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経理へ転職すると使用頻度が増えるエクセルとMOS資格について解説
経理以外の職種でも使用するエクセルですが、経理ではどの程度のスキルが必要かご存知ですか。
また経理に転職したい方でエクセルが得意でない方は、転職できないのではないかと不安な方もいるかもしれません。
今回は、経理へ転職すると使用頻度が増えるエクセルとMOS資格について解説致します。
経理で必要なエクセルのスキルがどの程度なのか知りたい方や経理未経験で転職を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
経理への転職でエクセルのスキルは必須
経理への転職でエクセルのスキルは、必須です。
エクセルのスキルが必須である理由は、2つあります。
- 評価が上がりやすい
- スキルのある人が少ない
それぞれ解説していきます。
評価が上がりやすい
所属している企業で、使用されているソフトに頼れば業務を行うことは可能です。
しかしエクセルが使えるなら、より部署にとって必要な存在になれるでしょう。
また結果の差別化がわかりづらい経理で、全体の効率を上げられる動きができれば自分の評価も上がりやすくなります。
スキルのある人が少ない
エクセルが使える経理担当者は、あまり多くありません。
そのためエクセルの知識やスキルがあるだけで、転職した直後から価値の高い人材になれるのです。
だからこそ経理に転職したいのならエクセルのスキルは必須なのです。
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経理への転職で使用頻度が増えるエクセルの機能とは?
経理で頻繁に使用されているエクセルの機能を4つご紹介します。
- フィルター機能
- 並べ替え機能
- ピボットテーブル
- 関数
1つ1つご紹介していきます。
フィルター機能
フィルターは、必要なデータだけを絞り込んで表示してくれる機能です。
フィルターをかける表のセルを選択し、データタブの『フィルター』をクリックすれば、ドロップダウンボタンが表示されます。
そしてボタンをクリックし、絞り込みたい条件を入れるだけです。
並べ替え機能
並べ替え機能はその名の通り、いくつものデータを日付順や50音順に並べ替えてくれます。
ホームタブの『並べ替えとフィルター』ボタンをクリックして、『昇順』か『降順』を選びます。
さらに『ユーザー設定の並べ替え』を使えば、日付順にした後で同じ日付を50音順に並べ替えることも可能です。
ピボットテーブル
ピボットテーブルは、大量のデータを見やすいように集計し分析してくれます。
いちいち自分で整理しなくても自動で整理してくれるので、エクセル初心者の方でも使っていることが多い機能です。
集計したいセルを選択したら、挿入タブの『ピボットテーブル』をクリックします。
そしてログが開いたら、集計したい範囲を確認してください。
この機能は使いこなせれば月ごとの推移を分析したり、経費を科目別に分けてくれたりするので便利です。
関数
関数は、数値の平均値を求めたり条件に合うものを探したりしてくれる機能です。
しかしエクセルの関数は、480種類以上あります。
そのため全てを覚えて使えるようになる人は、なかなかいません。
まずは、頻繁に使われるものから覚えましょう。
3つご紹介します。
1つ目の『SUM』は、指定した範囲の数値の合計を求めてくれます。
合計金額を求めることの多い経理では、必須の機能です。
2つ目の『COUNTIF』は、指定した範囲内に合うデータがいくつあるのかを数えます。
この機能を使えば、進捗状況を確認する時に未完了のタスクをすぐに把握することが可能です。
3つ目の『VLOOKUP』は、指定している範囲から条件に合うデータの入った行を探して、その行の範囲のみの内容を表示できます。
この機能を使うと商品番号を入力すれば、一覧表の中から商品を探してきて表示することが可能です。
経理への転職でエクセルが使えることを証明できるMOS資格を取ってみよう!
経理未経験者が転職する際に簿記を取得するべきであることは、誰もが知っています。
しかしMOS資格も取得すると、経理未経験でも転職活動が有利になりやすいことを知らない人が多いです。
MOS資格の試験内容や勉強時間についてご紹介します。
- MOSとは
- 試験内容
- 合格率・勉強時間
1つ1つ解説していきます。
MOSとは
MOS資格は、マイクロオフィススペシャリストの略です。
MOS資格を取得すると、マイクロソフトオフィス製品のスキルがあることを証明できます。
受験方法は、2つです。
1つ目は全国一斉試験が毎月1~2回行われており、2つ目は随時試験が全国にある試験会場でほぼ毎日試験が開催されています。
試験内容
試験科目は、word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5つです。
試験はバージョンごとに用意されており、一般レベルと上級レベルの2つがあります。
一般レベルに合格していなくても、上級レベルから受験することは可能です。
合格率・勉強時間
MOS資格の合格率は、公式より公開されていません。
しかし比較的高いとされており、一般レベルが80%で上級レベルが60%です。
合格基準点は、700点以上とされています。
勉強時間は日頃からパソコンを使っている方であれば、毎日2〜3時間の2週間ほどです。
パソコンが苦手な方や初心者の方は、毎日2〜3時間勉強しても1〜2ヶ月ほど期間が必要だとされています。
初心者の方は勉強を始める前に、パソコンに慣れることから始めましょう。
経理への転職のためのMOS資格の勉強方法
MOS資格の王道の勉強方法をご紹介します。
初めてMOS資格に挑戦する方は、誰もが1度はやったことのある勉強方法を取り入れるといいでしょう。
- スペシャリストから勉強する
- 1週間でテキストを1周
- 実践問題を繰り返す
1つ1つ解説していきます。
スペシャリストから勉強する
MOS資格はいつでも受けられるといっても過言ではないほど、非常に多くの試験日が設けられています。
そのため、最初から上級レベルを受ける必要はないでしょう。
一般レベルから順に受けることをおすすめします。
1週間でテキストを1周
最初の1週間は、とにかくテキストを音読しましょう。
わからないところがあっても、止まらずに読み進めることが大切です。
テキストの中にある小問題も解きましょう。
おすすめのテキストを2つご紹介します。
1つ目は、『よくわかるシリーズ 対策テキスト&問題集』です。
付属のCDが付いているので、模擬問題を解きながら本番を意識することができるでしょう。
2つ目は、『MOS攻略問題集』です。
問題数が非常に多いテキストなので、アウトプットに力を入れたい方におすすめです。
実践問題を繰り返す
MOS資格は、公式より過去問が公開されていません。
そのため実践問題を数多く解きましょう。
実践問題がクリアできていれば、本番の試験でも問題なく合格できるはずです。
試験時間が50分なので、実践問題を解く時は40分に制限して勉強しましょう。
まとめ
今回は、経理へ転職すると使用頻度が増えるエクセルとMOS資格について解説致しました。
経理未経験の方は、とにかく簿記3級を取得しないといけないと思っている方が多いです。
しかし簿記3級だけでは、転職したい企業に合格できなかったという方も少なくありません。
だからこそ急いで転職活動をするのではなく、経理の知識もパソコンの知識もつけた状態で転職活動をすることをおすすめします。
パソコンの知識は経理で働き出せば必ず必要なスキルなので、勉強しておいて損はありません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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