公認会計士・税理士 キャリアアップ通信

転職成功ガイド

会計事務所の求人票でチェックすべきポイント

会計事務所や税理士法人は、現在とても活発に採用活動を行っています。

税理士の人数が減少し、税理士試験受験者数も右肩下がりであることから、若手からベテランまで、さまざまな層のニーズがあります。

転職活動をスタートし、応募先を決めるときに最初に見るのが求人票です。

求人票にはたくさんの情報が盛り込まれている重要なものですが、求人が多い時期はつい流し読みをしてしまうことがあります。

この記事では、求人票の情報の中で重点的にチェックすべきポイントをお伝えします。

会計事務所ならではのポイントもありますので、ぜひ参考にしてください。

 

【業務内容・事業内容】

業務内容は今回採用する人物が実際に行う業務のことです。

入社してすぐに担当する業務になりますので、現在ご自身がやりたいことや得意分野と合致しているかを確認しましょう。

苦手なことや未経験の仕事を任される会計事務所を選択してしまうと、ご自身の経験や強みを満足に発揮できません。

 

事業内容と事務所が行っているビジネスのことです。

業務内容とあわせて確認してほしいポイントです。

事業内容を見ると、入社してすぐの業務だけでなく、将来的に担当する業務、キャリアアップのイメージまで類推することができます。

例えば事業内容が「法人顧問・事業承継・M&A」と記載されていた場合、入社してすぐに担当するのが法人顧問業務であっても、希望により事業承継やM&Aなどのスポット業務に携わる可能性があります。

給与アップや昇進にもかかわってくることですので、面接時に入社後のキャリアアップについて質問すると良いでしょう。

 

【応募資格】

税理士・公認会計士などの資格、税理士科目合格の科目数、日商簿記検定について、英語スキル、事務所経験年数などが記載されています。

応募資格は、会計事務所が応募者に対して最低限求めているスキルや資格を表しています。

応募資格を満たしていない場合でも求人に応募することはでき、熱意やほかのスキルのアピールで採用される可能性はあります。

しかし、事務所が最低限求めている条件と考えると、採用の可能性はどうしても低くなります。

応募資格を無視して手当たり次第に応募すると、時間のロスになってしまったり、数年後の応募の可能性を閉ざしたりしてしまうこともあるので、興味や関心の高い会計事務所でなければ、エントリーは避けたほうが良いかもしれません。

 

【歓迎条件や求める人物像】

求人票に「歓迎条件」や「優遇条件」、「求める人物像」などの欄を設けていることがあります。

必須の条件ではないものの、会計事務所にとっては「ぜひ採用したい」という条件になります。

つまり歓迎条件や求める人物象に合致していれば、採用の可能性が高くなります。

面接時にアピールするポイントにもつながります。

 

【勤務時間・休日】

注意深くチェックするべき重要なポイントです。

会計事務所の場合、年間で業務の繁閑の差があります。決算や申告の重なる繁忙期はどうしても残業が多くなり、閑散期は毎日定時で業務終了というところもあります。

残業が発生することを見越して、繁閑の波に合わせて変形労働時間制を設定していたり、月によって土曜日や日曜日の出勤を設定していたりすることがあります。

また、最新の税法について学ぶため、月1回の土曜日を研修出勤としている会計事務所もまだ多くあります。

振替休日や代休の制度はあるのか、変形労働時間制の詳しい内容など、しっかりと確認しておきましょう。

不明な点は面接時に質問をし、疑問の残らないようにすることが大切です。

 

【給与や報酬制度】

これも重要なポイントです。

年収という大きな枠組みだけでなく、月毎の給与体系、手当なども確認することが必要です。

会計事務所は繁忙期に残業が発生することが多いことから、固定残業代を設定していることが多くあります。何時間分でいくらの金額なのか、超過分は支給されるかなどをチェックしましょう。

また、一部歩合制、インセンティブ支給を実施している場合もあります。入社してすぐは固定給制が多いですが、将来どうなるかも含めて確認が必要です。

さらに、資格手当についてもチェックしてください。

税理士や公認会計士の資格維持にかかる費用が事務所負担になっているかどうか、税理士試験科目合格者の場合は1科目ごとに手当が増えることもあります。

年収維持で転職できたと思ったら、資格手当が支給されないので結果としてダウンしてしまったという話を聞くことがありますので、忘れずに確認しましょう。

 

以上5つのポイントをご紹介しました。

もちろん、求人票にはほかにも勤務地や福利厚生などの記載があり、漏れなく確認をしてほしいのですが、多数の求人票がある場合は、ポイントを絞って比較すると良いでしょう。

比較して検討することで、それぞれの会計事務所の特徴が見えてきたり、自分のこだわりポイントがわかってきたりもします。

求人票のチェックは転職活動のスタートですから、ぜひご自身に合う会計事務所をさがしてみてください。

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