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公認内部監査人として転職する方法を徹底解説!勤務先やアピールポイント紹介

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転職を成功させるためには、ポイントを押さえた対策と採用担当者に響くアピールが欠かせません。

公認内部監査人として内部監査の仕事へ転職するためにも、それに適した対策が必要です。

 

この記事では、公認内部監査人の資格保有者が転職する方法について解説します。

勤務先の例やアピールするべきポイントなどを紹介するので、ぜひご覧ください。

公認内部監査人の概要と転職方法

まずは公認内部監査人の概要と、公認内部監査人に転職するための方法を解説します。

仕事内容や資格について正しい知識をつけることがスムーズな転職活動のためには欠かせません。

内部監査人として唯一の国際的な資格

公認内部監査人とは、内部監査人として唯一の国際的な資格です。

内部監査の重要性が認識され始めた近年において、内部監査に関する国際資格である公認内部監査人は非常に高い需要を持ちます。

内部監査は必ずしも資格が必要なわけではありません。

そのため知識やスキル次第で誰でも業務をおこなうことが可能ですが、やはり資格を持っている人のほうが信頼されやすいです。

資格によって高いスキルが証明された公認内部監査人は、精度が高く信頼性のある内部監査を実施すると考えられています。

そのため取引先や利害関係者に対して、自社の内部監査の正当性をアピールするためにも、内部監査が公認内部監査人によっておこなわれていると開示する企業も少なくありません。

公認内部監査人の資格詳細

公認内部監査人として転職するためには、まずは資格試験に合格する必要があります。

先述したとおり内部監査そのものには資格が必要ありませんが、知識の証明や信頼性の獲得を希望するのであれば、公認内部監査人の資格を取得するべきです。


公認内部監査人試験には、学歴や職歴に基づいた受験資格が存在します。

試験を受けるためには以下のいずれかを満たす必要があります。

 

  • 4年制大学を卒業している
  • 短大または高専卒で、かつ、5年以上の内部監査実務経験がある
  • 7年以上の内部監査実務経験がある

 

また試験に合格しても、2年以上の実務経験が必要です。

そのため試験に合格したからといってきなり公認内部監査人として資格を得られるわけではありません。

公認内部監査人として転職するのであれば、試験合格と経験の両方の要件が必要となります。

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公認内部監査人の転職先は?

公認内部監査人の資格を持つ人の転職先について紹介します。

せっかくの資格ですから、存分に活かせる転職先を選び、活躍をめざしてください。

国内のグローバル企業

公認内部監査人は内部監査の国際的な資格です。

そのため国内のグローバル企業において大いに役立ちます。

大規模な事業展開をしているグローバル企業において、内部監査の持つ役割は非常に大きいです。

内部監査を適切に実行しているか否かを重視する投資家や利害関係者は多く、企業側も内部監査の信頼性を高めるための努力を続けています。

たとえ上場していない場合であっても、世界各地で適切に事業がおこなわれているかを確認するために内部監査が必要です。

国際的な知識が求められる場面も多いため、国際資格の公認内部監査人の知識や能力が活きます。

 

国内のグローバル企業における公認内部監査人の需要はかなり高いです。

上場企業

上場企業における内部監査は資金調達や事業拡大などにつながるもので、非常に大きな意味を持ちます。

公認内部監査人は内部監査における公的な資格であり、内部監査に関する高い知識や能力を証明するため、各方面から強い信頼性を持っています。

先述したとおり、公認内部監査人によって内部監査がおこなわれたことを開示する企業も少なくありません。

スムーズな資金調達や理想的な事業拡大のためには、投資家からの信頼を得る必要があります。

 

公認内部監査人の資格所有者による内部監査は、適切な内部監査や健全な事業運営をアピールするために非常に効果的です。

投資家や利害関係者からの信頼を非常に大切にする上場企業において、公認内部監査人は非常に重宝される存在です。

監査法人や会計事務所なども需要有り

監査法人や会計事務所においても、公認内部監査人の需要があります。

お金の動きをチェック・記録するような内部監査的性格を持つ業務を多く担当するため、公認内部監査人の知識やスキルが活きるのです。

 

しかし、どうしても監査法人や会計事務所では公認会計士と税理士の資格が最重要となりますので、公認会計士や税理士資格と公認内部監査人のダブルライセンスを取得できるとより効果的でしょう。

 

会計に関する知識が問われるため、最低限日商簿記2級程度の能力は必要です。

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公認内部監査人が転職するときのアピールポイント

履歴書や職務経歴書などの応募書類や面接での自己PRは、自身をアピールできる絶好の場です。

公認内部監査人が転職するときに、応募書類や面接などでアピールするべきポイントを紹介します。

仕事で活かせるスキルや経験

公認内部監査人としての仕事で活かせるスキルや経験については必ずアピールするべきです。

業務での経験があれば職務経歴書になるべく詳細に記載、学生時代や業務外での経験であれば履歴書の志望動機や自己PR欄に記載すると良いでしょう。


公認内部監査人の資格を有している段階で、最低2年は実務経験があると証明できていますが、アピールとしては足りません。

自身をよりアピールするためには、資格からつかめる最低限の情報以上を伝える必要があるのです。

 

そのためスキルや経験について、実際のエピソードを混じえながらなるべく具体的に記載すると良いでしょう。

担当した企業の規模や、内部監査の業務における成果などを伝えられると効果的です。

公認内部監査人として成し遂げたい目標

志望動機や自己PRで、公認内部監査人として成し遂げたい目標についてもアピールできると良いでしょう。

公認内部監査人の資格を業務でどのように活かしたいか・企業において自分はどう活躍できるかなど、将来のビジョンや目標をなるべく明確にします。

ビジョンや目標が明確であるほど熱意が伝わりますし、企業側の望むビジョンと自身の将来性が一致すれば採用の可能性が高まります。

 

ただし、あまりにも曖昧で夢物語のような目標では逆効果になる可能性が高いです。

大きな目標を掲げるのは熱意を表すのに効果的ですが、実現可能性が低すぎるのはいけません。

 

実現の可能性が高く具体的にイメージできる範囲のものにしましょう。

まとめ

公認内部監査人は、投資家や利害関係者からの信頼を得たいと強く願う上場企業・綿密な監査や精査を必要とするグローバル企業においてかなり需要があります。

内部監査自体は資格を持たない人でもおこなえる業務ですが、能力を保証された公認内部監査人はやはり信頼度が高いです。

 

そのため公認内部監査人に内部監査を任せたいと考える企業は数多く存在します。

公認内部監査人の資格は、一定水準の知識と2年以上の内部監査の実務経験を持つ人に与えられるものです。

 

これにより知識と経験の両方を証明できます。


内部監査の仕事へ転職するにあたって、公認内部監査人の資格は非常に有利です。

資格や経験を最大限に活かせれば、きっと転職活動が上手くいくでしょう。

Profile レックスアドバイザーズ

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