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<注目Interview> ビジネスの真ん中を味わう
~日本の未来を変える会計士の仕事とは~

ペーパーロジック株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 横山 公一氏

ビジネス文書のデジタル化のソリューションを提供するペーパーロジック株式会社(以下ペーパーロジック)。日本の生産効率を変えるためには会計士の知見が不可欠だと語る、同社代表で公認会計士の横山氏に、仕事の魅力とビジネスマンとしての会計士の活躍について伺った。(インタビュアー REX村松)

 

会計士としてビジネスマンを目指す

・・・横山代表は青山綜合会計事務所の設立、ペーパーロジック立ち上げとゼロからイチをつくるご経験が多くあったと思いますが、いつからそうしたイメージをお持ちでしたか?

会計士を目指した時から、何か新しいことを自分で作りたい、事業を成し遂げたいと思っていました。親が自営業だったので、自分で事業をするということに潜在的に興味があったのかもしれません。大学の生協で弁護士、会計士、税理士という資格が目について、どれかを目指そうと思ったのですが、いつか自分でビジネスをしたいという気持ちがあったので会計士を選びました。

ちょうど僕が20歳くらいのときに「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」という本がベストセラーになりました。著者は元プライスウォーターハウスの会計士で、手腕をかわれて社長を任され、大金持ちのビジネスマンになっていくサクセスストーリー。その彼が、晩年息子に対して、人の付き合い方やビジネスの仕方を手紙にしたためた内容で、それを読んですごく感銘を受けました。その本で、会計士になってビジネスマンとして事業を起こすというキャリアもあるのだというのを知り、ますます自分の意思決定に自信が持てました。

会計士試験に受かった当初は、別の監査法人を選ぼうと思っていたのですが、トーマツのパートナーの方と食事にいって話を聞く中で、トーマツに惹かれました。トーマツに入所すればTS1(トータルサービス1部)の少数精鋭部署に配属だと聞いていたので、入ってすぐにいろいろな仕事を覚えられるということも魅力的でした。

・・・監査法人トーマツは31歳の時に退所したんですよね。

そうです。30歳になる頃、トーマツでいろいろと経験できたので次は法定監査やIPO支援ではなく違うことがやりたいと思っていました。TS1にいた当時、証券化・流動化をやるお客さんが2つ、3つと立て続けに出てきて、しかも全部自分が担当することになりました。会計士の中で証券化・流動化について詳しいのが僕だとなるとお客さんからの引き合いや紹介もいただくようになりやるなら顔と名前が売れた今だと思い金融特化型の青山綜合会計事務所を立ち上げました。

文書のデジタル化を進めるのは会計士

・・・なるほど。そこからペーパーロジックの設立まではどんな道筋でしたか?

ストラクチャード・ファイナンス特化型事務所の場合、お客さんは国内はもとより外資の金融機関や金融、不動産事業会社なんですよ。外から見ると尖っていて、周りからは最先端のことをやっていてかっこいいと言われていたのですが、実際は何をやっていたかというと「紙とはんこ」との戦いの日々でした。

1500のプロジェクトが動いていたのですが、1つのプロジェクトでSPCを2つ3つつくるんです。そうすると3000個以上のはんこを管理することになります。しかも1つのプロジェクトで契約書が1mくらい。1人で10~15案件担当するので、デスク周りは契約書だらけ。それを見ながらパソコンたたいて、指示を受けた書面を印刷して、はんこを押して、製本するというのがずっと続いていたんです。自分では最先端のことをやったつもりが、毎日「紙とはんこ」に追われる仕事をしている。我が国のビジネス文書のデジタル化の規制緩和は2000年付近からずっと行われており、このままではITにとってかわられてしまうという危機感がありました。何か効率化できないかと考えたときに、「紙とはんこ」でなくてもできることが結構あったんです。だったら1部門としてデジタル化をやってみよう、とペーパーロジックの前進となる会社を立ち上げたのが最初で今はペーパーロジックとして独立しています。

もともと持っていた会計事務所のプラットフォームは31歳の時には魅力的に見えたけど、ITの進化のスピードや日本の少子高齢化など構造的な問題を考えたら今後成り立たなくなる仕事だと思っていたので、会計士もITに携わらなければいけないなと思ってやっていく中で、デジタル化のビジネスに魅力を感じるようになりました。

「紙とはんこ」をデジタル化するビジネスは、最低でも5兆円くらいマーケットがあると言われています。まだどの会社も取り切れていません。一見するとITサービスなので、IT会社がやればいいかと言えばそういうものでもありません。紙保存を義務付けている法律は300近くあって、それぞれ保存期限も文書によって5年7年10年など決まっていますよね。しかもそれはデジタル化の波により大きく規制緩和されている。規制緩和されているとはいえ、そこには法的保存要件が法律毎に存在します。こうした背景をIT会社はつかめていないんです。法律の整理整頓とビジネス文書の社内、社外での流れを、内部統制を意識しながらやってきた士業は会計士なんです。だからデジタル化を進めていく上で会計士の知見が必要なんです。会計士がやらないと日本のデジタル化は動いていかないと思ってのめり込んでいきました

日本自体はデジタル化が遅れていますよね。「紙とはんこ」をこんなに使っている国は他にありません。2000年続いてきたこの紙とハンコの歴史を変える。そうなればおそらく会計士の仕事はもっと限定されていくと思いますが、それでもこれを取り組むべきは会計士だという使命を持ってやっています。

「ビジネス」の中でのポジション

・・・監査法人、会計事務所、事業会社、それぞれで働き方や考え方に違いはありますか?

これは監査法人にいた頃に感じていたことですが、企業がビジネスのメインプレイヤーとした場合、あくまで私個人の感想ですが、会計士は端っこにいて、帳簿見て監査報告書を出すといったどちらかというと補助的な立場であると感じていました。会計士はいろいろな知識を得て、いろいろな業種業態のお客さんと話をしてノウハウもあるのに、ビジネスの世界になると主役からは外れてしまう。監査や税務となると頼りにされるのに、それは悔しいとずっと思っていました。

金融特化型の事務所で証券化・流動化の仕事では、ビジネスの輪の中にいる感覚はありました。何百憶、何千億の仕組みをつくる人に意見を求められるってすごくワクワクしますよ。ビジネスの輪の内側に一歩入った気がしましたし、そうしたらもっともっと輪の中心に入っていきたいと思いましたし、ビジネスのど真ん中で活躍したいという気持ちがありました。今はまさにど真ん中だと思いますよ。今めちゃくちゃ楽しい!

・・・横山代表がキャリアを築く中で大事にしてきたことはありますか。

ご縁ですかね。今52歳ですが、これまで戸惑うことやこれはだめだと思うこともたくさんありました。でも結果的に過去があったから今に繋がっているんだということはよく感じます。昔は親しくなかった人がある状況で助けてくれたり、仕事で結ばれたり。そう考えると自分の力はすごくちっぽけだとわかるんですよね。30歳前半は自分が一番だと思っていたけど(笑)、それがどんどん薄れてきて今は人のご縁を強く感じたりします。だからなんでも一生懸命にやる、手を抜いているとそれを必ず見ている人がいて、後々自分に跳ね返ってくるんですよね。

若い会計士の方にビジネスの真ん中を味わってほしい

・・・会計士がペーパーロジックで働くことの魅力を教えてください。

日本の生産効率を変えるには諸外国に大きく水を開けられたDX(デジタルトランスフォーメーション)を早急に推し進めなければいけません。まさに今が重要で、最初の一歩、ビジネス文書のデジタル化をやるのは会計士がうってつけだと思っています。僕は今の仕事に会計士としての誇りややりがいをすごく感じているし、若い会計士の皆さんにも味わって欲しい

日本は電子化が遅れているとは言え、20年前から規制緩和がはじまり、政府が啓蒙をしたり、働き方改革の波があって、今年の5月にはデジタルファースト法が施行されました。企業も動きがでてきて、この半年から1年のニーズは劇的に増えています。内部統制を意識し業務フローのコンサルティングをしながら、デジタル化を一緒に考えていく。知見がないとできないし、その業種のことを知らないとできません。法整備が得意で、内部統制、業務フローの改善も得意。デジタルに置き換える注意点も知っている、これは会計士の強みですよね。

・・・ITが苦手だという会計士の方でも活躍できますか。

スマホを使える人だったらOKです。実際にITアレルギーだと言っていた人も今は活躍していますよ。会計士の知見を活かして働きたい方、日本を変えていきたいという気概のある方、ビジネスマンとして活躍したい方と一緒に働けたら嬉しいです。

 
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<募集中の求人>
ポジション名:内部統制コンサルタント(公認会計士)

 

ペーパーロジック株式会社   https://paperlogic.co.jp/

代表取締役社長 兼 CEO 横山 公一(公認会計士・税理士)

経理・総務・法務の領域で、法律で原本保管を義務付ける書類を完全にペーパーレス化(紙原本廃棄)するクラウドソリューションを提供。

設立: 2011年4月27日
●本社:〒141-0022東京都品川区東五反田一丁目6番3号 いちご東五反田ビル3階

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