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経理経験2年未満で転職したい!成功の秘訣

経理の転職お役立ち情報

経理経験の浅い転職のポイント

会社にとって欠かすことができない部署の一つが経理です。
経理に勤務していて同じ職種で転職を希望する場合、経験2年未満だと転職はどうなるでしょうか?

 

今回は、経理の仕事内容や仕事サイクル、経理経験2年が転職時にどのように評価されるか、経理の実務経験はどうやって積んだらいいのかなどについてわかりやすく解説します。

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経理の仕事内容

会社経営において、経理部門は必要不可欠とされます。
その一方、仕事内容が外から見えにくいため、何をやっているのかわかりにくいといった指摘があります。

転職について準備する前に、まずは自分がいま行っている経理がどのような仕事なのか整理してみましょう。

 

経理とは、会社の日々のお金の流れを整理・記録する役割を担う仕事です。取引記録という形で日々の業務を数値化し、経営陣などに会社の状態を知らせる仕事といってもよいでしょう。

日次業務

日次業務とは、毎日行う経理の仕事のことです。日次業務の内容は以下の通りです。

 

  • 現預金・小切手の管理
  • 経費の仕分けや精算
  • 請求書・領収書の発行(伝票の整理)
  • 売掛金・買掛金の管理

 

これらの仕事は、毎日のお金の流れを記録していくもので、経理業務の基本となる仕事内容です。

月次業務

人月単位で行う仕事が月次業務です。月次業務の代表は以下の通りです。

 

  • 従業員の給与や税や社会保険料の計算
  • 月次決算の作成

 

従業員に毎月支払う給与のうち、社会保険料については会社と従業員の折半となっています。
その金額がどのくらいか割り出して納付します。
また、税金の納付も行います。さらに、月次決算を出し、1か月間の会社のお金の動きを経営陣に報告します。

年次報告

1年単位で行う年次報告の内容は以下の通りです。

 

  • 税務報告
  • 年末調整
  • 賞与の計算や振り込み
  • 株主総会の準備
  • 償却資産申告書の作成

 

このように、経理は会社の裏方的な役割を務め、従業員が日々の業務に専念するためのサポートや経営陣に対するデータの提供などを行っています。
転職時に、どのような業務を行っていたか聞かれることが多いので、自分が行っていた業務内容について転職活動前にしっかりと整理しておきましょう。

経理の仕事サイクル

経理の仕事サイクルはどのようになっているのでしょうか。
決算がいつあるかで業務内容が異なりますので、ここでは、3月末決算の会社と仮定し、上半期と下半期にわけて経理の仕事サイクルを整理します。

上半期の主な仕事

3月決算の会社にとって、4月は年度の始まりにあたる月です。
決算処理や固定資産税の納期、株主総会の準備、法人税・消費税・自動車税などの各種税金の納付といった業務が立て続けに発生しますので、できるだけスピーディに処理する必要があります。

7月になると各種保険の更新や社会保険料の基本となる月額算定基礎届の提出、源泉所得税の納付などもやってきます。

下半期の主な仕事

下半期の大きなイベントは年末調整です。

この時期には固定資産税の納付や法定調書といった業務が目白押しになっていますので、遅滞なく処理することが求められます。
こうした処理は期日が厳格で、誤記についても厳しく問われることから、今までの経験がものをいいます。

経理経験2年はどのように評価されるか

経理経験2年は、転職市場でどのように評価されるのでしょうか。
結論をいえば、最低限の経験者として評価されると考えてよいでしょう。

 

まず、2年間在職していると少なくとも年次業務は2回、月次業務も24回程度は経験していることになります。
経理の仕事はスピードと正確さの両方が求められるため、受け入れ先としては最低限の実務経験は欲しいところです。
その意味で、実務経験2年は必要最低限の経験を有しているとみなされるでしょう。

 

経理の経験が4年以上ともなると、年次経験・月次経験ともにしっかり積んでいるとみなされますので、ベテランとして扱われます。

 

また、反対に実務経験が1年未満である場合、経理経験者として扱われない可能性があります。
なぜなら、年次業務・月次業務を通年で経験しておらず、未経験の仕事が多々あるかもしれないからです。

経理の実務経験の積み方

経理の実務経験を積むにはどうしたらよいのでしょうか。

大きく分けて二つの経験の積み方があります。

 

一つは、現在働いている会社を辞め、中小企業に経理として就職すること。
もう一つは会計事務所で働いて経験を積むことです。

 

詳しく見ていきましょう。

中小企業に就職する

1つ目の方法は中小企業に就職することです。
経理は経験が重視される職種のため、転職の場合は経験者であることが求められます。しかし、比較的人材が少ない中小企業の場合、未経験者でも採用する可能性があります。

 

また、中小企業で経理経験を積むことには別のメリットもあります。
それは、幅広い経理経験を積めることです。
大手企業に比べ少ない人員で業務を回さなければならない中小企業では、専門的・部分的に業務を分担する余裕が少ないです。
そのため、一人で複数の業務を行い、結果として幅広い経験を積めるのです。

 

ただし、給与や休日などで希望に合う会社があるとは限りません。いま働いている会社のほうが良い条件だという可能性もありますので、転職は慎重に考えるべきでしょう。

会計事務所で経験を積む

2つ目の方法は、会計事務所で経験を積むことです。
会計事務所は、法人や個人の税に関する相談や税に関する各種書類作成のアドバイスや作成代行などのサービスを提供しています。
会計事務所では未経験者可の求人が比較的多めです。

 

会計事務所は経理や税務に関する専門的な内容も扱うので、早いスピードで実務経験を積めるでしょう。
また、本来なら1年に1度しか経験できない決算業務も、複数の会社の決算業務に関わる会計事務所なら、いくつもの決算業務を経験できます。
多くの会社の会計業務を請け負っている会計事務所なら10~20の決算業務に関わることもありますので、一つの会社にいるよりも圧倒的に経験を積むことができ、会計スキルを向上させられるでしょう。

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まとめ:経理経験2年未満の人ほど転職エージェントを活用しよう

今回は、経理の業務内容やスケジュール、経理経験2年の人が転職市場でどのように評価されるかや、実務経験をどうやって積むべきかについてまとめました。

 

経理の仕事は1年中休みなく稼働していて、扱う範囲も多岐に及びます。
それだけ就職しやすいという考え方もありますが、会社としてはできるだけ即戦力となる経験者を求める傾向が強いです。

 

実務経験が2年未満と不足していて、なおかつ転職を希望するなら転職エージェントに相談するのが近道です。
転職エージェントでは、転職希望者の経験やスキルに応じて様々なアドバイスをしてくれます。
希望条件や将来のキャリアプランなどについても耳を傾けてくれるので、転職時のミスマッチが発生しにくいという大きなメリットがあります。
経験が不足している場合こそ、転職エージェントの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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