「備えあれば憂いなし」という言葉は、税理士の転職にも当てはまります。
きたる2021年 税理士転職シーズンに備えるため、2020年を振り返ってみましょう。
2020年はコロナ渦もあり税理士試験の実施も心配されましたが、12月18日(金)に税理士試験の合格発表が無事行われました。
すでに来年に向けて動き出している方もいらっしゃることでしょう。
晴れて官報合格となり、税理士登録ができるようになった方は、税理士としての今後のキャリアについて改めて考える機会も増えているのではないでしょうか。
税理士の一番多い転職先は「会計事務所・税理士法人」です。
税理士登録ができるようになると、「独立」を本格的に考え始める方もいらっしゃいますが、専門的スキルを身に付けるために、まずは新天地を求めることが多くあります。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大が本格化した4月~5月に会計事務所の採用活動が一旦中止、延期となることもあり、会計事務所への転職決定数が例年と比較して伸び悩みました。
そして、徐々に採用活動が再開した6月~8月に一気に転職決定が増えたことが分かります。
とはいえ、事業会社と比較すると、会計事務所はコロナ渦でも比較的活発に採用活動を行っていました。大手税理士法人が採用活動を鈍化させた一方、中堅・個人の会計事務所は今がチャンスと捉え、オンライン面接も導入するなどし、優秀な人材確保に積極的でした。
転職活動時期ですが、例年1月~3月は確定申告のため、現在の就業先である会計事務所も忙しく、お客様の対応に追われます。
税理士試験合格発表を経て1月~3月に転職する方も一定数いますが、多くは確定申告明け3月~4月に転職相談を行い、転職活動をスタート。応募先を選定、面接を経て、3月決算の落ち着いた7月~9月の入社が一般的です。
今年はかつてない状況に、会計事務所に勤務していた方々は様々な変更に対応しており、例年よりも転職活動時期が遅く、7月に一気に増えたことが分かります。
2021年もコロナ渦における転職活動・採用活動は継続するものと思われます。
最近では、会計事務所でも在宅・リモートワークが導入されたこともあり、以前よりも一人で仕事の完結できる会計事務所経験者、税理士の需要は高まっています。
転職理由は、年収アップ、業務内容の変更、労働環境の改善、在宅勤務の積極導入有無など様々ですが、会計事務所経験者、税理士の売り手市場は続くでしょう。
繁忙期が始まる前に、まずは転職市場・動向や、どういった求人があるのかなど、まずは情報収集から始めることをおすすめします。
1年はあっという間に過ぎてしまいます。
税理士のキャリアサポートに強いキャリアアドバイザーより、個別にて情報提供させていただきます。
現時点で転職の意志が固まっていないという方も情報収集にお気軽にご相談ください。
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