転職お役立ち情報

さいたま市の経理の採用状況について解説します

経理の転職お役立ち情報

さいたま市経理オフィスイメージ

さいたま市の会社に経理で転職できるのでしょうか。
それを知るには経理の仕事内容だけではなく、さいたま市を含む埼玉県の雇用状況を知る必要があります。
今回は経理の仕事内容や経理が転職しやすい理由に加えて、さいたま市で経理に転職するためのポイントなどについてまとめます。

一般企業の経理・財務部門への転職を検討中の方向け
転職相談会

詳細はこちら

経理の仕事内容とは

会社の中でも比較的地味な印象を持たれがちな経理部門ですが、一体どのような仕事をしているのでしょうか。
経理の仕事のポイントは以下の通りです。

 

  1. 会社の活動を数字で表し、経営陣に提供する
  2. 経理の仕事は1日、1か月、1年を主な単位とする
  3. 経理の仕事は会社の規模によって異なる

 

1つ目の会社の活動を数字で表すとは、会社を巡るお金の動きを集め簿記という方法で記録することといってもよいでしょう。
仕入れに関するお金の整理・管理、会社の財務状況、会社資産の計算、給与や社会保険料の支払い、納税は経理の重要な仕事です。

 

2つ目の経理の仕事の単位とは、仕事のサイクルのことです。
毎日行う業務は現預金の管理や仕訳、帳簿への記帳、伝票整理などです。
毎月行うのが在庫管理や月次決算、給与や社会保険料の支払いです。
そして、毎年行うのが年次決算や株主総会の準備、税務申告、年末調整などです。
これらのうち、最も経験を必要とするのが年次決算などの1年に1回行う業務です。
こういった業務は最低でも数年の経験が必要です。

 

3つ目は会社の規模によって業務が違うということです。
大企業になればなるほど分業が進んでいるため、自分の仕事に専念すればよいのですが、中小企業になると人手が限られているため幅広い業務をしなければなりません。
その意味で、中小企業ほどオールラウンダーとして仕事しなければならないといえます。

経理が転職しやすい理由

経理が転職しやすい理由は何でしょうか。
転職しやすい理由を2点取り上げます。

経験が重要な職種だから

1つ目の転職しやすい理由は、経理が経験重視の職種だからです。
転職のように中途採用となる場合、会社側は即戦力を求めています。
会社が存続するためにはお金をしっかりと扱う経理部門の存在が必要不可欠であり、欠員が生じた時に直ちに補充したい部門だからです。
毎日の業務はともかく、月ごとの仕事や1年単位の仕事などは覚えることが膨大です。
新人の場合、会社側は仕事を1から教えますが、転職してくる人にはすぐにでも即戦力として働いてほしいと考えています。
特に業務が集中しやすい年末や年度末は教える余裕がありませんので、会社側としても育成しなくてもよい経験者に頼りたいところでしょう。

資格を活かしやすい職種だから

経理は資格を活かしやすい職種です。
経理資格としてもっともメジャーなのは日商簿記検定です。
簿記は会計や経理にとって基本中の基本となる技能ですので、採用に直結する資格です。
他にもファイナンシャルプランナー資格やWordやExcelの能力を証明できるMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)などは非常に実践的な資格ですので、こちらも採用時に重視されるでしょう。
こうした資格を持っていることで転職しやすくなると考えられます。

さいたま市を含む埼玉県の雇用状況

さいたま市を含む埼玉県の雇用状況はどうなっているのでしょうか。
概要や職業別・雇用形態別の有効求人倍率についてまとめます。

さいたま市を含む埼玉県の雇用状況の概要

2022年(令和4年)4月発表の埼玉労働市場ニュースによると、埼玉県の有効求人倍率は1.04倍で、前の月よりも0.03ポイント上昇しました。
新規求人倍率は2.06倍に達しています。
新型コロナウイルスによる停滞は脱しつつあるものの、以前として求職者は多い状態で、今後の感染状況にも注意が必要です。

さいたま市を含む埼玉県の職業別・雇用形態別有効求人倍率

職業別の統計を見ると、経理を含む事務的職種の有効求人倍率は0.27倍と平均を大きく下回っています。
運輸・郵便事務や生産関連事務は1倍を超えているものの、一般事務員は0.22倍、会計事務員は0.34倍と求人数が求職者数を大きく下回っています。

 

高倍率の狭き門を突破するには、アピールできる経験や資格が必要です。
十分な実績や資格を持っていなければ転職で苦戦する可能性が高いでしょう。

さいたま市で経理に転職するためのポイント

さいたま市や埼玉県のように事務職の求人が少ない地域で転職するにはどうすればよいのでしょうか。
転職が有利になるポイントを3つ紹介します。

資格を取得する

1つ目のポイントは資格を取得することです。
資格がなくても経理として働くことはできますが、採用時に有資格者を優遇すると明示している企業もあります。
将来的な転職を考えているなら、仕事をしながらでも資格を取得したほうが良いでしょう。

 

経理の資格で最も需要が高いのは日商簿記検定です。
実務に直結した知識が多く含まれ、採用時にも重視されます。
簿記3級までは独学でも問題ありませんが、2級以上となると実務経験があった方が勉強しやすいといえます。

 

パソコンスキルを証明するための資格としてMOSがあります。
WordやExcelの知識を証明できる国際資格ですので、非常に人気があります。
日商簿記にせよ、MOSにせよ、履歴書に書いたときに相手に伝わりやすい資格ですので、転職を考えているなら早めに取得しておきましょう。

パソコンスキルを向上させる

2つ目のポイントはパソコンスキルを向上させることです。
Wordの技能のうちタッチタイピングや文字サイズなどの書式設定、余白設定、印刷設定、画像挿入、インデントなどは日常業務でよく使用します。

 

Excelの技能では四則計算や基本的な関数の使用、印刷設定、グラフ作成、ピボットテーブルをつかったデータ分析などの利用頻度が高いため、採用時に重視されるでしょう。
こうした一般的なパソコンスキルは経理業務においても重要です。

同じ業界を選ぶ

3つ目のポイントは転職先にこれまでと同じ業界を選ぶことです。
その理由は、業種によって取引内容が全く異なるからです。

 

年度をまたぐことが多い建設業と、比較的短期間に取り引きが終了する小売業とでは会計処理の方法が異なります。
また、製造業の場合は原価計算が必要となります。

 

自分の経験を最大限生かしたいのであれば、現在勤務している会社と同じ業界の会社を選ぶとよいでしょう。

求人情報はこちら

簿記1級・2級の求人・転職情報一覧

経理・財務の求人・転職情報一覧

まとめ:経験重視の経理は比較的転職に有利

今回は「さいたま市の会社に経理で転職できる?」と題して、さいたま市での経理の転職についてまとめました。

 

経理は就職しやすいとされますが、さいたま市を含む埼玉県の事務職求人倍率は低く、決して容易に転職できるわけではありません。

しかし、経験重視の職種ですのでキャリアがあると転職に有利になるでしょう。
また、自分のスキルを証明する資格を持っていると転職しやすくなります。
事前に準備を整えておけば、さいたま市で経理職に転職することは十分可能なのではないでしょうか。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
■公認会計士・税理士・経理の転職サイトREX
https://www.career-adv.jp/
■株式会社レックスアドバイザーズ
https://www.rex-adv.co.jp/

公認会計士・税理士・経理・財務の転職は
レックスアドバイザーズへ

カジュアルキャリア相談 カジュアルキャリア相談