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FP3級の資格を活かせる仕事って何?マルチに役立つFP3級の活用例を紹介!

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FP3級は幅広い金融リテラシーを身につけられるため、様々なキャリアパスに繋げられる資格です。

この記事では、FP3級の資格を活かせる仕事を具体的に紹介していきます。

FP3級の資格を通じて身につく能力・スキル

FP技能資格は、職業訓練を目的とした職業能力開発促進法の規定の規定に基づき日本FP協会が実施する国家検定試験です。

そのため、FP資格を取得すれば日常生活はもちろん、仕事にも活かせる知識が身につきます。

 

ここでは、FP3級に焦点をあてて、資格を通じて身につく能力・スキルを紹介していきます。

金融リテラシー

FP3級の資格を取得することで、金融リテラシーが身につきます。

金融リテラシーとは、金融や経済に関する知識や判断力のことを言います。

私たちが豊かに生きていくうえで、金融リテラシーの知識は欠かせません。

生活の基盤を確固たるものとし、生活を営んでいくためにはお金を上手に管理したり、注意深く使ったりすることが非常に重要です。

そのためには、適切にお金に関して判断できるようにする必要があります。

その判断の拠り所となるのが金融リテラシーです。

 

金融リテラシーがあれば、たとえば自分の収入と支出のバランスを考えたり(家計管理)、将来のためにお金を蓄えたり、投資をしたり(資産運用)、老後生活の計画を立てたり(老後設計)が適切にできるようになります。

 

次に、それぞれの項目についてさらに詳しく解説していきます。

家計管理

FP3級の資格を取得することで、家計管理の具体的な考え方を身につけることが可能です。

家計管理とは、豊かな生活を営むために、収入と支出のバランスを考えながら、生活の安定・向上を図る手段のことを言います。

具体的には、家計簿による毎日の支出の管理などが家計管理に該当します。

 

最近では、現金出納帳のような帳簿を利用しなくともスマホを利用して家計管理ができるようになっています。

家計管理は、豊かな生活を営むための基盤となるものです。

 

毎日の入出金を適切に管理し、貯蓄と消費のバランスをとりながら生活を維持できるようにしていくことが重要です。

資産運用

FP3級の資格を取得することで、家計管理に加えて資産運用の考え方の基礎も身につきます。

収入を得て計画的に貯蓄をすることも重要ですが、貯蓄だけでは必要な資金を確保できない可能性があります。

将来の必要な資金を確保するうえで、資産運用の考え方は非常に重要です。

 

2023年現在、NISA制度の改正が予定されており、政府も貯蓄から投資への動きを強めています。

資産運用を後押しするような各種制度の整備が進むなかで、これらを上手く活用しながら資産を運用し、将来に必要な資金を確保できるようにすることが重要です。

 

金融リテラシーの一つとして、資産運用のための知識を身に着けておけば、将来必要となる資金を確保するためにどうすればよいかがわかりますし、具体的な金融商品に関する理解も深まります。

老後設計

日本では、定年延長について盛んに議論されるようになっています。

その背景には少子高齢化があり、若い人が少なくなるなかで、労働力の確保が必要となっている現状があります。

60歳を超えてもまだまだ仕事で活躍できる人材が求められるなかで、その後の生活設計を適切に考えられるようになることは非常に重要です。

 

日本では医療保険制度が整っていることもあって、老後の期間も長くなっています。

老後も豊かな生活を送るためには、仕事をしている間にしっかりと老後設計を行い、老後に必要な資金を確保しておくことが重要です。

 

金融リテラシーの一つとして、老後設計のための知識を身に着けておけば老後資金を確保するために何をすればよいかがわかるようになり、iDeCoをはじめとする年金制度の活用方法などを理解できるようになります。

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FP3級の仕事での活かし方〜キャリアップを目指した活用方法〜

FP3級の資格は、仕事でも活用することができます。

FP3級の取得をきっかけに、金融に関わる仕事に就くケースも少なくありません。

 

ここでは、FP3級を仕事で活かすことを考えた場合に、どんな仕事で活かせるかについて説明していきます。

保険の窓口などで活かす!

保険の窓口など、金融商品を販売するうえで、FP3級の資格は非常に重要です。

FP3級の資格は、保険だけではなく資産設計や不動産、相続など金融周辺の専門知識を有している資格なので、取得しておくことで一人ひとり相談者の家計に寄り添った提案ができるようになります。

実際に生命保険会社などでは、担当者に資格取得を推奨しています。

融資相談などの際に活かす!

銀行などで、利用者の融資相談の際にもFP3級資格は役立てることができます。

FP3級資格を保有しておくことで、利用者の方が利用可能な範囲で返済シミュレーションを行いながら、融資の提案をできるようになります。

個人の家計相談に活かす!

近年では、独立したフィナンシャル・プランナーとして、家計相談に乗ることも増えてきています。

その意味で、FP3級を持っていれば総合的な家計の改善に取り組めるようになります。

家計を整えるうえでは、家計管理の知識はもちろん、資産運用や老後設計などについても利用者と一緒に考えなければなりません。

 

FP3級を取得しておくことで、一人ひとりの人生に寄り添った総合的な提案ができるようになります。

FP3級の資格を仕事に繋げる〜転職を目指した活用方法〜

FP3級の資格は金融リテラシーを身につけられる資格です。

資格を取得しておくことで、関連する資格の取得のきっかけになります。

 

以下では、FP3級をきっかけとして目指すことができる代表的な資格について紹介していきます。

税理士を目指す

FPの資格は、金融リテラシーを高めるきっかけをくれるものです。

金融リテラシーが高くなれば、人生において誰もが関わらざるを得ない税金について理解を深める必要があることに気づくでしょう。

それをきっかけとして、税理士の資格取得を目指すという人も少なくありません。

 

ただし、税理士資格の取得には時間がかかること、そのうえ、難易度も高いことから、FP級の取得から直接税理士資格の取得を目指すのは難しいと言えます。

したがって、まずはFPの上位級への合格を目指し、その後、税理士となるために日商簿記試験1級までステップアップしていくのが現実的なプランとなります。

中小企業診断士を目指す

FP3級を取得したのち、中小企業診断士を目指すのは非常に現実的なキャリアプランの一つです。

FPを取得する際に身に着けた金融リテラシーの知識は、中小企業が経営課題として直面しやすい資金繰りの問題、融資の問題にも活かせるものです。

FP資格取得後に中小企業診断士の取得を目指すのは、キャリアアップのための一つの重要なキャリアパスとなります。

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まとめ

FP3級を取得することで、金融リテラシーを身につけることができます。

FP3級はさらに上級のFP2級、FP1級を目指したり、税理士や中小企業診断士などの国家資格に結びつけることもできる資格です。

保険などの窓口での仕事や金融機関における窓口業務などでも活用できる資格であり、金融リテラシーは幅広い業種において役立つ知識と言えます。

 

したがって、FP3級の資格を取得しておけば、仕事の幅も広がると考えられるでしょう。

Profile レックスアドバイザーズ

公認会計士・税理士等の有資格者をはじめとする会計人材専門特化した人材紹介会社。
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