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経理の転職に実務経験はどのくらい必要か?
経理の転職では、専門性の高さから実務経験が重要になってきます。
実際にどのくらいあると、安心して転職活動ができるのでしょうか。
今回は、経理の転職に実務経験はどのくらい必要なのか、ご紹介していきます。
経理の転職で実務経験の重要性
経理の転職で、実務経験はとても重要です。
会計や税務に関する知識は、学べば直ぐに身につくわけではありません。
少しづつ実践的に覚えていく必要があるので、実務経験が大切なのです。
実務経験のある方は、有利に転職を進められることが期待できます。
経理の転職における実務経験の重要性を、3つに分けてご紹介していきます。
- 経理では経験者・即戦力の募集が多い
- 経理の求人情報でスキルについて見てみよう
- 経理の求人情報で経験について見てみよう
1つ1つ解説していきます。
経理では経験者・即戦力の募集が多い
経理では、事前知識が必要な専門性の高い業務が多いです。
実務経験がないと研修が必要となり、時間と費用がかかります。
企業側からすれば、できる限り削減していきたい部分です。
実務経験のある人材を獲得できれば、即戦力となることが期待できます。
そこで経理の求人では、実務経験が必須となっていることも少なくありません。
経理の求人情報でスキルについて見てみよう
経理の求人では、専門的なスキルが求められることも多いです。
一般的には、会計システムの利用やPCの基本操作ができなければなりません。
昨今の経理では、PCにより管理していくことが多いです。
基本的な操作ができなくては、仕事にならないことも考えられます。
実際の経理における求人情報で、スキルについて確認してみると良いでしょう。
経理の求人情報で経験について見てみよう
経理の求人では、スキルの他に経験が大切です。
経験としては、記帳などの定常業務だけではありません。
連結決算・税務調査、監査対応、IPO経験などの専門的な内容も考えられます。
自身の経験を活かせる求人を探していくことで、最適な会社に出会える可能性が高まります。
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経理の転職で必要な実務経験を年数別に見てみよう
経理の転職では、どのような実務経験があるのかが大切です。
経理としての年数が長いほど、求められる実務経験は高いレベルになってきます。
働いていた期間が長いからと言って、実際に業務を行えるとは限らないからです。
日常的に業務をこなして、スキルを身につけていくことが望ましいと言えます。
年数に応じて、どのような実務経験が求められてくるのか、4つに分けて説明していきます。
- 経理1~2年程度に必要な実務経験
- 経理3~5年程度に必要な実務経験
- 経理6~10年程度に必要な実務経験
- 経理10年以上に必要な実務経験
それぞれ解説していきます。
経理1~2年程度に必要な実務経験
経理1~2年程度に必要な実務経験としては、基本的な業務が多いです。
PCや会計システムの基本操作が求められてきます。
どのような会計システムの利用経験があるのか具体的に伝えることが大切です。
実務経験が少ないからと言って、臆することはありません。
自身の学んだ経験を活かして、積極的に相手企業に伝えていきましょう。
経理3~5年程度に必要な実務経験
経理3~5年程度に必要な実務経験としては、年次決算経験が大切です。
年次決算は、1年に1度しか経験できるチャンスがありません。
数年経験することで、少しずつ身についてくると言えます。
3~5年程度の経理における実務経験があれば、年次決算も問題なくこなせる状態になっておくのが望ましいです。
経理6~10年程度に必要な実務経験
経理6~10年程度に必要な実務経験としては、人材育成や専門業務です。
この年数の実務経験があると、一通りの経理業務を経験しています。
どのように部下に伝えて、連携を図っていくのかが大切です。
さらに、IPO経験などの専門的な実務経験をした場合には、その経験が転職で活きてくるかもしれません。
経理10年以上に必要な実務経験
経理10年以上に求められているのは、管理や報告業務です。
10年以上の実務経験があれば、経理業務について熟知している立場と言えます。
今までの知恵を活かして、経理部の管理を行いながら、経営層への的確な報告が求められます。
経営層より求められている情報を財務的視点で、的確に集計・報告できる能力は、経営に大きな影響を与えます。
転職先別に見る経理の実務経験
経理の転職と言っても、多種多様な転職があります。
企業がどのような人材を求めているのかにより決まってきます。
自身の実務経験と、企業が求めている実務経験が合致していることが望ましいです。
求人内容をよく読み、自身が行える業務か判断していく必要があります。
転職先別に見る経理の実務経験を、4つに分けて説明していきます。
- 上場企業が求める経理の実務経験
- 中小企業が求める経理の実務経験
- ベンチャー企業・IPO準備企業が求める経理の実務経験
- 外資系企業が求める経理の実務経験
順を追って解説していきましょう。
上場企業が求める経理の実務経験
上場企業では、より専門的な簿記や税務の知識を必要としています。
中小企業は必要のない取引も存在しているので、多様な会計処理を行わなくてはなりません。
また、上場企業では四半期決算や監査対応などの実務経験も大切になってくることに、留意しましょう。
中小企業が求める経理の実務経験
中小企業では、専門性の高い実務経験よりも、定常業務をいかに効率的に行ってきたのかが実務経験として必要です。
日次・月次・年次業務において、それぞれどのようなことに取り組んできたのかが鍵を握ります。
また、社内においてどのようにコミュニケーションを行ってきたのか、人員が少ないのを力としてどのように経理で勤務してきたのかが大切です。
ベンチャー企業・IPO準備企業が求める経理の実務経験
ベンチャー企業・IPO準備企業では、遅かれ早かれ上場を行うことが見込まれます。
上場会社になるためには、ガバナンス体制を構築していかなければなりません。
ストックオプション制度を進めていった経験なども、ベンチャー企業・IPO準備企業では大切になってきます。
外資系企業が求める経理の実務経験
外資系企業では、経理でも語学能力が大切です。
また、為替が関係してくる取引に関しては、専門的な会計処理をしなければなりません。
取得時レートや決算時レートなど、レートにより換算する必要がでてくるので、経理として専門的知識が必要です。
為替取引を会計処理していた実務経験なども、活きてくるでしょう。
まとめ
今回は、経理の転職に「実務経験」はどのくらい必要なのかご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
経理として転職する際には、専門性の高さから実務経験が大切です。
経理では即戦力となる人材を必要としているので、求人内容にある実務経験がある方は有利になります。
転職を行う際には、自身の経理としての経験を活かした転職を行うことで、スムーズな転職活動につながります。
また、実務経験が少ない場合でも、絶対にダメなわけではありません。
他に補える知識や経験、スキルがある場合には積極的にアピールしていくと良いでしょう。
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