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行政書士資格の難易度とは?試験概要やメリットについて解説

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行政書士の勉強をする女性

行政書士資格を目指す場合、試験概要や難易度を把握していくことが大切です。

資格取得によるメリットが多いので、学んでおくと有用な資格と言えます。

 

今回は、行政書士資格の難易度、試験概要やメリットについて解説します。

行政書士資格試験の概要

行政書士試験を受験するにあたり、どのような試験なのか、概要を把握しておかなければなりません。

 

実践的な学習を、計画的に行っていくことが大切です。

行政書士試験の概要について、3つに分けてご紹介していきます。

 

  • 年1回の実施
  • 筆記試験で択一式と記述式による出題
  • 絶対評価の試験

 

 

1つ1つ解説していきます。

年1回の実施

行政書士試験は、毎年1回行われます。

受験資格もないので、誰でも受けられるのが特徴です。

 

インターネットや郵送により申し込みが可能となっています。

 

筆記試験で択一式と記述式による出題

試験内容は、法令科目46題と一般知識科目14題です。

筆記試験であり、現状はネット試験などは実施されていません。

 

択一式と記述式により出題がなされるので、日々の学習を通じてそれぞれに合った対策をしていく必要があります。

絶対評価の試験

相対評価の試験では、周りの得点により合格できるかが決まります。

行政書士試験は絶対評価なので、一定の基準を得点することができれば合格です。

 

一方で足きりはあるので、合計で合格点を獲得できたとしても不合格となることもあるので注意しなければなりません。

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行政書士試験の難易度

行政書士試験の難易度は高いです。

どの程度の難易度なのかを把握することで、学習スケジュールを綿密に立てていくことが可能になります。

 

行政書士試験の難易度について、3つに分けてご紹介していきます。

 

 

  • 合格率10%前後の難関資格
  • 6割以上の得点で合格
  • 勉強時間は1,000時間が目安

 

それぞれ解説していきます。

合格率10%前後の難関資格

多少のバラツキはあるものの、合格率は10%前後です。

司法書士などと比較すると高い水準ではあるものの、10人に1人程度しか合格できないので難関資格と言えます。

 

戦略的に学習を進めて、勉強を継続していかなければなりません。

6割以上の得点で合格

法令科目では244点中122点以上、一般知識科目では56点中24点、尚且つ合計で180点以上が合格点です。

難しい回は補正措置がなされる場合もありますが、例外と考えておくのが堅実と言えます。

 

足きりを避けて合計で6割以上の得点をどのように獲得していくのか、考えていかなければなりません。

勉強時間は1,000時間が目安

一般的な合格までの勉強時間の目安は、独学で1,000時間程度です。

事前に法律に関する知識がある場合や専門学校を利用することで、勉強時間は短縮されます。

 

1,000時間はあくまでも目安でありこれより長時間要することも考えられるので、自分の生活スタイルに適合した勉強法を見付けていくことが大切です。

行政書士試験合格までの勉強方法

行政書士試験に合格するための勉強方法は、人それぞれです。

自分に合った方法を選択していかなければなりません。

 

生活スタイルに合った勉強方法の選択が、合格の鍵を握ります。

行政書士試験合格までの勉強方法を、3つご紹介していきましょう。

 

 

  • 独学でマイペースに進める
  • 専門学校に通学して効率的に学ぶ
  • 通信講座で空いた時間を有効活用

 

1つ1つ解説します。

独学でマイペースに進める

独学の場合には、自分の生活スタイルに合わせて勉強を進めていくことが可能です。

周りの受験生との比較もなく、自由に勉強を進めていけるのが魅力と言えます。

一方で、勉強を継続するモチベーションの管理やスケジュールを自分で組んでいかなければなりません。

 

法律に関する事前知識がない場合には、テキストを読み進めることが難しく感じてしまうこともあるので注意が必要です。

専門学校に通学して効率的に学ぶ

行政書士試験では法律に関する専門知識も必要としており、範囲も広いことから効率的な学習が大切になります。

法改正もあるので、変化に柔軟に対応していく為には、専門学校のカリキュラムによる勉強が効果的です。

 

受験のプロとも言える講師陣に感じた疑問を直ぐに聞ける環境に身を置くことは、合格までの勉強時間短縮に繋がります。

通信講座で空いた時間を有効活用

社会人などの場合には、勉強時間の確保が難しくなりがちです。

 

効率的に学習を行いたいとはいえ、時間がないので通学はできません。

この場合に通信講座で受講すれば、空いた時間に講義を閲覧することが可能です。

 

空いた時間を有効活用して地道な学習を積み重ねていけば、社会人でも十分に合格できます。

行政書士資格を学ぶことによるメリット

行政書士を学ぶことは、多角的な知識が身につくのでメリットが多いです。

どのようなメリットがあるのかを把握することで、しっかり享受していく必要があります。

 

行政書士を学ぶことによるメリットについて、3つご紹介します。

 

  • 法律の知識を獲得できる
  • 就職・転職に有利
  • 独立開業も可能

 

それぞれ解説していきましょう。

法律の知識を獲得できる

行政書士試験は、300点中244点分が法令科目による出題となっています。

 

出題される法令科目は、以下の5科目です。

 

  • 基礎法学
  • 商法
  • 民法
  • 行政法
  • 憲法

 

法律の知識がない人であっても、行政書士試験の勉強を進めていくことで、法律の知識を獲得することができます。

法律は司法試験や行政書士試験などでも出題されるので、他の試験を受験する際にも有利です。

 

ダブルライセンスを取得することができれば、業務の幅も広がります。

 

就職・転職に有利

行政書士として、一般企業に就職・転職することは想定されていません。

一方で、行政書士を取得しているという実績が評価されることは考えられます。

法律や政治・経済に関する知識だけではなく、行政書士を取得する過程で勉強する習慣なども身についているからです。

 

行政書士法人の社員や従業員としての就職・転職であれば、直接的に有利になることも多く、行政書士としてのキャリアを積んでいくことにも繋がります。

独立開業も可能

行政書士には、一定の書類作成が独占業務として認められています。

独立・開業して独占業務を遂行することも可能なのが、行政書士の魅力です。

 

経営に関する決定を自分で行っていけるので、自由な働き方を実現していけるようになります。

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まとめ

今回は行政書士資格の難易度、試験概要やメリットについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。

 

行政書士試験は難関資格ではあるものの、自分に合った勉強方法により効率的な学習を行っていけば合格できる資格です。

8割以上が法律科目であり、法律の勉強が理解しづらく初学者にとっては苦戦する可能性が高いです。

 

独学でも不可能ではありませんが、専門学校の利用を検討してみることが大切と言えます。

絶対評価の試験なので、周りとの比較ではなく苦手分野をなくして得意分野を伸ばすことで、点数を効率的に獲得する方法を身につけていかなければなりません。

 

行政書士試験で学ぶ知識や習慣は独立開業する際だけではなく、就職・転職する場合にも役に立つので、とても重要な機会になるでしょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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