【公認会計士】認識のズレを修正しつつ監査法人の経験を活かせるIPO準備企業へ

転職相談にいらした、30代公認会計士の男性。監査法人で、監査業務及びIPO支援業務に従事していました。

クライアントの株式公開準備業務に携わっていく中で、アドバイザリーという立場ではなく、一般事業会社の中で株式公開準備に関わりたいと考えるようになりました。

そこで転職活動を開始。将来的に一般事業会社のCFOのポジションを目指せるような求人を探して、レックスアドバイザーズの転職相談を予約しました。

ご本人の希望と摺合せながら、以下をポイントに求人をご案内しました。

• IPO準備企業のマネージャーポジション
• 上場の可能性が高い企業
• 年収ダウンを許容

初回のご面談当初から、IPO準備企業に行きたいと強く希望していたため、IPO準備企業の市場動向や転職活動の進め方について丁寧にお話いたしました。

ただお話を進めていく中で、ご本人の希望条件と実際の求人内容には認識のズレが判明。

まず、希望条件として大きなネックになったのが希望年収です。

監査法人では残業代も含まれるため、年収は一般事業会社と比較すると高くなっています。

もちろんポジションにもよりますが、監査法人から一般事業会社に転職する場合は、年収ダウンが想定されます。

それゆえに、予め生活設計の部分の見直しや、IPO準備企業に転職する理由を明確にしていく必要があります。

また、上場の可能性につきましても、確約することは出来ません。

事業内容や財務状況、主幹事証券や監査法人など様々な角度から情報提供をして可能性を探っていきますが、必ず上場するということは断言できません。

そのこともしっかりと認識した上で、活動をするようご説明しました。

また、マネージャーのポジションとはいっても、仕訳入力なども行うプレイングマネージャーなのか、もしくはレビューなどをメインで行うマネージャーなのかでも求人選びは変わってきます。

入社後の企業内での役割や入社後の部署の組織構成なども把握しておかなければなりません。

こうした認識のズレを無くし、リスクも理解した上で、求人情報をご案内しました。