公認会計士・税理士 キャリアアップ通信

転職成功ガイド

会計士の副業にはどのような選択肢があるか

2019年から働き方改革が本格的に始動しました。働き方改革は「長時間労働の是正」、「正規・非正規の不合理な処遇差の解消」、「多様な働き方の実現」という3つの目的を大きな柱としています。

 

一方で、長時間労働の是正が行われ、労働時間が短縮されれば、残業時間は短くなり、残業代が減ります。残業代が減れば多くの人の収入の一部がなくなってしまうため、その対策および多様な働き方の実現として、企業などで働いている従業員の副業を認める動きがでています。そして日本経済新聞社の行った東証一部に上場している事業会社等に取ったアンケートの結果、実際に約5割が既に副業を認めています。

こういった日本の動きの中で、監査法人、会計事務所、コンサルティングファーム、事業会社などで働いている公認会計士の方の中にも少し副業を行いたいという方が増えています。ただし、公認会計士の方の場合は仮に残業代がなくてもある程度の収入を既に得ているため、単に残業代が減った分収入をあげるという目的ではなく、違った目的も視野に入れた上で副業を行うという方が多いようです。

 

そこで、今回は公認会計士の方の副業について、一緒に見ていきましょう。

 

1.公認会計士の方の副業の目的について

一般的には副業の目的は収入を増やすことです。しかし公認会計士の方の副業は、副業を行うことでキャリアにプラスの影響があるかという点も非常に重要です。例えば、将来の独立、あるいは、転職に向けてのスキルアップや人脈づくりも副業の目的に含まれていることが多いと言えます。

 

スキルアップや人脈づくりは将来への投資であり、仮にその副業から得られる現時点での直接の収入は少なくても、自分が上げたいスキルの研鑽や自分の求める人脈作りができるのであれば、その副業に挑戦することは公認会計士の方にとって非常に前向きであると言えます。

 

そして、この目的を満たすためにも、公認会計士の方の副業は、収入にプラスになる副業ならなんでも良い、というわけではありません。公認会計士の方には会計や税金に関する深く幅広い知識があります。そして、税理士登録を行えば税務を独占業務としている税理士業務を行うこともできます。また、本業として行っている監査や会計の実務は専門性が非常に高く、本業以外でも副業としてのニーズがあります。また、公認会計士の方には本業だけではなく副業を行う上でも、常に高い職業倫理が求められています。

 

そういった公認会計士の方にしかできない副業、公認会計士の方だからこそできる副業をしっかりと選んでいきたいところです。

 

2.公認会計士の方の副業の種類

 

(a)執筆活動

 

副業の種類として、最初に挙げられるのが執筆活動です。本業に関するコラムや体験談から専門記事まで、題材となるテーマがとても広いことが執筆活動の特徴です。

 

公認会計士の方が副業として行う執筆活動の具体例は、専門学校のコラム記事や教材に載せる文章、会計事務所などのホームページに掲載する会計や税務に関する専門的な記事の作成などです。また、会計に関する専門書はチームを組んで複数で執筆する事が多いため、そのチームの一員として執筆を行うという場合もあります。

 

執筆活動を行う上でクライアントとなる専門学校や会計事務所には、自分とは別の公認会計士の方が属している場合があり、また会計に関する専門書を書くために組むチームの公認会計士の方は本業の法人とは違う法人に勤めている方であることも多いため、本業で共に業務を行う方以外の公認会計士の方との人脈ができます。そういった中で新しく知り合った公認会計士の方と、本業とは別のところで知り合ったからこそできる様々な情報交換を行うことも可能でしょう。

 

一般的に副業として執筆活動を行うことは人気があることですが、公認会計士の方にも大変人気があるのが副業として行う執筆活動であると言えます。

 

(b)会計や税務

 

会計や税務を副業として行うことは、知人が経営する株式会社や個人事業主である知人から、経理や税務申告を手伝って欲しいと頼まれてスタートするパターンが多いでしょう。例えば、監査法人で働いていて税務申告についてはあまり経験がないという公認会計士の方にとっては、税務に関する貴重な実務経験を積む機会になります。そして、そこで得た知識や経験を本業に還元していくということもできます。

個人事業や規模の大きくない株式会社で必要となる経理処理や税務申告はあまり複雑でないため、知人の手伝いで良い評価を得ると、その知人から別の知人を紹介してもらい、クライアントの数が少しずつ増加していくというケースがよくあります。大会社とのやり取りが多くなりがちな会計士にとって、個人事業や小規模な株式会社の会計・税務に関する見識を深める絶好の機会です。小規模な株式会社だからこその会計処理に触れることは公認会計士としての幅や深みにも繋がります。

 

そして、この副業で出来た人脈を利用して独立開業へと結び付けていく公認会計士の方もたくさんいます。そのため、ただの副業で終わるのではなく将来への大きな投資と言える、キャリアにとって大切な時間になります。

 

(C)自分が所属しているところとは別の会計事務所・アウトソーシング会社・コンサルティングファームでのアルバイト

 

自分が所属しているのとは別の会計事務所・アウトソーシング会社・コンサルティングファームでのアルバイトは、本業として普段行っている実務と深い関連があるため、最も手軽と言えば手軽です。

 

会計業界は閑散期と繁忙期の差がはっきりする傾向があり、繁忙期はとにかく人手が足りなくなるため、会計事務所・アウトソーシング会社・コンサルティングファームが短期間のアルバイトを募集することはよくあります。この副業は本業の休みの日に行うことが基本になります。そのため、副業の繁忙期が本業での繁忙期と重なると、副業を行うのは時間的にも体力的にも簡単ではありません。

 

自分が所属しているところとは別の会計事務所・アウトソーシング会社・コンサルティングファームの仕事の進め方や文化に触れることで、公認会計士としての経験や知識の深化が期待できます。またやはり本業で共に業務を行う方以外の公認会計士の方と知り合える可能性が高いため、いつもとは違った環境で公認会計士の方と切磋琢磨できることも大きな魅力と言えるかもしれません。

 

3.公認会計士の方が副業を行う上での注意点

 

先ずは自分の属している法人が副業禁止でないか、そして、自分の属している法人等の本業での利害関係者との競合が出ないかをしっかりと確認する必要があります。また、副業が多忙になりすぎて本業に支障が出るような状況は避けた方が良いでしょう。

そして、先述したように公認会計士の方には高い職業倫理が求められているため、それと反しているようなものははっきりと避けるべきです。本業を行う上ではもちろんですが、副業を行う上でもいうまでもなく倫理規則は遵守すべきです。

 

4.公認会計士の方の副業  まとめ

 

収入の増加や独立のための人脈づくりなど、副業の目的は人によってさまざまあると思いますが、自分の目的を達成できるようなチャンスをしっかりとつかみ取ることがキャリアアップの基本です。副業に興味を持たれている方は、副業を上手に自身のキャリアに活かして下さい。

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