経験やスキルを登録しておけば、非公開で募集されているスポット案件をご紹介することが可能です。

レックスアドバイザーズは会計業界に特化した転職エージェントで、有資格者向けの業務委託案件も多数取り扱っています。

 

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